No.208951

漆黒の狂戦士と薄幸の魔王<決戦・9>

流狼人さん

もう少しで退院・・・できるかなぁ。

2011-03-30 21:40:30 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:1772   閲覧ユーザー数:1703

「チィ!」

と舌打ちしながらも敵を薙ぐ蘭。

 

「おらーー!!」

と獲物を振り回す霞。

 

この二人で今、董卓軍の先陣を持ち堪えている状態であった。

 

恋は、聖羽・音々音と共に袁紹軍本陣に突貫していた。

 

馬嵯禍も奮戦しているものの、宿木の呪いで宝具を無効化されてしまい矢や槍も突き刺さるようになり、泗水関のように暴れる事が出来ず中軍の矢盾状態であった

 

 

其処に

 

「うおぉぉぉぉぉぉ!」「りゃぁぁぁぁぁ!!」と気合一閃。文醜の大剣が・顔良の大鎚が二人に襲いかかった。

 

「しゃらくさい!」と振り向き様一閃で霞は文醜に襲いかかった・・・が、

 

「なめんな!」と一閃を大剣の腹で受け止め、余裕の出来た右腕で霞の腹を強打し落馬させたのであった。

 

「霞!!「余裕が有るのですか?」・・・んな!!がは!!」

 

と蘭もまた顔良の鎚で体を叩かれ落馬してしまったのだった。

 

 

「?!っぐ!」と蘭はすぐに立ち上がったが鎚と落馬の影響で肋骨が何本か折れ、左腕が肩から脱臼していたものの直に右腕で左肩と左腕に力を入れ応急処置を施したが、どう見ても戦力ダウンが目に見えていた。

 

「ここまでですね。降伏するか、自害するか。どちらかを選んでは?」と顔良が説いた。

 

無論答えは、

 

「否、ここで貴様を倒し袁紹の首を取る。あそこで戦うクレスの為にも、ここで倒れるわけにはいかん!!」

 

「なら、平伏しなさい。この地を這いずり、董卓の御印を挙げるその時まで。」

 

片や歴史上、江東の虎・孫文台を打ち破り連合の猛者達を一蹴した関西の雄。

 

片や正史にて、徐晃、張遼と魏の五大将の二人に圧勝した北袁の将。

 

討ち取るはずの軍神はこの世に無く、彼女らの無双を止められる兵もおらず。

 

唯、見守る他が無かった。

 

 

一方、合肥の騎神ともう一人の北袁の将の戦いは圧倒だった。・・・文醜の。

 

「ジャマやーーー!!」

 

「ほいっと。へへっ、騎馬戦じゃあたいの負けだったが!!」

 

「うぐ!」

 

「歩兵戦だったら、あたいが上だーー!!」

 

北方の騎馬民族出身の両者。しかし、士官先が違った。董卓軍は騎馬民族の多い西涼が故に騎馬戦に力を入れていた。

 

だが、袁紹軍は名族として名を馳せているが、実際将の殆どが顔良・文醜、そして留守を預かる淳于瓊、甥の高幹といった人以外実力があっても利を優先したり、袁紹に媚びたりと二流ので有るが故に、騎馬だけでなく歩戦・弓戦といろいろな事を経験せざるを得なかったのだ。

 

が、ここにきてその地道な経験が報われる時が来たのだった。

 

 

「くそったれが。あの袁紹だから将もあれかなと思っといたが・・・予想が外れッスギや!!」

 

「へっへっへ。どうするよ、降伏するならあたいが進めてあげるよ。断るんなら、この文醜様の武勇伝の一つにしてやるよ。」

 

「っはは、冗談は大概にしい。そう言うならそっちが降伏せい。今だったら顔拳一発で許したるで。」

 

「出来ないねぇ・・・「なら。」」

 

 

ッザ!

 

「「死ね(や)ーー!!」」

 

 

戦いは中盤に進む。

 

最近血溜まりスケッチこと魔法少女まどかマギカに嵌ってます。このDVDは必ずそろえようと思ってます。ただあの三話と十話はすごい。流石虚淵玄先生。テラ凄し!恋姫もあの人が描いたら・・・ゾックゾクする!!また次回会いましょう!!

 

 


 
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