最強の武 最凶の武
第二話『それぞれの武』
一刀「愛、こっちはできたよ」
愛「は~い、一刀君さすがです。あの千尋が自慢するだけありますねぇ~」
一刀「自慢?千尋さん何か言ってたの?」
愛「はい、一刀君は自慢の弟子、いいえ、息子とも言ってましたよ~?」
一刀「千尋さん・・・」
愛「はい、これで終わり。さぁ運びましょう、恋ちゃんがおなかすかせて待ってますから」
一刀「はい」
大量の料理を侍女たちと共に運ぶ
愛「さぁではいただきましょうか」
恋「・・・いただきます」
ちなみに呂布こと恋の真名はあの騒動の後預けられた
愛「千尋が言っていた一刀君の手作り料理・・・凄く興味ありますね」
一刀「そんなに期待されても・・・普通の味ですよ?」
恋「・・・?」
一刀「どうしたの?首かしげて」
恋「これ・・・何?」
恋の視線の先には・・・茶色い塊が
一刀「ああ、ごめん切ってなかったな・・・待っててな」
俺は厨房に行き、小型のナイフを持ってきた
一刀「愛、とってくれ」
愛「は~い♪」
皆興味があるらしくじーっと俺の手元にあるコレを見てる
『ザッザクッ・・・ジュワ~』
一刀「はい、下味はつけたけど、足りなかったらこれをかけて」
とタレと共に恋に渡す
恋「・・・・(サクッサクッ)おいしい」
一刀「よかった」
愛「いいなぁ・・・恋ちゃん、あーん」
恋「・・ん」
よほど気に入ったのか愛が雛のように口をあけて、しばらくたってから一切れ愛の口へ
愛「おっおいひい!かふとくんこれはなんですか?」
一刀「トンカツですよ」
愛「(ごっくん)とんかつ?聞いたことがない料理ですね」
一刀「まぁこの時代にはないものですからね」
愛「で・・・ではこれは・・・?魚だとは思いますが」
一刀「刺身ですよ・・・たまたま市場で見つけて買ったものですから、これをこの汁(醤油)につけて・・・はい」
愛「あ~ん・・・初めて生で食べましたが美味しいものですね」
恋「お義母さん、ずるい。恋も」
一刀「はいはい、あーん」
恋「あーん・・・おいしい」
一刀「よかった(笑顔)」
陳宮「恋殿これもどうですか?」
更紗「いやいや、こちらはどうです?」
陳宮「高順、邪魔するなです!」
更紗「何を邪魔をしているのはお前であろうが!」
恋に料理を差し出しながらいがみ合う二人
恋「ご飯は愉しい・・・皆で食べればもっと・・・」
その日の夜
一刀「千尋さん・・・俺、頑張るよ」
一人中庭で夜空を見ながら師で母親代わりに育ててくれた千尋に誓うように決意を新たにする
恋「・・・・一刀?」
一刀「恋か・・・どうしたの?」
恋「・・・散歩」
一刀「そっか・・・ねぇ、恋」
恋「・・・・?」
一刀「俺は強くなれるかな?」
恋「・・・・わからない」
一刀「わからないか・・・・何のために力を得るか」
恋「・・・恋は・・・恋の家族を守るため」
一刀「それは強そうだな・・・・俺は何のために・・・」
恋「・・・・一刀、迷ってる」
一刀「・・・・そうだね」
恋「・・・・一刀は優しい」
一刀「そんなことないよ」
恋「ううん、優しい。恋はわかる・・・それに一刀はお日様見たくぽかぽかする」
一刀「千尋さんも同じこと言っていたな」
恋「・・・ねむい」
一刀「あはは、部屋まで送るよ・・・ありがとう、恋」
恋「・・・・?」
二人が室内に行くの見ている者がいた
愛「・・・・気がつかなかったですね、恋ちゃんにはばれてると思いますが」
愛「何のために力を得る・・・か」
愛「人それぞれ違う理由があるのですよ、一刀君」
愛「一刀君には一刀君の、恋ちゃんには恋ちゃんの・・・そして私には私の」
愛「明日、教えてあげますね。一刀君」
愛「さぁ、皆起きてください」
恋「・・・・ねむい」
愛「あらあら、一刀君に見られますよ」
恋「・・・・おきた」
愛(やはり恋ちゃんも一刀君のことを・・・)「はい、では一緒に一刀君を起こしに行きましょうか」
恋「・・・・(コクリ)」
『コンコン』
愛「一刀く~ん、朝ですよ・・・・」
恋「綺麗」
一刀君に与えた部屋はその・・・随分使われてない部屋でして
はっきり言って寝ることができればいいほうだったのですが・・・・
一刀「はぁ~~~」
部屋は綺麗に片付いており、一刀君は既に起きてて・・・・
一刀「すぅ・・・はぁ~」
ゆっくり体を動かしてます、ただそれだけなのに・・・
恋「綺麗」
愛「そうですね、恋ちゃん」
一刀君の体から暖かい光が・・・
アレは一体なんなのでしょうか
一刀「ふぅ・・・・え?愛に恋なにしてるの?」
愛「起こしにきたんですよ~・・・それより今のアレはなんですか?」
一刀「おまじない」
恋「おまじない?」
一刀「そう、今日も一日良い日でありますようにって」
恋「・・・恋もやる」
一刀「今日の分は終わったから、また明日ね」
恋「わかった」
愛「ところで、一刀君」
一刀「はい?」
愛「今朝のアレは誰に教えてもらったのですか?」
一刀「千尋さんからです、アレをやると落ちついて物事に取り組めるので」
愛「そうですか・・・(アレが氣と言うものなのでようか)」
恋「・・・一刀、恋もできる?」
一刀「あはは、どうだろうね。俺も教えてもらうほうだったからね」
恋「朝の一刀、綺麗だった」
一刀「ありがとう、恋」
愛「では、今日の動きですが・・・恋ちゃんは食べながら聞いて」
恋「・・・(こくり)」
愛「一刀君と陳宮ちゃんは私と一緒に午前中は政務、恋ちゃんと更紗ちゃんは警邏ね」
愛「お昼ごはんたべたら、皆中庭に集合、いいわね?」
恋「・・・(こくり)」
一刀「はい」
陳宮「了解ですぞ」
更紗「御意」
執務室
愛「それじゃぁ・・・・一刀君は千尋のところに居たから簡単なものはできるわよね?」
一刀「はい」
愛「陳宮ちゃんは・・・最も簡単なものから始めましょうか」
陳宮「ねねを見くびらないでほしいのですぞ」
愛「私自身貴方たちがどの程度できるかわからないから、不満もあるとおもうけど、すこし我慢してね」
陳宮「それならばしかたないですな」
一刀「あはは」
愛「それじゃぁ・・・・始めましょうか」
・・・・・・
・・・・・
・・・
・・
陳宮「う~ん」
カラカラ・・・・サラサラ・・・・コトン
陳宮「こうでもなくて・・・・これもちがう・・・・」
カラカラ・・・・
愛「ふぅ・・・すこし休憩しましょうか」
陳宮「いい提案ですな」
愛「うふふ、一刀君もすこしは苦戦してるかしら・・・・?」
一刀「・・・・」
愛「一刀君?」
一刀「・・・・(カキカキ)」
愛「一刀?」
一刀「・・・・・ふぅ、えっと・・・どうしたの?」
愛「あのね、一刀君」
一刀「はい?」
愛「机の上に何も乗ってないのはどうゆうことなのかな?」
一刀「どうって・・・今書いたのが渡された最後の案件だけど?もしかして、まずかった?」
愛「ううん、そうじゃないの・・・そう、一刀君は終わっちゃったのか」
愛(私の手違いで結構判断が難しい案件が一刀君に渡っちゃったけど・・・)
一刀「それより・・・休憩?」
愛「え?ああ、そうね・・・さぁ今お茶を入れるわ「俺がやるよ・・・座ってて」そう?」
スタスタを一刀君はお茶を入れる準備をしてるけど・・・・
愛「陳宮ちゃんはどのくらい進んだかな?」
陳宮「はッ半分くらい進んだですぞ」
愛「そうなのね(最初の案件で止まっていたことわからないと思ってるのかしら?)」
一刀「どうぞ『コトン』」
愛「ありがとう・・いい匂い」
愛「えっと・・・それで、一刀君は終わらせたっていってたわね、えっと・・・」
一刀「えっと、愛。質問いいかな?」
愛「え?あっはい」
一刀「例えば・・・一の村と二の村から作物を治めてもらっている、ところが一の村では雨があまり降らず、作物が例年の半分になってしまった、一の村は地主に年貢を負けてほしいと頼みに行った」
愛「うんうん、それで?」
一刀「地主はどう判断つけるべきなのかなって・・・愛ならどうする?」
愛「えっと・・・そうね・・・・(これって今あがってきてる案件じゃない)」
一刀「俺個人の考えなら、一も二もその年は半分にする、それでもダメならその年の年貢は無。代わりに地主が手伝ってほしい仕事に無給金で手を貸してもらうって考えるのだけれど・・・」
愛「一だけではなく二もですか?」
一刀「一だけだと贔屓してると思われて、二は手を抜きそうだからね」
愛「なるほど・・・」
一刀「民は村、村は街、街は国」
愛「国は大陸ですね」
一刀「うん」
陳宮「何を言っているのかさっぱりですぞ!」
愛「陳宮ちゃんもいずれわかるわ(一刀君、貴方は一体何者なの)」
愛「では、始めるけど・・・・一刀君、陳宮チャン以外はそれなりに力は持っているわね?」
恋「・・・(コク)」
更紗「はい」
愛「陳旧ちゃんは軍師希望だから見てるだけね、一刀君」
一刀「はい」
愛「好きな武器を持って構えてみて」
一刀「はい・・・その、恋」
恋「・・・?」
一刀「その戟かしてくれないか?」
恋「・・・いい、はい」
一刀「ありがとう・・・『ジャキンッ!』」
愛「まさか一刀君も戟を使うなんてね・・・いいわ、なら私に切りかかってきなさい」
一刀「やぁぁぁぁあ」
『ブオン』
愛「遅い!(くっ!刃が何重にも見える)」
一刀「はぁ・・・はぁぁぁ!」
愛「見え見えよ(くっ、まただ)」
一刀「ぐぁぁぁ!」
愛「なれない戟を振り回していればそうなるわね・・・・恋ちゃん?」
恋「一刀」
一刀「恋」
恋「・・・大丈夫?」
一刀「ああ、大丈夫だよ・・・」
恋「お義母さん」
愛「わかったわ・・・恋ちゃん、一刀君をお願いね」
恋「・・・・わかった」
愛「千尋・・・・あの子は凄いわ・・・・」
愛「何のために力をつけるのかは、まだわからない・・・けど、きっと恋ちゃんと並ぶほどの力はつけさせるわ・・・・」
愛「そして・・・恋ちゃんの旦那さんに・・・・」
おまけ
千尋「はぁ・・・一刀が愛の元に行ってまだ半月か・・・」
千尋「元気でやってるかしら・・・・病気になってないかしら・・・・」
千尋「ああ、心配だわ・・・よし」
千尋「私も行ってみよう!」
千尋「劉備や公孫賛なんてどうでもいいわ、私には一刀が必要なんだから!」
あとがき
題名と内容があっていません
ご了承ください
にしても年上キラースマイルつけたら凄いことに・・・
はい、今回一刀の性能が垣間見えました
知はまぁ・・・やたら高いです、知は風なみと言ってますがある意味政治に特化しております
現在は
その代わり武はいまいちです
一刀の武器は将来的には双戟にする予定です
本人は知りませんがかなりの量の氣を持ってます
愛との試合ではその潜在能力によって刃が二重三重とダブって見えておりまして
鍛えれば予測不可能の攻撃が可能です
最後に今現在陳宮と更紗は空気です
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ほのぼの書きましょう
殺伐は結構しんどいので