始まりはいつも唐突に。それは物語であれ、人生であれ、言えること。自分がこの世界に飛び込んだのは、一つの物語に影響を受けたことに他ならない。そして今では、同じ物語を題材にした物語を創造し、想像する人達。仲間、同志、どう呼べばいいのかは分からないが……。とにかく、同じ物語を支持しているのは確かである。
「クサイな……」
自分の考えた出だしに対して、そう呟(つぶや)いたのは、レンズの上側にフレームの付いた紺色の眼鏡をかけた十代くらいの青年。髪の色は青色で、少々くせ毛が目立っている。眼の色は濃い茶色。服装は、占い師の様な白装束を纏っていた。
「自分で言うのか」
すかさず突っ込みを入れたのは、これまた十代くらいの青年。髪は黒色でポニーテールの様な髪型をしており、男性にしてはなかなかの美髪である。目はツリ目で、眼光は少し鋭いという印象を受ける。彼の腰には刀二本が挿してあり、服装はなぜか聖フランチェスカ学園の男子制服である。
「まあ、なんと言うか自分の考えた台詞でもその場の勢いでやっちゃって、後で黒歴史(ダーク・クロニクル)になりかねないんですよね。」
「本当にありそう……」
青い髪の青年の発言に対して、不安げな声を漏らした金髪女性。瞳は紅色で、黒色のリボンが特徴的である。外見からは、お淑(しと)やかな印象を受ける容姿をしている。服装は、青い髪の青年と同じく白装束を着ている。
「ところで、一つ疑問なんだが……」
「どうしましたか?戦国さん」
聖フランチェスカ学園の制服を着た青年。青い髪の青年に戦国と呼ばれた人が、いかにも疑問を持っているかのような顔を金髪女性に向けた。青い髪の青年も、それに倣い金髪女性に目を向ける。当の本人は、自分になぜ視線が向かっているのか分からない、と言う風に首を少し傾(かし)げている。
「なぜ、ほわちゃーなマリアさんは女性なんだ」
「……お気に召しませんでしたか?」
「そう言う意味じゃなくてだな……」
戦国の疑問に対して、ずれた答えを出したほわちゃーなマリアと呼ばれた女性。戦国はすぐさま、次の疑問を投げかけた。
「本人は、男性のはずでは?」
「ここでは、仮の姿。イメージです。クリエイターとして集まってるだけなので別に性別とか、年齢とかは、関係ありませんよ。」
戦国の疑問に対して、今度はちゃんとした答えを出したのは、青い髪の青年。
「それに、私自信が望んだ事ですから」
すぐさま、ほわちゃーなマリアが補足するように付け加える。
「例えるなら、モン〇ンで現実では男性だけど女性キャラでプレイしてるみたいな感じです」
「なんか違う気がするが」
「まあ、簡単に言うとイメージですから男性に変えることもできますし、動物にだってなれますからね。戦国さんだって、ご自分の物語に出てくる登場人物まんまじゃないですか」
「確かにな」
つまりは、物語の戦国ではなく、クリエイターとしての戦国と言う事である。姿、形は同じでも中身が違うと言うこと。逆を言えば、それ以外分からない訳なのだが。
「BLUE。もう一つ、質問なんだが」
「はい、何でしょう?」
「あれも、本人が望んだイメージなのか」
先程からの青い髪の青年、BLUEと呼ばれた者が戦国の視線を辿り自分の背後を向く。ほわちゃーなマリアも、二人に釣られるようにして二人の視線を追った。視線の先の者を見てBLUEは、戦国の質問の意図を理解し静かに頷いた。
「ええ、一応そう言う事になります」
三人の視線の先には、とりあえず濃い二人組がいた。
「ふん!ふん!ふん!」
「87、88、89」
一人は、アロハにタンクトップ、ジーンズにサングラスと言う格好をしていた。そして、髪は黒髪の短髪で角刈りの様な髪型をしている。筋肉があり、逞しいという印象を受ける。その人は、なぜか腕立て伏せをしていた。また、その男の背中の上では別の男が乗っており、腕立て伏せのカウントをしていた。カウントをしている男は、黒色のモヒカン頭、鳶色の瞳と眼鏡をかけていた。
「……あの、分かりやすくて良いと思いますよ?」
「マリアさん、疑問符付いてますよ」
すかさず、BLUEが突っ込みを入れた。
「確かに見ている人達には分かりやすいですし、印象にも残りますからね。それに、戦国さんみたいに自分の登場キャラであるなど、それぞれ特徴があれば区別もつきます」
「そう言う意味では、別にいいのか」
「まあ、そう言う事ですね」
そう言った後、BLUEは別の方向に視線を向ける。
「牙狼sayさんも、うたまるさんも分かりやすいですし。関平さんに関しては某無双するシリーズ4に出てくる関平とほとんど一緒ですしね。」
BLUEの視線の先には、紺のスーツ、靴は同色の皮靴、金縁の眼鏡と左腕に、狼を象った手甲を装備、髪型は長髪のポニテ、瞳は真紅の三十代後半くらいの男性。そして、その男性の頭上に乗っかる黄色の丸い猫。本当に某無双に出てくるような容姿をしているのが、関平なのだろう。三人?は談笑しているようである。
「こうして見ると、皆さん本当にイメージが濃いなあ」
BLUEは、今ここにいるクリエイター達に一通り目を向けると素直な感想を漏らした。
「どうかしたのか?」
先程、腕立てをしていたアロハにタンクトップの男が尋ねてきた。
「皆、キャラが濃いなと言う話だよ。ジョージさん」
戦国にジョージと呼ばれた男は、周りを見た後、そうだな。と、一言漏らしたあと。
「あまり気にするな」
と言って、豪快に笑った。
「ジョージさん、なんだか濡れてません?」
そんな彼に対しおずおずと、ほわちゃーなマリアが質問する。確かに彼女の言う通り、彼のタンクトップは濡れている。と言うか、全体的に雫がある。先程、彼の行っていた行為から理由は分かっているだろう。
「ああ、汗だな」
「だろうな」
本人が認めた後、やっぱりと言う表情をしながら言う戦国。
「取りあえず、着替えましょう。まず、アイシングですね」
「すまんな」
そう言って、ジョージは服で汗を拭きながらBLUEがアイシングする物を取りに戻るのを待つ。数十秒後、彼が何かを持ってきた。なぜか、銃の様な形をしていた。
「では、アイシングしますね」
「おう」
それをジョージに向け、引き金の様なものを引くと……。
ブオオオオオオオオオオオオ!
そんな音を出しながら、冷風と言うか、弱めのブリザードが先から放出された。数秒も当たっていると汗は乾いたと言うより、少し凍ってる。
「BLUEさん、やり過ぎじゃないかしら」
ほわちゃーなマリアは、苦笑いしながら言う。
「すみません、ジョージさん」
「なんてことは無い」
そう言って、ジョージは少し凍った汗を払う。
「着替える必要なくなったからな」
そう彼は、豪快な事を言ってのけた。
「どうやら、何人かおるようじゃな」
「むっ!?」
そんな他愛もないやり取りをしているの中、一人の巨漢が現れた。BLUEはその姿を確認すると銃の様なものをすぐさま巨漢に向け、何のためらいもなく引き金を引く。バシュウ!バシュウ!と言う、さっきとは違う音が鳴り、ジョージさんに向けたのとは比にならない強力なブリザードの塊が巨漢を直撃。腕組をしたまま巨漢は凍った。が、巨漢の後ろにいた三人?とモヒカン頭の男性に流れ弾ならぬ、流れブリザードが掠めて行った。
「冷た!?」「に"ゃあああああ!?」「あ、神龍昇天刀が氷塊の中に……」「危ない、俺のモヒカンが凍るところだった」
四者四様の驚きよう。
「危ない、危ない」
「すみません、牙狼sayさん。褌筋肉が見えまして、つい条件反射が……」
丸猫のうたまるさんをさすりながら、牙狼sayは筋肉の入った氷塊を見た。と言うか、その場にいた全員がその氷塊に注目し一言。
『なら仕方がない』
素晴らしい対応である。
「それじゃあ、丁重に元の外史に戻しましょうか。砂のお城さん、手伝ってくださいます?」
「はいはい、女性の頼みとあらば喜んで」
モヒカン頭――砂のお城が揉み手で、氷塊とほわちゃーなマリアの傍に近づく。
「いや、ほわちゃーなマリアさん実際男性だから。その内誰か忘れるんじゃないか?」
「戦国さん、細かい事は気にしちゃダメですよ。ジョージさん、この氷塊の中にある自分の武器取り出したいんで壊して貰えます?」
「関平さん、お安い御用だ」
「さすがは、ウィンターフューリー。有名な某FPSゲームのあるモードで活躍するだけの事はあります」
「ヌコは寒さに弱いんだぞ」
「大丈夫ですかうたまるさん?あ、少し毛が凍ってる」
ワイワイと騒がしくなり、ほわちゃーなマリアと砂のお城が氷塊を押して行く。現在彼らのいる場所は、何も無いただただ白く、馬鹿みたいに広い建物の中と思しき場所。その何もない白い場所に、一つ、切り取られたかのような色のある景色が揺らいでいる。それは、縦に少し長い楕円形であり白い空間の中では異様な存在感を醸し出しており、氷塊の向かう先でもある。巨漢が凍った場所から、それほどは遠くは無い。せいぜい、5メートルぐらいだろう。氷と言う事もあって、文字通り滑るようにしてスムーズに二メートルに到達したあたり、氷塊に変化が表れた。
「?この氷塊動いてない?」
砂のお城がそう言って、手を止める。ほわちゃーなマリアも押すのを止め、氷塊の中を見る。出来れば見たくないが。
「みたいね……」
氷塊の中が蠢いてることを確認しすぐに。
「早く、返しましょう。リリースです。リリース」
砂のお城がそう言い、二人がすぐさま氷塊を推そうとした瞬間……。
「ぬっっふーーーーーーーーーーーーーん!!」
雄叫びと共に、氷塊が割れた。散り散りになって飛んでいく氷。
「ぎゃああああああああああああああああああああ!?」
「いやあああああああああああああああああ!!!?」
チリチリと響く二人の悲鳴。当然視線は集まる。
「……凍って、30秒も経ってませんよ」
そう呟く、BLUE。巨漢の体は何故か湯気が立っていた。
「まったく、出会い頭にこの仕打ちとは、あまりに酷いでは―――」
「砂のお城、マリアさん、早く逃げろ!」
巨漢が話している途中に、大声を張り上げる牙狼say。その表情は、真剣そのもの。
「どうしたんです。sayさん?」
あまりの豹変ぶりに、思わず関平は尋ねる。
「どうしたもなにも、皆はあいつの恐ろしさを知らないのか!?」
「いや、皆十二分に知ってます」
「俺なんて、チョコみたくねっとり味わられたんだぞ!」
「それ、sayさんの墓穴です」
「お主らは人の話を聞かんのか?」
牙狼sayとBLUEのやりとりの中、今度は巨漢が話に割って入ってきた。褌の巨漢の名前は卑弥呼。漢女道と言う何かしらの流派に属しており、謎の巫女を自称するマッチョなオカマ。かくしてその実態は――――。
「説明いらないですね」
「なぜ省くんじゃ!?」
「恋姫と言う外史を知っているから、ここにいる訳です。別に今更、人物の説明をする必要はないでしょう?そもそも、説明は一言で済みますよ。マッチョなオカマで」
「オカマではない、漢女(おとめ)じゃ。そんなことより、お主ら二人はいつまで腰を抜かしておるんだ?」
卑弥呼が雄叫びを上げながら氷塊を破った時に、尻もちを突いたままだった砂のお城とほわちゃーなマリア。
「氷塊から黒光りの筋肉が出てきたら驚くだろう……普通」
「なんじゃ、砂のお城殿は儂に興味があるのか?ならば、色々教えてしんぜよう。今宵、二人で熱く語り合おうではないか」
誰もそんな話はしていない。
「まずいな。砂のお城、その辺りは危険だからスリップストリームで脱出するんだ!」
「戦国さん、無茶言うなし!」
今にも卑弥呼は、砂のお城を城だけに攻城せんとばかりの体勢である。
「まあ、落ち着け。俺に良い考えがある」
「ジョージさん、フラグっぽく聞こえるんですけど」
関平が突っ込むが、しかし、本人はその突っ込みに構わず考えを実行する。
「あ、戦国さんの後ろ、デレ桂花によるメイド奉仕の外史」
「スリップストリーーーーーーーーーーム!!」
砂のお城が、ジョージの一言で戦国に一目散に駆けて行く。そして、あまりの速さに空気との摩擦熱で砂のお城のモヒカンが着火!
「チェッカー・フラッグ!」
10メートル先の戦国の元に辿り着く。
「はやッ!と言うか、モヒカン燃えてる!?」
すぐさま、戦国は砂のお城のモヒカンの火を鎮火。それを見ていたBLUEは、一人のパイオツニアを思い浮かべたと言う。
しばらくして、ゴタゴタな状況から脱出。
「取りあえず、落ち着いて深呼吸だ」
「ジョージさん、誰も取り乱してませんよ。砂のお城さんのモヒカンが燃えた時はどうしようかと思いましたけど」
明るい口調でそう言う、牙狼say。現在は、全員で白い円卓を囲み白い椅子に座っている状況である。
「ほんと、スキンヘッドは勘弁ですよ」
「意外と似合ってたりしてな」
砂のお城の発言に冗談めかして言う、戦国。他のみんなも微笑する。
「ところで卑弥呼さんがここにいる理由は、誰か御存じない?」
ほわちゃーなマリアが本題を切り出す。が、誰もが首を横に振る。
「誰か逢瀬に呼んだとか(ちょw)」
「それでは、ご本人から要件を聞きましょうか」
ほわちゃーなマリアがそう言った事を皮切りに、関平の言ったことは一同、華麗にスルーした。理由はあまりに笑えないからである。二重の意味で。そんな中、うたまるが円卓の上を歩き関平の元へ。そして、彼の手に自分の足をぽんぽんと叩くと。
「ドンマイですにゃ」
そう一言。余計虚しさを感じたであろう。
「儂はここに一つの警告をしに来た」
創造者の全員が椅子に座る中、一人立ったまま説明をしだす卑弥呼。全員、椅子を向け注目する。
「お主らは、左慈と于吉のことは知っておろう?」
その卑弥呼の言葉に全員肯定を示す。恋姫†無双と言う、一つの物語。オリジナルの中でも一番最初の物語であり、今では正史の物語となっている。でなければ、今現在でも多くの物語が創造され、外史となる訳がない。于吉が言っていた運否天賦は、物語の住人にとっては、我々が天の様なものであり、物語が続くかどうかは自分たちの意思一つで決まると言う事だったのではなかろうか。つまりは自分たちに、物語を続かせるかどうかという選択肢を与えられたと言うことである。結果として、いくつもの物語が同時進行している形を保っており、廃れる気配は訪れてはいない。ある意味、一刀は大きな勝利を手にしているのではないかとすら思う。東方と言う物語には負けるだろうが、それでも正史に深く根付いているのは確かである。そして、物語の否定を望んでいた左慈と于吉の意に反して、物語は肯定された。それで、終わったかのように思われたが。
「で、御二人がまた動き始めたと」
「ほう、よく分かったの」
「察しがつきますよ。彼らは元々、外史を否定するために生まれた存在ですから」
淡々と言う、BLUE。だが、それは悲しい存在でもある。否定することでしか、自らの存在を表現できないのだから。
「だけど、今更彼らがどう行動したところでこの物語は揺らがないんじゃあ……」
「関平さんの言う通りだ」
戦国が関平の言葉に同意すると、周りのみんなも同意の意味を込めて頷いた。
「しかし、正史の方では少々不満が出てきてるそうじゃが」
「萌将伝のことですかにゃ?」
うたまるさんがそう言う。萌将伝――原作、恋姫シリーズの三番目の作品。色々と問題があったため正史では不満の声が募ったのである。
「そうじゃ、それに奴らが便乗し、同志を集めているそうじゃ」
「確かに、正史の人間の何人かはあちら側に行っててもおかしくはないな」
「まさしく、ジョージ殿の言う通り。いつになるかは分からぬが、左慈と于吉が自らの役割をもう一度遂行するかも知れぬ。一応、その連絡のために儂はだぁりんとの往診を
切り上げて来たと言う訳じゃ。はぁ、良いオノコとはなかなか熱く語り合えんもんじゃのう」
欲求不満そうな卑弥呼の一言に、全員引いた。
「全員、警戒態勢」
牙狼sayの一言に、ほわちゃーなマリアとうたまるを除き全員の体に力が入る。
「イメージが女性でよかったわ……」
「ヌコでよかった」
「俺、イメージ変えようかな」
「関平さん、ダメです。贄が減りますから」
「砂のお城さんが、何気に怖いこと言ってる……。牙、人型…出来ればイケメンな男性になってくれ」
『我は、まだ死にたくない』
牙狼sayが自分の左腕の狼を象った手甲に話しかける。すると、返事をした。
「大丈夫です、漢女に対するオチは砂のお城さんが担当なので」
「本当か、BLUE?」
「多分、そう…なるはず……」
戦国の問いかけに若干、吃(ども)るBLUE。
「何を話しておるんじゃ?儂はそろそろ、だぁりんの元へ帰るぞ」
卑弥呼本人がそう言ったことで、男子全員がほっ、と胸を撫で下ろした。
「ところで、誰か儂の滾りを鎮めるのを手伝ってくれんかの。いやはや、良いオノコがここにはおり過ぎて、些(いささ)か儂自身では対処―――」
「散!!」
牙狼sayがそう言うと、素早くログアウトした。
「え?あるぇ~?」
砂のお城とほわちゃーなマリア、そして、そのほわちゃーなマリアの膝の上に乗っているうたまるを残して。
「なんじゃ、皆用事でもあったのかの。では砂のお城殿手伝ってくだされ」
「いや、俺ノーマル!アッー!に興味は――――」
「なに、儂がじっくりとレクチャーして進ぜよう」
「誰もそんな心配は、してない!!お約束か!?この理不尽さは、お約束なのか!?」
喚き散らしながらも逃げようとするが、卑弥呼にぐわしと、襟首を掴まれる。そして、そのままズルズルと引きずられる。抵抗は、あまり効果なし。向かう先は、変なオーラを漂わせる切り取られたかのように揺らめく一つの景色。
「ほわちゃーなマリアさん、うたまるさん、ヘールプ!!」
二人、と言うか一人と一匹は手を振っている。
「チクショーーーーーー!!」
砂のお城の悲痛な叫びが卑弥呼と向こうの景色に消えた時、全員が戻ってきた。
「砂のお城さん、貴方の事は忘れません」
「ジョージさんあれは、帰ってくるでしょ」
「関平さん、分かってはいるが少し言ってみたかった」
何となく分かる、その気持ち。
「さて、物語の創造に戻りましょうか」
牙狼sayがそう言うと、皆それぞれの部屋に戻っていく。BLUEの見る先には円卓の上に切り取られた一つの景色。映るのは北郷一刀と、恋姫達の笑顔。
「ほいじゃあ、始めますかね」
私、蒼(あおい)は外史の創造を始めた。
~あとがき~
参加して下さった
牙狼sayさん
うたまるさん
ほわちゃーなマリアさん
ジョージさん
戦国さん
関平さん
そして、今回の勇者である砂のお城さん
誠にありがとうございました。
なんか、一部キャラの扱いが酷くないかと言うご意見は、作者にまで。カオスだなと自分自身思います。あと、台詞の頻度がバラバラなのもご容赦ください。
それと、参加して下さった皆様はこれからもちょくちょく出てきますんで、そのつもりで。なお、楽しそうだなと思われた方は途中参加も可能ですので奮ってご応募ください。ただ、全員を参加させるのはきついので、何人か選んでという形になりますが……。それと本編は、次回以降になりますんで現代入りは次の次くらいになりそうです。あと、今回ニトロ+のスマガネタが入ってます。それに当てはめた砂のお城さん、すみません。変な役回りで…。
さてさて、どうしたものやら……それにしても、キャラを掴むって難しいねえ。あ、参加してくれた方々で、なんかキャラが違うと思われた方は是非とも言って下さい。それと、最後の蒼(あおい)は私、BLUEのクリエイター時のペンネームです。BLUE=蒼だと思って下さいです。それでは、皆さんまた次回。
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これには、作者の独自解釈が含まれてるので注意して下さい。
それと、砂のお城さんゴメンナサイ。