No.203927

真・恋姫†無双~治癒の力を持つ者~ 第03章1節 RELOADED

Lynxさん

4章突入前に拠点(?)らしきものです。
前回ちょっとまだ仲が悪そうだったので・・・
一刀と二人の間の中を少し和らげようとしました

コメント、指摘、なんでもウェルカムです!

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2011-02-26 20:59:37 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:3824   閲覧ユーザー数:3224

注意!

 

 

これは真・恋姫†無双を基にした2次創作です。

 

一刀はか・な・りのチート性能です。主人公は頼れる存在が良いと思いましたので。

 

 

<追加情報>

 

これは以前の真・恋姫†無双~治癒の力を持つ者~が個人的にあまりにも文法的に最低だと思ったので、少し書き直したものです。もし、前回の作品を読んだ方は、このリメイクの作品の感想、読み易かった、読み辛かった等、コメントなどいただければ助かります!

 

Alright, hope you enjoy this story!

 

 

―――― 早朝、庭 ――――

 

VIEW: 一刀

 

「.......................」

 

 

俺は早朝木陰で瞑想を行いつつ、これからのことを考えていた

 

 

「(雪蓮達は本当に良い人達だな・・・こんな得体も知れない俺を厚く迎え入れてくれた。雪蓮達の話によると、これから乱世が始まる・・・俺の記憶が正しければ、最初は確か黄巾党だったな。必ず沢山の人が傷つくだろう・・・それを俺は治せるのか?)

 

迷っていた。俺の治癒力は今の時代にはもってこいの代物だろう。だが俺自身が経験した幼少時のトラウマのせいで多少抵抗がある。情け無い話だが、小さい頃にできた傷というのはどうも忘れずらい・・・頭で解決しようにも、自然的に体が拒絶反応をだすからだ

 

「(まぁ、天の御遣いって肩書きのお陰で、多分妖術使い呼ばわりはされないと思うけど?とりあえずは使わざるを得ない時になるまで伏せておこう・・・)ん?」

 

少し肩の上に重みが掛かった。目を開け、肩に目をやるとそこには小さな小鳥が乗っていた。そして間も無く、リスや他の小動物が俺の周りを囲んでいた

 

「なんだ、お前達も瞑想するのか?」

 

冗談気味に離しかけ、一番近い肩の上の小鳥を指で撫でてあげると、気持ち良さそうに俺の指へ体重を預けてくれた。

ははっ、かわいいな。他の皆も俺の頭、足や太ももなどに陣取り、幸せそうにしている・・・他の人達も、この子達の様に俺の事好きでいてくれたらいいのに・・・

 

とりあえず怖がられる、怖がれないは別として、俺は雪蓮達を支えよう。今、呉の民達が必要なのは俺のくだらないトラウマよりも大切は幸せと平穏だからな・・・

 

それにしても、さっきから二つの視線が・・・この氣は・・・はぁ、まだ認めてくれないのかな・・・

 

俺は先程からこちらに向けてる視線の方向へ振り向き―――

 

「そこで隠れてないで、二人ともこっちに来て話そうよ」

 

VIEW END

 

 

「そこで隠れてないで、二人ともこっちに来て話そうよ」

 

 

一刀がそう述べた直後、茂みからガサガサと二人が出てきて、自分の正体を見せた・・・

 

そこには驚きを隠せない蓮華と、不可解な表情を表す思春がいた。少しの間沈黙が流れたが、それを断ち切ったのは思春だった

 

 

 

「...どうして我々の気配が分かった」

「俺自身、気配や氣とかにちょっと敏感でね・・・この子達も君たちの存在に気づいてたし」

 

 

一刀は笑顔で自分の肩や頭やらにいる小鳥達を撫でていた。その光景が珍しいのか、あるいは羨ましいのか蓮華がこちらへ来て小鳥へ手を伸ばす

 

 

「やけに動物に好かれているのだな。それに逃げない鳥なんて初めてみるぞ(バサバサッ)―――あっ!?」

 

 

蓮華が触れようとする瞬間、小鳥は避けるようにもう片方の肩へ移る。こんな可愛い小鳥に拒否されたのがショックなのか、少し肩を落とす蓮華。それを見た一刀は少し苦笑しながらフォローする―――

 

 

「あ~、何故か俺以外に触れられるとこの子達って拒絶しちゃうんだよね。多分、これが出来るのは俺の『氣』の性質だからみたい。だからそんながっかりしないで蓮華?」

「なっ!?が、がっかりなどしておらん!///////////」

「蓮華様、そんな顔を赤くして否定しても、説得力がありません」

「し、思春!あなたまで///////////」

 

 

自分の従者にツッコまれ、みるみる赤くなる蓮華

 

―――思春・・・容赦ないね

 

そこに一刀は蓮華に助け舟をだす

 

 

「あ~、蓮華もこの子達に触れたい?」

「べ、別にそこまで触りたいとは思っておらん!ただ、出来たらそれはそれで嬉しいとは思うぞ//////」

「そっか、ならちょっと手を俺に差し出してくれる?」

「・・・・・?何をしたいのだ?」

 

 

意味がわからず、手を恐る恐る差し出す蓮華。一刀はその手をそっと自分の手で握り締める

 

 

「な、なっなななな!?/////////」

「しっ!ジッとしてて!」

「////////////////////////////////////////~~~~~~~っ」

「もう少しだから」

「な、何がもう少し・・・・っ!?」

 

 

手を握られている所から、蓮華は急に暖かい感情に包まれた・・・それはこの握られた一刀の手から伝わっているのを感じ、その正体は彼の『氣』だと気づくのに時間は掛からなかった

 

 

「こ、この感じはお前の氣なのか?一体これで何を(パタパタ)―――え?」

 

 

まったく理解できなかった蓮華に、さっき拒絶した小鳥が急に彼女の肩へ留まった

いきなりの出来事で驚きを隠せない蓮華に、一刀はニッコリと微笑み答える―――

 

 

「手を握ったほうが、俺の氣を分け易いんだ。俺の氣を纏った人は、この子達も心を許すからね。何でだろう?オレの氣は動物達が好きになるような、匂いみたいな物でも有るのかな?」

 

 

ハハッと笑う一刀だが、蓮華にとっては今の状況を理解するのに精一杯だったので、笑えなかった

 

 

「(何だっていうのこの『氣』は?暖かい・・・まるで昔母様に抱きしめてもらった感じ・・・以前に祭が言ってたわ、『氣とは、その持ち主の性格を写したものである・・・』と。 これが北郷の『氣』・・・か。すごいわね、本当にさっきまで触らしてくれたかった小鳥達が何も無かったように私に触れてくれているわ)」

 

 

ようやく状況の整理が少しできて冷静になった所、自分に触れている小鳥達を目一杯堪能することにした―――

 

 

VIEW: 思春

 

蓮華様のあの笑顔――――

 

呉が袁術の客将になって以来、あそこまで幸せな顔したことは無かった・・・

王の家臣達の私たちが成し得なかった事を、こいつはいとも簡単にやってのけた

 

そして、私が何よりも驚いたのはあいつが蓮華様の手を握った後の出来事だ。手を握る際、殺気や他の邪な気配はしなかったので静観していたが、問題はそこじゃなくその後だ。『氣』をあそこまで楽々と扱えるものなのか?否、私は幾度無く鍛錬に励み、『氣』を操ろうとがんばった。でもどんなにがんばろうと無理だった

 

黄蓋殿が以前言ってくれた。「儂でも氣を完全に操ることは出来んからの・・・じゃが儂はちょっとやそこらの敵将じゃ負けん。一騎当千の将は皆『氣』を持っておる。ただ無意識に使っているだけで、自身が使っておると気づいておらんじゃろう。じゃが、もしそれを操れるようになったら、とんでもなく強くなれるということは確かじゃがな」

 

そう、氣は鍛錬すれば己自身に使える程度ならほぼ誰でもできる、という簡単なものでは無いと言っていた。氣を扱えるのはごく一部。それだけでも一角の将になれるぐらいの資質があるもの。しかし、その自分の氣を相手に送り込み、一時的な放出ではなく、その

相手に留めるという行為には莫大な氣とそれを成し遂げる操作する技術が必要..氣の熟練者の黄蓋殿さえそれは出来ない。仮に出来ても、ほんの一瞬しか留められないだろう...

 

それを息一つ乱さずやってのけるこいつは・・・

 

まぁ、いい。これからこいつの事を知っていけばいいのだ。とりあえず、蓮華様の本当の笑顔を戻してくれたことについては認めよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

北郷一刀・・・・不思議な奴だ・・・・

 

VIEW END

 

 

蓮華が動物達と触れ合って少し時間がたった後、一刀が再び口を開ける

 

 

「それじゃ、そろそろ止めるけど、手を離していいかい?」

「...っえ? あ、ああ、もう大丈夫だ」

 

 

少し残念そうな顔をするが、さすがに我侭は言えないだろう・・・一刀は気の放出をやめ、その途端に動物は蓮華から離れすぐ一刀にくっついた。その光景を見て蓮華は少し残念そうになるが、貴重な経験をさせてくれた彼には感謝の念しかなかった

 

 

「北郷、貴重な体験だった。感謝する」

「ん?いいよいいよ、これぐらい問題ないさ。また触れ合いたかったら言ってね」

「あ、あぁ。感謝する///////」

「それで、こんな朝早く庭で何をしていたんだ?」

「うむ、冥琳があちらの方で軍議を行うらしい、お前を呼んでこいと思春が頼まれてな。私はただの付き合いだ」

「そうだったんだ、わざわざ呼んでくれてありがとう!行ってくるよ。またね蓮華、思春!」

 

体を起こし、動物達にまたね、と言う。そしたら一刀の言葉が分かったのか、小鳥達は飛び立ち、動物達は元のいた場所へ帰っていく。そして一刀は二人に別れを告げ、冥琳のいる場所へ移動する・・・

 

 

 

一方残された二人は―――

 

「...ねぇ、思春」

「何でしょうか蓮華様」

「私は、初めてあやつと会った時に犯した自分の行動が恥ずかしい」

「蓮華様は悪くありません、自分の姉の真名を知らない輩が呼べば、当然かと」

 

 

決して彼女の行動が悪いというわけでは無い。真名とは、そして王の真名とはそこまで大切なことだからだ。しかし、一刀という器と触れ合ってしまった以上、早計な行動に蓮華は少し後悔しているのだろう・・・

 

 

「ふふ、ありがとう...でもいいのよ。あなたも感じだでしょう?彼の氣を...」

「......」

「私はあそこまで安心する気持ちになるなんて母様以来・・・いや、むしろ初めてと言っていいほど安らいだわ・・・袁術の下で客将なんてしている孫呉の立場なのに、ここまで気持ちが晴れたのは初めてよ・・・そんな心優しい氣を持っている彼に、あんな行動を取った自分が愚かに思える・・・」

「蓮華様・・・」

 

「あなたはどうなの?彼の印象は」

「・・・正直、驚いてます。あそこまで『氣』を上手く操れる人は生まれて初めて見ました。故に、あやつは一角の将、あるいはそれ以上でしょう。悪い『氣』は持ってないと分かるので、呉で迎え入れるということを認めざるを得ないでしょう」

 

 

穏やか笑みを作り、思春は彼が去っていった方を見つめた

 

「へぇー、思春が男についてそこまで言うなんて。彼に惚れちゃった?」

「なっ!?お戯れを...そんなはずないでしょう」

「顔を赤くしてそんな事言っても説得力無いわよ?」

「・・・・蓮華様!あちらで孫策様が北郷に抱きついてます!」

「な、なんですって!?」

 

 

 

蓮華はすぐ振り向くが誰もいない。振り返すと、思春がそばから消えていた

 

 

蓮「思春、そんな照れ隠しなんて初めてね...でも君主の私を騙した挙句逃げたってのはちょっと許せないわね・・・フフフ、ユックリオハナシガヒツヨウネ...フフフフ」

 

 

ダークネス蓮華は目覚めつつあった・・・・・・

 

 

余談だが、その翌日笑顔の蓮華を城で見かけ、そして思春は何かに怯えたようにビクビクと城を見廻っているのを見かけた・・・・・・

 

 

どうも、田舎モンのLynxです。

 

では第3章1節のリメイクです。

なるべく早く更新しようと思いますので、気長にまっててください。体調をまた壊さない程度にがんばります。

 

いかがでしたか?蓮華と思春が一刀と少し打ち解け合うシーンを作らせていただきました

 

コメント、メッセージなど大歓迎です!ってむしろ書いてください。一人一人のコメント楽しみにしています。

 

これからオリジナル要素がどんどん入ると思いますので、お許しください(汗

 

それでは、I’ll see you next time!

 

 

 

 

 

 

 

英語と日本語の狭間でポツリ...Janglish Time!

 

この間、知り合いのパーティーのお誘いでカジノ行きました!

 

ブラックジャックとポーカーをしてました。かなり楽しいですね。

 

負けたか儲かったか・・・それは ひ・み・つ♪

 

日本にもカジノがあればいいのですが・・・何とかならないのですかねぇ~

 

 

では、アデュー

 


 
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