No.203249

病姫無双 十字旗と共に 24

護衛さん

やっと終わらせることができるかな?

2011-02-23 02:53:55 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:5798   閲覧ユーザー数:4503

兵糧・・・なし

残り兵力・・・・わずか

士気・・・・絶望的

しかし其の目には光が・・・

「・・・・降伏はしないのか」

「当たり前ですわ!私を誰だとお思いに!?」

「そうか・・・恋?」

「・・・大丈夫・・・月たち無事」

「そうか・・・雪蓮」

「なぁに?一刀」

「俺はこれ以上無駄に命を散らしたくないのだけど・・・・」

「そうね・・・劉備、曹操貴方たちはどうかしら?」

「負けてもいないうちに貴方に下れというの?」

「わ・・・私は・・・」

「しゅ・・・春蘭!なぜ貴方がその男のそばにいるのかしら?」

「華琳様・・・私は・・・」

「星ちゃん!?」

「劉備様・・・あきらめなされよ」

「どうして・・・・そんなこというの?」

「さぁ・・・なぜでしょうか・・・」

「星!お前我らを・・・桃香様を裏切ったのか!?」

「裏切ったなど・・・人聞きの悪い、私のやりは正義と共にある・・・前にいったではないか」

「ならばなぜだ!?其の男に正義はないぞ!「誰が決める!?」何!?」

「誰が正義と・・・誰が悪と決める!?」

「それは・・・」

「春蘭!冗談はやめなさい!」

「華琳様・・・冗談ではありません」

「あなた・・・北郷一刀と言ったわね・・・あなた私の春蘭に何をしたの!?」

「何も」

「嘘言いなさい!ならばなぜ春蘭が私を裏切るの!?」

「一刀は何も嘘いってないわよ・・・・ただ価値観が変わっただけ、そうでしょ?夏侯惇、趙雲」

「ああ」「はい」

「蒲公英!お前までどうしたんだ!?一体」

「ごめんね、お姉さま・・・私ご主人様と一緒に行く・・・おば様によろしくね」

「何を言っているんだよ!?一緒に帰るんだろ!?」

「ごめんなさい・・・お姉さま」

「何があったっていうんだよ・・・・蒲公英」

「桃香もそろそろあきらめたらどうだ?」

「そうですよ・・・袁紹さんももうやめませんか?」

「白蓮ちゃん!」

「斗詩!」

「どうして・・・白蓮ちゃんもそっち側にいるの?」

「どうしてって言われてもな・・・器を見てしまったからな・・・」

「器?」

「ああ、アイツの器だな・・・私なんか到底できないようなことをしてる・・・それに・・・」

「それに?」

「私はアイツのそばで・・・見てみたい・・・この乱世といわれる時代がどうなるのか・・・」

「白蓮ちゃん」

「だから、桃香・・・・がんばれよ」

「・・・うん」

「斗詩~よかった無事だったんだな!心配したぜぇ~」

「・・・・ないで」

「斗詩?」

「・・・ばないで!」

「どうしたんだよ~斗詩~?」

「気安く呼ばないで!」

「え?え!?」

「気安く・・・人の名を呼ばないで!文醜!」

「どうしたんだよ・・・・斗詩」

「ご主人様に与えられた名が穢れてしまう・・・・私は貴方を許すことができない!」

『はぁぁぁ!』

「ちょっと!?どうしたんだよ!斗詩!「気安く呼ぶなぁぁぁぁ!」くっ」

突然始まる斗詩と文醜の戦闘

「あたいは戦いたくない!」

「貴方が戦いたくなくとも・・・・私は戦う!」

本来ならば彼女らの実力は五分五分・・・いや、すこしばかり文醜がまさるが・・・

文醜は戦いたくないと嘆き

斗詩は殺気を佩びながら襲い掛かる

「ぐっ!と・・・とし・・・どうしたんだよ」

必死に攻撃を受け止めながら彼女は友に問う・・・しかし、返事はない

ただ聞こえるは許さないという言葉だけ

『ゴキッ!』と鈍い音がして文醜は後方に吹き飛ばされる

試合であったなら既に勝負はついていた・・・だが、此処は戦場・・討つか討たれるでしか終わりはない

ゆらりゆらり音もなく文醜に近づく斗詩

そして彼女は自らの武器を掲げ・・・・振り下ろす

「斗詩!」

『ガコッ!』

「斗詩・・・やりすぎだ」

「ですが・・・一刀様!」

「斗詩」

「は・・・はい・・・判りました・・・・ですから嫌いにならないでください・・・」

戦場で場違いの雰囲気を漂わせる二人だが回りは動けない・・・・

飛将軍と呼ばれた恋ですら膝を突かないようにするのに精一杯だった・・・ならば他の者たちはどうだろうか?

その場にいた軍師たちは気を失い、武将たちもまた辛そうな顔をしていた

ただ一刀と雪蓮を除いて

「今この時を持って・・・連合軍は存在しないとする!」

一刀から発せられる連合消滅の大号令

袁紹は悔しそうに・・・

劉備は悲しそうに

馬超は怒り

しかし・・・曹操だけは目を光らせ・・・うれしそうに笑っていた

そもそも連合が洛陽に攻め入ろうとしていたがシスイ関で手間取っている間に董卓及びカクは既に洛陽には居らず・・帝もまた居ないというのが・・・反董卓連合崩壊後

半年後に知らされた

そして新たな時代の幕開け・・・

諸侯群雄の時代へ

おまけ

はりまえ「ここ・・・ドコだよ」

はりまえ「ん?・・・なんだあの犬みたいな物は・・・」

ヒトヤ犬「フヒーヒ」

はりまえ「うわぁ、きもっ」

ヒトヤ犬「失礼だな・・・君は」

はりまえ「そりゃあんな泣き声普通しないだろ」

ヒトヤ犬「ふむ・・なるほどな」

一刀「おーい、二人ともこんなところにいたのか」

はりまえ「呼んでおいてそれはないだろ?」

一刀「ああ、すまない・・・だけど準備は終わったからいこうか」

ヒトヤ犬「どこにだ?」

一刀「ささやかな宴だ・・・・おーい、みんなぁ!」

『いらっしゃいませ!はりまえ様、ヒトヤ犬様』

一刀「楽しんでいってくれ・・・・はりまえ、ヒトヤ犬」

三国統一大宴会!この日だけは何もかもが許される・・・モチロン性行為も・・・・

主催・・・一刀

参加人数・・・測定不能

参加条件・・・この大陸に居ること

一刀「すべての乙女たちと忘れられない思い出を・・・・」

友情出演・・・・はりまえ、ヒトヤ犬

一刀「さぁ・・・行こうか」

「にゃ~」

またまた居た・・・・うたまる


 
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