真・恋姫†無双~赤龍伝~第32話「赤斗と曹操」
その部屋には、一つの寝台がおいてあった。
寝台には、寿春城から鴉によって連れ去られた赤斗が眠っていた。
赤斗「んんっ、痛ーー」
赤斗は目を覚ますと同時に、頭を押さえた。
頭痛が酷い。まるで、鉄の棒で頭の中をかき回されたようだった。
赤斗「何だろ。何でこんなに頭が痛いだ?……それに」
赤斗は自分の刀も、着ていたはずの服がないことに気付く。
その時、部屋の扉が開かれた。
?「気がつかれたんですね♪」
そう言って、部屋に入ってきたのは、緑の髪に青いリボンをつけた少女だった。
青いリボンの少女「具合はどうですか?」
赤斗「いや、えーと、君……だれ?」
青いリボンの少女「あ、私は典韋です♪ 何か食べたいものとかありませんか?」
赤斗「……ごめん。今は食べれそうにないな」
頭痛が酷く、食事をとる気分にはなれなかった。
典韋「そうですか」
典韋は少し残念そうな顔になる。
赤斗「あのさ、ごめん。ちょっといいかな?」
典韋「はい。何でしょうか?」
赤斗「ここは何処かな? 南陽じゃないよね?」
典韋「え? いえ、ここは…」
?「ここは、許昌よ!」
よく通る声とともに、新たな人物が部屋に入ってきた。
典韋「あっ、華琳様!」
部屋に入ってきたのは、反董卓連合の軍議で会った曹操と夏候淵。それに夏候淵によく似た黒髪の女性だった。
曹操「ご苦労だったわね。流琉」
典韋「はい!」
流琉と呼ばれた青いリボンの少女は、明るく答える。
赤斗「…曹…操!?」
“ ジャキン ”
黒髪の女「貴様っ!! 華琳様を呼び捨てとは、良い度胸だな!!」
いきなり首に剣を突き付けられた。
赤斗「……僕は彼女の臣下ではない。こんな風に剣を突き付けられる覚えはないよ」
黒髪の女「なんだとっ!」
曹操「止めなさい春蘭!」
黒髪の女「しかし、華琳様」
曹操「春蘭。私の言うことが聞けないの?」
黒髪の女「すみません。華琳様」
曹操「さて。……久しぶりね。風見赤斗。部下が失礼したわね。許してちょうだい」
赤斗「いや、気にしてないよ。ところで、何で僕は許昌に居るの?」
曹操「……あなた、何を寝ぼけているの? それに顔色が悪いわね」
赤斗「さっきから、頭痛が酷くてね。何でここに居るのか、全然覚えていないんだ」
曹操「……そう。……あなたが城門の前で倒れていたところを、典韋が見つけたのよ」
赤斗「典韋が?」
曹操「そうよ。この子に感謝しなさい。眠っている間、あなたの世話をしてくれていたのよ」
そう言って、曹操は流琉と呼ばれていた少女のことだと教えてくれた。
赤斗「そうだったのか。ありがとう。典韋」
典韋「いえ。私は何も。それに手当をして下さったのは、司馬懿様ですし」
赤斗「司馬懿……」
少しずつ頭痛が和らぎ、少しずつ色々と思いだしてきた。
赤斗「あっ。……そうだった」
赤斗(また忘れていたなんて……なんて馬鹿なんだ……僕は)
曹操「どうやら、思い出したようね」
赤斗「ああ。思い出したよ……あ、れ?」
寝台から起き上がった赤斗に目眩が起こる。
典韋「危ない!」
倒れそうになった赤斗の身体を、典韋が支えてくれた。
典韋「大丈夫ですか?」
赤斗「ああ、ありがとう。助かったよ」
曹操「何処にいくつもりなのかしら?」
呆れたかのように曹操は尋ねる。
赤斗「決まっている。孫堅のもとに戻るんだよ」
曹操「そんな身体で、戻れると思っているの?」
赤斗「関係ないよ。僕は、早く戻らなきゃいけないんだ」
曹操「はぁー。そんな身体じゃ、孫堅のもとに辿り着く前に死ぬわよ。それよりも……孫堅が袁術を討ったそうね」
赤斗「え?……あ、ああ」
曹操「でも、孫堅は袁術を討った後、家督を孫策に譲って隠居したそうね。何かあったのかしら?」
赤斗「家督を……譲った?」
曹操「あなた、知らなかったの?」
赤斗「…………覚えているのは、寿春城を制圧するところまでで、それから後のことは覚えていない」
赤斗(隠居したということは、火蓮さん無事だったんだ。よかった。……でも、他国に王が死んだことを悟られない為、情報操作がされているのか?)
曹操「…………」
黒髪の女「華琳様! こいつは孫堅の間者に決まっています。早く斬ってしまいましょう」
曹操「確かに、この男が間者である可能性はあるわね。しかし、それは無いでしょう。……間者にしては、間が抜けているわ」
赤斗「けっこう失礼なことを言うな。曹操」
曹操「あら? 間者として処分して欲しかったのかしら?」
赤斗「そういう訳じゃないけど。ただ、正直言って情報は欲しい」
黒髪の女「貴様っ! やっぱり間者だなっ!」
曹操「待ちなさい。春蘭!」
赤斗に斬りかかろうとした黒髪の女を、曹操が一喝した。
曹操「どういうことかしら?」
赤斗「さっきも言ったけど、僕が覚えているのは、孫呉の軍が寿春城を制圧したところまで。その後の孫呉の情報が欲しい。知っていたら教えてくれ」
曹操「ただで情報を聞き出そうだなんて、虫が良すぎるわね」
赤斗「やっぱり、そう思うか」
曹操「当然でしょう。でも、条件によっては、教えてあげなくもないわ」
赤斗「条件? ……どんな条件さ?」
曹操「そうね。…………あなたが私に仕える。なんてどうかしら? そうすれば情報なんて幾らでも教えてあげるわ」
赤斗「断る。………僕は江東の虎 孫堅に命を救って貰った借りがある。それに、孫呉のために力を貸すと約束した。だから、その条件は飲めないよ」
曹操「ふーーん。やっぱり断るのね。でも、命を救ったっていうのは、こちらも一緒のはずよね」
赤斗「確かに……」
曹操「なら。こうしましょう。傷が癒えるまで、ここに滞在しなさい。その間、色々と話を聞かせてちょうだい」
赤斗「話?……でも、話せることなんて限られてくるよ」
曹操「別に、呉の情報について話せとは言わないわ。あなたが居た世界について話してちょうだい。天の御遣いなのでしょう?」
赤斗「僕の世界のこと? 別にそれで良いなら……良いけど」
曹操「なら決まりね。これから、あなたのことは客分として扱うわ。城の中は自由に使ってちょうだい」
赤斗「分かった。ありがとう。曹操」
曹操「では、分からないことは、典韋に聞くと良いわ。じゃあね」
そう言って、曹操は夏候淵たちと共に部屋を出て行った。
赤斗「ふぅー。これから、どうしようかな」
典韋「えっと、あのー」
赤斗「あ、ごめんごめん。そういえば自己紹介がまだだったね。僕は風見赤斗。よろしく」
典韋「はい。こちらこそ、よろしくお願いします」
こうして、赤斗は暫くの間、曹操のもとに身を寄せることになった。
翌日。
典韋「おはようございます♪」
明るい典韋の声とともに、赤斗は目を覚ました。
赤斗「おはよう典韋」
身体を起こして、典韋に挨拶を返す。
典韋「あ、すいません。起こしてしまいましたか」
赤斗「いや。もう起きようと思っていたところだよ」
典韋「よかった♪ 朝食を持ってきました」
赤斗「ありがとう。今朝は何だか、とてもお腹が空いていたんだ♪」
典韋「そうですよ。五日間、何も食べていませんでしたから」
赤斗「そんなに食べていなかったんだ。そりゃあ、お腹が空くわけだ」
典韋「はい。どうぞ召し上がってください♪」
赤斗「いただきます」
赤斗は典韋が持ってきてくれた朝食を食べ始めた。
典韋「赤斗さん」
赤斗「ん?」
典韋「朝食を食べ終わったら、華琳様が話をしたいと仰っていましたよ」
赤斗「曹操が?」
典韋「はい。玉座の間で待っているそうです」
赤斗「そうか。………分かった」
そう言って、残りの食事を食べきった。
食事も終わり、典韋の案内で曹操のもとに向かう為、廊下を歩いていた。
赤斗「……ねえ、典韋」
典韋「はい。何でしょう?」
赤斗「曹操の部下に、鴉という男はいない?」
典韋「鴉…さんですか? えーーと……すいません。私が知るかぎりでは、曹操様の部下に、鴉さんという方は居ません」
赤斗「……そうか」
その時、どこからか酒の匂いがしてきた。
赤斗「これって、酒の臭いか?」
典韋「霞様! こんな早い時間から飲まれているんですか?」
中庭で酒盛りをしている張遼を見つけた。
張遼「ウチはなー、今日非番なんよー♪ 固いこと言わんといてや。……ん? アンタは……」
張遼は典韋の後に、赤斗がいることに気付いた。
赤斗「ひさしぶり張遼」
張遼「あー、確か風見赤斗やったね。ひさしぶりやな。どや、赤斗も飲むか?」
赤斗「いや、遠慮しておく。これから曹操のところに行くんだ」
張遼「そうなん? 大将に呼ばれてるんやったら、仕方ないか。しゃーない、一人で寂しく飲むとするわ」
赤斗(何だか張遼って、雪蓮に似てるかも)
赤斗「じゃあね張遼」
張遼「あっ、そうや。赤斗!」
再び、歩き出そうとする赤斗を張遼が引き止めた。
赤斗「ん、何だい張遼?」
張遼「今度、ウチと戦ってほしいんや」
赤斗「僕と戦う?」
張遼「そうや。汜水関や虎牢関でアンタの戦いを見た時から、戦ってみたいと思うてたんよ」
赤斗「はは……そうなんだ。それは……また今度。…機会があればね」
笑って赤斗は誤魔化す。
赤斗(やっぱり彼女も、雪蓮や嶺上と同類の人間か……)
赤斗「今度こそ、じゃあね」
張遼「ああ、またな。約束したで」
張遼に別れを告げて、その場を離れた。
やっと、赤斗たちは玉座の間の前までやってきた。
典韋「曹操様。赤斗さんをお連れしました」
曹操「入りなさい」
曹操に促され、赤斗と典韋は玉座の間に入った。
曹操「典韋。ご苦労だったわね。下がっていいわ」
典韋「はい。失礼します」
そう言って、典韋は玉座の間から出て行った。
玉座の間には、赤斗と曹操の他に、夏候淵と昨日も会った黒髪の女が居た。
曹操「身体の具合はどう?」
赤斗「まだ動かすと痛いね」
曹操「そう」
曹操はそれ以上、傷の方に興味を示さずに話を進めた。
曹操「……まずは、改めて自己紹介をした方がいいかしら?」
赤斗「そうだね。なら僕から。……僕は風見赤斗。字というものはない」
曹操「私は曹操。字は孟徳。それから彼女たちは、夏候惇と夏候淵よ」
夏候惇「ふんっ!」
夏候淵「…………」
赤斗(なるほどね。夏候淵に似ているとは思っていたけど、夏候惇だったのか)
昨日、赤斗の首に剣を突き付けた黒髪の女の正体が分かった。
その夏候惇は、夏候淵と共に赤斗を警戒していた。
赤斗「それで何の用だ曹操?」
曹操「赤斗。あなたは天の国から来たそうね?」
赤斗「そうだよ」
曹操「それを証明することはできる?」
赤斗「それは難しいな。……孫呉で証明した方法は、もう出来ないし……」
曹操「どうやって証明したのかしら?」
赤斗「携帯というものを使ったんだけど、今は力を失っていて使えないんだ」
曹操「ケータイ? それをどうにか使えるようにはできないの?」
赤斗「充電できないからねぇ」
夏候淵「じゅうでん?」
赤斗「うーーん。雷の力を蓄えると言ったらいいかな?」
夏候惇「雷だとー?」
曹操「なら、充電とやらは、できるんじゃないの?」
赤斗「無理無理。そのまま雷の力を蓄えるわけじゃないから。もしそんなことをしたら、携帯が壊れちゃうよ♪」
夏候惇「貴様っ! 出任せばかり言いおってっ!」
赤斗「出任せじゃないよ。本当のことさ。……証明はできないけど」
曹操「……他にはないの?」
赤斗「そうだなぁ。うーーーーん」
夏候惇「華琳様っ! やっぱり、こいつの首を刎ねましょう!!」
赤斗「はぁー。やるって言うなら、僕も遠慮はしないよ」
夏候惇「ふん。いい度胸だ」
夏候惇が剣をぬく。
赤斗と夏候惇は、一気に険悪なムードになった。
曹操「やめなさいっ!!」
曹操の声が玉座の間に響き渡る。
“ ビクゥ ”
赤斗と夏候惇が、その場で固まった。
曹操「春蘭! いい加減にしなさい! 彼は私の客よ。何、勝手なことをしているの!?」
夏候惇「…申し訳ありません」
曹操に叱られた夏候惇は、少し目に涙が浮かんでいた。
曹操「さて、赤斗。話を戻しましょう」
赤斗「あ、ああ。……そうだね」
曹操「結局、あなたが天から来た証明は、出来ないのね」
赤斗「残念だけど、物証はないね」
曹操「……まあ、孫堅が傍に置いているのだから、少なくとも、五胡の妖術使いなどの類ではないのでしょう」
赤斗「もし、僕が妖術使いだったら?」
曹操「その時は、即座に首が飛んでいるわね」
赤斗「……なるほど」
曹操「さっき、あなた物証はないと言ったわね。それなら、何だったらあるのかしら?」
赤斗「天の世界の知識なら……あるかな」
曹操「天の知識とは、どういうものかしら?」
赤斗「…………」
曹操「どうしたの? まさか、口から出任せだったなんて、言わないわよね?」
赤斗「……正直、教えていいものか迷っている。呉に不利益になるかもしれないしね」
曹操「なら、孫堅たちの不利益にならない程度の知識を、私に示してくれればいいわ」
赤斗「……今後、公孫賛は袁紹に倒される。そして、君と袁紹は、河北の覇権を巡って争うことになる」
曹操「……なるほどね。でも、それは私たちでも、十分予測の出来ることだわ」
赤斗「確かにね。……なら、河北の覇権を決する戦い。その決戦の場が何処なのか、予測できる?」
曹操「……何処になるのかしら?」
赤斗「官渡だ。そこで君たちは戦うことになる。そして、その戦いで…」
曹操「待ちなさい!」
赤斗の話を、途中で曹操が止めた。
赤斗「ん?」
曹操「まるで、見てきたかのように言うのね?」
赤斗「見たというより、知っているというのが正しいね」
曹操「知っている?」
赤斗「そうだ。……天の知識とは、未来の知識のこと。だから、これから起こることが分かるんだ」
曹操「未来の知識ね。だとしたら、あなたには全てが分かるということね」
赤斗「いや。僕が知らないことなんて、たくさんあるさ。しかも、この世界は僕が知っている歴史とは少し違う。だから、全てが分かるわけではない」
曹操「なら、それ以上言わなくていいわ」
赤斗「確証がない話だしね」
曹操「いいえ。そうでもないわ。………公孫賛と袁紹だけど。あなたが眠っている間に戦いは始まり、あなたが言った通り袁紹が勝ったわ」
赤斗「……そうなんだ」
曹操「眠っている間に起こったことを、あなたは言い当てた。だから、あなたが口からデタラメを言っている訳ではないことは分かったわ」
赤斗「その部分については、ね」
曹操「そうね。私と袁紹の決戦の地が、官渡かどうかはいずれ分かるわ」
赤斗「そうだ。そういえば曹操。僕の服と刀はどうしたかな?」
曹操「あなたが着ていた赤い服と武器なら、預かっているわよ」
赤斗「そうか、良かった。大切なものなんだ。返してくれないか」
曹操「今は返せないわね。あなたが帰ることになったら返してあげるわ」
赤斗「……分かった。きっと返してくれよ」
その後、赤斗は天の世界での生活などを曹操に話すことになった。
つづく
~あとがき~
呂です。読んでくださって、ありがとうございます。
オリジナルキャラクターの紹介を更新しました。
真・恋姫†無双~赤龍伝~に出てくるオリジナルキャラクターの紹介
オリジナルキャラクター①『風見赤斗』
姓 :風見(かざみ)
名 :赤斗(せきと)
字 :なし
真名:なし
武器:花天と月影……二振りの日本刀(小太刀)。赤色の柄で赤銅の鞘に納まっているのが“花天”で、黒色の柄で黒塗りの鞘に納まっているのが“月影”。
本編主人公の少年。
身長168㌢。体重58㌔。年齢17歳。赤髪黒眼。
放課後に道場で古武術の達人である先生に稽古をつけてもらうのが日課だったが、ある日道場で黒尽くめの男に襲撃される。
その際、赤い光に包まれて恋姫の世界に飛ばされる。
死にかけていた所を、火蓮によって保護され“江東の赤龍”という異名を付けられる。
古武術 無双無限流を学んでおり、その奥義を使えば恋姫の世界の武将とも闘えることができる。
無双無限流には、『全ての奥義を極めしとき、その身に龍の力が宿る。』という伝承がある。
奥義には“疾風”“浮葉”“流水”“月空”“烈火”“絶影”“龍鱗”“狂神”などがある。
能力値:統率3・武力4・知力4・政治2・魅力4
オリジナルキャラクター②『孫堅』
姓 :孫
名 :堅
字 :文台
真名:火蓮(かれん)
武器:南海覇王……やや長めの刀身を持つ、両刃の直刀。派手な装飾はないものの、孫家伝統の宝刀。
孫策(雪蓮)たちの母親。
身長173㌢。腰まで伸びる燃えるような赤い髪の持ち主。
血を見ると雪蓮以上に興奮してしまう。
孫尚香(小蓮)には非常に甘い。周りの人間が呆れるほどに甘い。
この外史“赤龍伝”では孫堅は死んでいない。
能力値:統率5・武力5・知力3・政治4・魅力5
オリジナルキャラクター③『諸葛瑾』
姓 :諸葛
名 :瑾
字 :子瑜
真名:藍里(あいり)
武器:不明
諸葛亮(朱里)の姉。
諸葛亮(朱里)とは違い、長身で胸も大きい女性。髪は金髪でポニーテール。
温厚で気配りのできる性格で、面倒見も良い。赤斗の世話役として補佐につく。
一時は、自分たちとは違う考え方や知識を持つ赤斗に恐怖心を持っていた。
政治、軍事、外交と様々な仕事をこなすが、諸葛亮(朱里)には僅かに及ばない。
能力値:統率3・武力1・知力4・政治4・魅力4
オリジナルキャラクター④『太史慈』
姓 :太史
名 :慈
字 :子義
真名:嶺上(りんしゃん)
武器:雷電(らいでん)……二本の小型の戟。
非常に勇猛かつ、約束に律儀な武将。銀髪レゲエの女性。
孫策(雪蓮)と一騎打ちして引き分けたことがある。
それ以来、孫策の喧嘩友達になっており、よく喧嘩をしている。
また、諸葛瑾(藍里)と仲が良い。
弓の名手でもあり、その腕は百発百中。
能力値:統率4・武力4・知力3・政治2・魅力3
オリジナルキャラクター⑤『司馬懿』
姓 :司馬
名 :懿
字 :仲達
真名:不明
武器:不明
黒尽くめの衣装を身に纏った、曹操軍の軍師。
曹操軍に属しているが、曹操からの信頼はないといっても良い。
色々と裏で暗躍しており、虎牢関では張遼を捕え、術により自分の傀儡にしている。
能力値:統率5・武力?・知力5・政治5・魅力?
オリジナルキャラクター⑥『玄武(げんぶ)』
姓 :不明
名 :不明
字 :不明
真名:不明
武器:魏軍正式採用剣……魏軍に配備されている剣。
司馬懿の部下。
普段は何の変哲もない魏軍の鎧を身に纏い、普通の兵士にしか見えない。
しかし、眼の奥からは異質な気を醸し出している。
虎牢関では、鴉と一緒に張遼を捕えた。
能力値:統率2・武力4・知力3・政治1・魅力2
オリジナルキャラクター⑦『鴉(からす)』
姓 :不明
名 :不明
字 :不明
真名:不明
武器:爆閃(ばくせん)……司馬懿から受け取った回転式拳銃。
司馬懿の部下。
性格は軽く、いつも人を馬鹿にしているような態度をとる。
司馬懿と同じ黒い衣装だが、こちらの方がもっと動きやすい軽装な格好をしている。
寿春城では、孫堅(火蓮)を暗殺しようとした。
能力値:統率2・武力4・知力2・政治1・魅力3
オリジナルキャラクター⑧『氷雨(ひさめ)』
姓 :不明
名 :不明
字 :不明
真名:不明
武器:氷影(ひえい)……氷のように透き通った刃を持つ槍。
司馬懿の部下。
青い忍者服を着た長い白髪の女。
背中には“氷影”を携えている。戦闘時には全身からは氷のように冷たい殺気が滲み出す。
洛陽で董卓(月)と賈駆(詠)を暗殺しようとした所を、赤斗と甘寧(思春)に妨害される。
能力値:統率2・武力4・知力3・政治1・魅力3
オリジナルキャラクター⑨『宮本虎徹』
姓 :宮本(みやもと)
名 :虎徹(こてつ)
字 :なし
真名:なし
武器:虎徹……江戸時代の刀工が作った刀。
赤斗の古武術の師匠。
年齢は50歳。実年齢よりも、肉体年齢は若い。
赤斗と一緒に、恋姫の世界に飛ばされたと思われる。
最初は河北に居て、それからは用心棒をしながら、色々と辺りを転々としている。
赤斗曰く、『無双無限流の妙技を見せてやるっ!』が口癖で、その実力は呂布(恋)以上。
能力値:統率?・武力6・知力5・政治?・魅力?
※能力値は「5」が最高だが、呂布の武力と劉備の魅力は「6」で規格外。
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この作品は、基本的に呉√にそっては行きますが、他√に
脱線することもあります。また、主人公も含めてオリジナルキャラクターが出てきます。
未熟なため文章におかしな部分が多々あるとは思いますが、長い目で見てくださると助かります。