一刀「それで、三人はあんなところで何をしていたんだ?」
桃香「えっと、それはね・・・私があのあたりに落ちる流星を見て」
愛紗「我らが止めるのも聞かずにあの場所に行った・・・というわけです」
一刀「そうなのか・・・」
桃香「あの・・・一刀さん」
一刀「ん?」
桃香「私たちと一緒に行きませんか?」
一刀「行く?」
桃香「はい!」
一刀「行くってどこにだよ」
桃香「そ・・・それは・・・」
愛紗「公孫賛のところです・・・我らはこれでも義勇軍を率いているのです」
一刃「でも、兵隊さんタチっていなかったよね?一姫」
一姫「うんうん、え?もしかして・・・・見えないじゃなくていないの?」
桃愛鈴「・・・・」
一刀「すみません、妹が粗相を」
桃香「い、いえ・・・実際居ないのは本当だし・・・ね。愛紗ちゃん」
愛紗「はい・・・」
一刀「そっか・・・そういえば(ごそごそ)」
愛紗「何をしているのですか?」
一刀「確かこのあたりに・・・あった」
桃香「それは?」
一刀「よく見てて・・・これはこうやると・・・」
桃香「わぁ~そんな細いのに字が書けてるよ」
愛紗「これはなんとも・・・」
鈴々「鈴々これほしいのだ」
一刀「ダメだよ・・・一刃、これを高値で売ってきてくれないか?」
一刃「え!?だってこれ・・・兄ぃが大切にしてた・・・」
一刀「いいんだ・・・頼めないか?」
一刃「う・・ううん、わかった言ってくるね・・・」
愛紗「あの・・・よろしかったのでしょうか?思い出の品のようでしたが」
一刀「いいんだ・・・それに今やっておかないときっと後悔すると思うから」
愛紗「はぁ」
一刃「兄ぃ、売ってきたよ・・・はい」
一刀「それなりの値で売れたみたいだな・・・ありがとう」
一刃「えへへ」
一姫「ぶぅ~、一刃ちゃんばっかりお兄ちゃんに褒められてずるい!一姫も!」
一刀「はいはい、わかったよ」
一姫「えへへ」
一刃「あー、一姫ずるいぞ!」
一刀「二人とも喧嘩しないの・・・ところで桃香」
桃香「はい」
一刀「この近くで『桃園』なんてのはあるのか?」
桃香「どうだろう・・・愛紗ちゃんわかる?」
愛紗「はい、先ほど村のものに聞いてみたところすこし先にそれらしきところがあると・・・いくのですか?」
一刀「うん・・・いいかな?」
桃香「うん、いいよね?愛紗ちゃん、鈴々ちゃん」
愛紗「桃香様がそうおっしゃるのでしたら」
鈴々「鈴々もいいのだ~」
一刀「それじゃぁ、行こうか」
『おー!』
一刀「ここが桃園か綺麗だな」
桃香「そうだねぇ・・・綺麗」
愛紗「美しい」
鈴々「何やってるのだ~!早く飲むのだ!」
愛紗「一人この雅さをわかっておらぬようだが・・・」
桃香「あはは、もう鈴々ちゃんたら」
一刃「兄ぃ」
一姫「お兄ちゃん」
一刀「どうした?」
一刃「そのね・・・」
一姫「一姫たちにね・・・」
妹たちが渡されたのは桃の花とヘアピン
一刀「そうか・・・すこし待ってろ」
ヘアピンと桃の花で・・・・綺麗な髪飾りを作る
それを
一刀「一刃、一姫、おいで」
「「はい」」
妹たちにそっと・・・飾る
一刃「ど・・・どう、かな?兄ぃ」
一刀「綺麗だよ」
一姫「どうですか?お兄ちゃん」
一刀「かわいいよ」
俺からの返答が気に入ったのか・・・真っ赤になって俯いて小言を言っている
一刃「き・・・きれいだなんて・・・」
一姫「か・・かわいい・・・うれしい」
桃香「一刀さん達も見ていてくださいね・・・・愛紗ちゃん、鈴々ちゃん」
愛紗「はい」
鈴々「なんなのだ?」
桃香「ここで姉妹の契りをしようか」
愛紗「桃香様!?」
桃香「ほらほら・・・我ら三人姓は違えど姉妹の契りを結びしからは」
愛紗「心を一つにして助け合い」
鈴々「弱き民を守るのだ」
「「「同年同月同日に生まれることを得ずとも、同年同月同日に死せんことを!」」」
おまけ
一刀「我ら三人、性は違えど」
一刃「心を一つにして」
一姫「戦い抜くことを」
「「「同年同月同日に生まれずとも、同年同月同日に天下泰平をなせることを」」」
一刀「乾杯」
一刃「かんぱーい」
一姫「かんぱーい」
『チリーーーーン』
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