「なんと、それでは天の国では酒が何種類もあるというのかッ!?」
黄蓋は椅子を後ろに倒しながら机に身を乗り出してきた。
「えぇ、そうよ。ビールにワインにウォッカにチューハイ、他にも沢山あるし、私が住んでいた所では焼酎とか日本酒とかあったわね。」
私が指を折りながら数えていると、黄蓋は目を輝かせながら私の手を握ってきた。
「のぅ一香ッ!!そのびーるやらしょーちゅうはここでも作れるのか!?」
「ちょ、黄蓋ッ、危ないって・・・」
思わず机を横断しかねない体勢で手を掴んできたため、食器が床に落ちそうになった。
そこで見かねたのか、溜息を付きながら周瑜が助け舟を出してくれた。
「祭殿・・・少し落ち着かれては如何ですか?」
「む・・・そ、そうだな・・・」
黄蓋ははしゃぎ過ぎてしまったことに少しだけ顔を赤くして、咳払いを一つしながら着席した。
・・・・・・意外と可愛い面もあるのね。
「それで一香よ。先程の質問の事なのじゃが・・・」
「あー・・・なんていうか、作り方は知ってるちゃ知ってるけど・・・」
そう答えると、黄蓋は目をキラキラさせながら私を見てきた。
輝いてるなー。
でも、一つ問題があるのよねー・・・
「じゃ、じゃあ!!」
「でもさ、材料どうすんのよ?」
私のその一言によって黄蓋はピシッと固まった。
「ビールは麦が主なんだけど、この国にあるの?」
「どうなんじゃ冥琳!?」
希望に縋る様な目で周瑜を見つめる黄蓋。
その目をジッと見つめる周瑜。
・・・・・・本人たちはそんなの意図してないんだろうけど、これは中々の光景ね。
それも呉の宿将と大都督よ?滅多に見られるものじゃないわ。
そんな私の頭の中の事はさて置き、周瑜は口を開いた。
「・・・・・・あるにはある」
「本当か!!」
「えぇ、実際栽培している地方があると聞きますし。恐らくは可能かと」
へぇ~この時代に既に栽培しているなんてね。・・・・・・私の知ってる三国志ではまだだった筈だけど。
「だそうじゃ一香。では作ってくれるかッ!?」
お酒がホントに好きみたいねこの人は。
「・・・・・・ハァ~、はいはい判ったわよ。今度作ってあげるわよ」
「キャッホーイ!!」
あーあー子供みたいにはしゃいじゃって。周瑜なんて頭抱えながら「いい年して何してるんですか・・・」とか言ってるし。
「あー頭痛ぁ~い・・・って、祭どうしたの?」
扉を開けながら孫堅が言った。
「・・・・・・おはよー冥琳ー・・・・・・」
その後からは孫策が。
って、うわ、二人からすごいお酒の匂いがする・・・
「アンタ達、もしかして二日酔いなの?」
私が匂いに顔を顰めながら二人に聞いた。
そこで黄蓋から目を外した孫堅と目が合った。
「・・・・・・貴女誰?」
あ、そー言えばまだ孫堅は見てないんだっけ?
「北郷よ、ほ・ん・ご・う。そー言えばまだ貴女に見せて無かったわね」
「え?北郷って、一刀のことよね?」
「文台様、こ奴は一香といい、北郷のもう一つの人格・・・とでも言いましょうか。つまり同一人物です」
「・・・・・・・・・」
・・・めっちゃ見られてるなぁ。
「・・・可愛い」
へ?
「めちゃくちゃ可愛いじゃないか一香ァァァッ!!!」
「グボォッ!?」
そう言うと孫堅は私に突進という名のダイブを敢行してきた。
ほ、骨が・・・
「あぁ一刀ってばなんで教えてくれなかったのかしら?ま、そんな事どうでもいいわね。あぁ~なんて綺麗な髪なんだよーうりうり~」
「ギャァァァァァアアアアアアアアア!!!!」
痛い苦しい酒臭いッ!!
コイツ絶対まだ酔っ払ってるって!!
「あー!!母様ってばズルイ!!私も混ぜてよ~♪」
ちょ、孫策まで来られたら洒落にならんでしょーがッ!!
「ちょ、しゅ、周瑜・・・助け・・・」
「悪いな一香。たまには私もゆっくりしたいのだ」
だが周瑜はニコッと私に笑いながら言った。
って、暢気に茶すすってんじゃねーよッ!?
てか本来私こんなキャラじゃないのにー!!
「一香~、私を受け止めて~」
ホントに来やがったよ孫策!!
「ちょ、マジ誰か助け・・・」
ギャアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァ・・・・・・
孫策の抱きつきというなの渾身のタックルを浴びて私は意識が遠くなってしまった・・・
「だからー許してくれって言ってるじゃないかー」
ブーブーと言いながら尚も謝る孫親子に冷たい一瞥をくれながら私は答えた。
「フンッ。こっちはアンタ等のお陰で朝のリラックスタイムを邪魔された挙句、お酒臭い酔っ払い二人組みにプロレスラー顔負けのタックルやダイブなんてものを食らいたくもないのに食らわされて気絶して、最後には気絶してるのをいいことに自慢の髪を引っ張り合いっこされたんだからねッ!!」
こんなことされたら誰だってキレるだろう。
もしキレないとか言った奴は相当のMだろう。気持ち悪い。
私は背けた顔を二人に戻して、聞いた。
「で?わざわざ中庭に呼び出すなんてどういうことよ?」
そう、私達三人は食堂を抜け、中庭にいるのだ。
「・・・・・・もう怒ってない?」
孫堅が様子を見るかのように(実際見てるんでしょーけど)伺いながら聞いてきた。
「えぇ、もう過ぎたことだし。気にしてないわよ」
「良かった~・・・・・・」
孫策が今度は言った。
う~ん・・・前々から思っていたけど、この親子ホントに良く似てるから姉妹か何かと思いたくなるわね。
「ん?私達の顔に何か付いてた?」
「・・・・・・ううん、なんでもないわよ」
家族、か・・・・・・
「それで用件は何よ?」
話が脱線していたので戻してやることにした。
「あ~そうそう。今から雪蓮と勝負してもらおうかと思ってね」
「勝負?」
「そう、勝負」
いきなりねー・・・
「一香はなんだか不思議な力があるって聞いたし、それが見たくてね?」
・・・・・・なるほどね。孫策から聞いたみたいね。
「いいけど・・・私より一刀の方が強いわよ?」
「それはそれとして後でやるから」
あー一刀。頑張りなさいよー。
『ちょ、え?俺の意思は?』
無いでしょ。
「無いわね」
「無いだろう」
『ちょ、三人即答・・・ってどうして孫堅や孫策までッ!?』
「うーん・・・以心伝心って奴?」
『おい作者ァァァッ!!この時代に四字熟語なんて無いだろうがッ!!』
・・・・・・てへッ☆
『てへッ☆、じゃねぇぇぇぇぇぇ!!!!』
「五月蝿いわよ二人とも!!少し黙りなさいッ!!」
『・・・・・・すみません』
・・・・・・はい。
「よろしい」
「一香・・・貴女も大変ね・・・」
「お互いね。ていうかアンタ等の一言でこういう風になったのだからね?気を付けなさいよ?」
「「すみません・・・」」
閑話休題。
「ハァ~・・・判ったわよ。」
私は腰に手を当てて了承をした。
「さっすが一香♪話が判るじゃない♪」
孫堅はそういうと、自分の腰に差してあった剣を雪蓮に渡した。
「母様、これは・・・」
「模擬刀でやってもつまらないでしょう?貴女も何時かこの剣を手に戦場を駆け回るのだから、慣れも必要だしね」
微笑みながら孫堅は言うと、さっさと後ろへと下がっていった。
雪蓮はその剣を暫く見つめていたが、やがて剣を引き抜くと私と対峙した。
「それって刃潰してないよね?」
「そうみたいね。まぁ大丈夫でしょ」
何が大丈夫なのだろうか。
「ま、別に付いてても付いてなくても『関係』無いけどね。」
「・・・・・・へぇ?」
私の言葉を挑発と取ったのか、少しばかり殺気が孫策から感じられた。
(実際そういう『意味』じゃないんだけど・・・まいっか♪)
私はジリジリと距離を縮めてくる孫策を見据えると、ある構えを取った。
「それじゃあ始めようか。孫策殿?」
そして、戦いの火蓋が斬って落とされた。
先に動いたのは孫策だった。
「ハァッ!!」
その瞬発力といったら力を足に溜めて解き放った私と同じ位のものだった。
(ふーん・・・無意識に気を操ってるみたいね・・・)
これも一種の才能って奴かしら?
(でも私も負けてらん無いわねッ!!)
横薙ぎに振るわれた剣を後ろに体を引いて避け、続け様に振るわれた左肩からバッサリと行く剣を右にかわす。
「ど・・・っせーーーいッ!!」
瞬時に足に力を集中させ、そして開放する。
爆発的な速度とともに、私は孫策の横っ腹にタックルした。
「っぐ!!」
無意識のうちに体を折りたたんでいたみたいで、あまり有効的な打撃は与えられなかったみたいだったけど。
「まだまだァッ!!」
着地するや否や、再び突っ込んで来る孫策だったが、今度は地面擦れ擦れで軽功を使いながら回し蹴りを放ってきた。
非常に重たい蹴りとともに、休む暇なく剣が真上から振り下ろされてきた。
「ッチ!!」
私は左に飛び込み前転をして攻撃を避け、掌に意識を集中させた。
するとどこからとも無くボッという音とともに小さな炎が灯った。
「!?・・・・・・へぇ、幻術か何かかしら?」
一瞬孫策は驚いたみたいだけど、すぐさま冷静を取り戻した。
「さぁ?それは食らってみてからのお楽しみってことで♪」
私は気合一発、その掌にある炎を孫策目掛けて投げた。
ゴウォっと言う音とともに炎は頭大ぐらいに膨れて飛んでいく。
「っつ!!」
孫策も不味いと思ったのか、右に飛び退いた。
炎が孫策が居たところに着弾すると、次の瞬間爆発した。
「・・・・・・。」
幻術でないことに呆然とする孫策に、私は声をかけた。
「今のは避けて正解よ。避けなかったら爆発に巻き込まれて、貴女火傷負ってたもの」
孫策が居た場所は、黒く焼け焦げて少しだけ燻っていた。
「今の・・・何・・・?」
「あれは四大源力の一つである『火』を元にした簡単な具現化外力よ。ま、一般的に言えば魔法のメラやらファイヤなんて言うんでしょうけど。」
「??????」
あーダメだこりゃ。完全に理解してないわね。
それもそうか。誰だってこんなの見た後に外力とか四大源力と言われちゃ判んないわよね・・・
「まぁ説明は後でしてあげるから。で、どうすんの?続きやんの?」
「・・・・・・いいえ、止めとくわ。なんだか闘う気失せちゃった」
「・・・・・・そ。」
こうして私と孫策の初めての勝負は、開始約5分で勝負は終了したのだった。
私達が孫堅の所に行くと、彼女もまたポカーンとしていた。
「おーい孫堅?戻ってこーい」
「ぬお!?」
そんなに驚かなくても。
「二人とももう止めたのか?」
「えぇ、目の前で起きたことがちょっと信じられなくてね・・・」
そりゃそうだろうね。
「・・・ねぇ一香。さっきのは一体何なのかしら?」
孫堅が私に聞いてきた。
「うーん・・・別に説明してもいいけど、たぶん判らないよきっと?」
「それでもいいわ。話して」
「さっきはボーッしてて良く判らなかったけど、私も聞きたいわ。」
彼女達は私に体を向けて聞く体制を既に取っていた。
・・・仕方ないわね。
「判ったわ。途中途中で質問を受け付けるから、判らなかったらそこで聞いてね」
「「判ったわ」」
私は一つ咳払いしてからゆっくりと話し始めた。
「まず最初に話しておかなければならないのは、四大源力についてね。四大源力とは、『火』『水』『風』『土』のことよ。まぁもっともこの中に『雷』や『光』『闇』といったものを含める輩もいるみたいだけどね。・・・・・・それで、この四大源力はどこにでもあるのよ。例えば『火』なんてのは料理をするときに起こしたりするし、『水』や『風』、『土』なんてのは周りに沢山あるでしょう?だから気難しく考えなくてもいいわ。私の世界ではそういったものを四大源力と呼んでいるのよ。はい、ここまでで何か質問ある?」
私は二人を見たが特に何も無いようなので、話を進めることにした。
「次に外力について説明するわね。外力っていうのは、簡単に言えば気とかそういった物の総称のことよ。目には見えない力。だけどそこに必ずあるもの。ま、二人は気ということで理解したほうがいいわね。さっきの私の炎はこの外力を使って四大源力を操ったものなの。先程言ったと思うけど、外力は目には見えないわ。だけどちゃんと私達の体の中に巡っているものなの。もちろん木や岩とか万物全てに存在しているわ。この外力を自分の体に取り入れて、四大源力のどれかをイメージして具現化したものが、あの炎なワケ。はい、ここまでで何か質問は?」
すると、孫堅がスッと手を上げて言ってきた。
「イメージって何?」
「要するに考えとか思ったことね。で、話は大体飲み込めたかしら?」
「・・・・・・多少は。」
「孫策は?」
「う~ん、つまり私達の体とか空気とかには、少ないかは置いといて気があるってことでしょう?」
「そうそう。」
「それで、四大源力っていうのは身の回りにあるもので、それを気を使ってぐげんか?すると一香みたいなことが出来る・・・でいいのよね?」
「えぇその考えでいいわよ。それじゃあ次行くわよ」
私の問いかけに二人はコクンッと頷いた。
「先程四大源力をイメージ、つまりは考えや思ったことを具体的にって言ったけれど、どう具体的に考えればいいか判るかしら?・・・・・・判らないわよね。つまり『火』といわれて思い浮かべるものは何か?という質問と同じよ。火といえば全てを燃やし尽くすという破壊のイメージが。水といえば雨を思い浮かべたりとか。風なら軽いとか速いとか。土なら硬いとか重いとか。そう言ったのをもっと具体的に考えて、外力で作り出すのよ。簡単に言えば、火なら炎、水ならそのまま水、風ならかまいたち、土なら岩石、とかね。ここで一番大事なのは、いかにイメージするか。これに尽きるわ。火であっても炎だけじゃない、考え方を変えれば近づくものを暖めるものとしても考えられるし、水ならその冷たさから氷という考えにも発展できるわ。つまり、考え方によっていろんなことが出来るってなワケ。他にもいろいろと説明しなきゃなんないだろうけど、省力ってことで。はい、何か質問は?」
「ねぇ、それじゃあ『火』をいめーじ?しながら『土』とかもいめーじ出来るの?」
「出来るけど、相当難しいわよ?あっちを想像しながらこっちもって。まぁ修行すれば出来るようにはなるんだろうけどね。」
「一香、それって私達にも貴女みたいなことが出来るってこと?」
「素質云々もあるだろうけどね。だけど外力の流れとかそういうのも感じなきゃいけないし、これを会得するには結構時間かかるよ?」
師匠から学んで三年ぐらい私はかかったからなぁ・・・
「もしかして一刀もこれ使えたりするの、一香?」
孫堅が腕を組みながら聞いてきた。
「いいえ、一刀は使えないわよ?っていうか素質がこれぽっちもなかったし」
私が人差し指と親指でその程度を表すと、二人はそれを見て吹き出した。
「え~一香は出来るのに?」
「意外だわ」
「そうなのよねー・・・でも一刀は一刀で私には全く出来ないことやってのけてるからなぁ・・・」
私が溜息を付くと、二人は興味をそそられた様で。
「何々?一体どんなことなの?」
「私気になるなぁ~」
「・・・・・・ほぉ~私も気になりますなァ、国の王とその娘がこのような場所で話していることについてねェ・・・?」
瞬間、空気が凍りついた。
恐る恐る振り返る二人。
体を少し震えさせながら孫策は口を開いた。
「め、冥琳・・・?」
「はい、なんでしょうかァ?」
見るとこめかみから極太の血管が浮き出ていた。
・・・・・・人って本気で怒るとこんなにも恐ろしい顔になるんだなぁ・・・
「あ、あれぇ~?冥琳ってば、祭を叱ってたんじゃ・・・」
今度は孫堅が冷や汗をタラタラ流しながら聞いた。
「先程終わったので、祭殿には警邏に行ってもらいましたよォ・・・?」
「えーと、穏は・・・?」
「おやァ?おかしいですねェ・・・昨日の晩に渡しておいた書簡の中に、今日穏は豪族代表との集まりの日程を調整させに行かせるという内容のものがあったのですがねェ?それに目を通していれば判ることのはずですがァ・・・?」
「ア、アハハ、そ、そうだよね~?忘れちゃってたよ~アハ、アハハハ、ハ・・・」
あー孫堅、政務サボって孫策と飲んでたみたいね。
・・・・・・うわぁ、既に鬼の顔のようになっちゃってるよ周瑜。
これは逃げるが勝ちね。
「あー二人とも?夜一刀と勝負したいんだったら頑張って生き残りなさいよ?」
「「なっ!?」」
「んじゃね♪」
そして私は瞬時に『風』を空間としてイメージし、外力を持って発動した。
その瞬間、私は二人の目の前から居なくなった。
瞬間移動って奴ね。
「ちょ、一香ッ!?」
「どこに消えたッ!?」
あー慌ててるなー。これから何が起きるか簡単に想像が出来るからなー。南無南無・・・
私は城壁の上で彼女達の冥福を祈った。
・・・・・・・・・チ――――――――――――――――――ン。
「さぁ二人ともォ?覚悟はいいですかなァ?」
「め、冥琳。は、話せば分かる。な?」
「分かりたくも無いですわそんな怠け癖ェェェェェェェェエエエエエエエエッ!!!!!!!」
「ヒィィィィィィィァァァァァァァァァアアアアアアアアアッ!!!!!!」
「じゃ、アタシはそーいうことで・・・」
「どういうことじゃこの酒好きおてんば娘がァァァァァァァァッ!!!!!」
「ギャァァァァァァァァァァァァァァァアアアアアアアアアッ!!!!!!」
・・・・・・南無阿弥陀仏。南無阿弥陀仏・・・・・・。
「何を祈っておるのだ一香ァ?」
・・・・・・嘘でしょ?さっきまであそこに居たのに・・・・・・
「えっと・・・何か御用でも?」
必死になって逃げ出そうにも体が動かないんだけどッ!?
「なぁに、今日からお前にも政務という『お仕事』をしてもらおうかとなァ?」
「あの、お言葉ですが、私、字、読めないヨ・・・?」
「じゃあ一から勉強じゃァァァァァァアアアアアアッ!!!!!」
「え!?ちょ、そんなまっ・・・・・・ギャァァァァァァアアアアアアアッ!!!!」
・・・・・・おぼろげに覚えているのは、孫堅と孫策とともに引きずられているところと、鬼のような周瑜に『楽しい勉強』という名の地獄だった。
あぁ~、早く日没にならないかなぁ~・・・・・・
機「機神と~」
雪「雪蓮の~」
機・雪「あとがきコ~ナ~」
機「遅くなっちまったが、あけましておめでとさんだZE☆」
雪「皆お久しぶりね。元気してた?」
機「いやぁ↑にも書いたとおり年末年始随分と忙しくてな。こんなに遅れちまった。悪いな。」
雪「年末に引越しって・・・普通しないでしょ。」
機「それが急に「引っ越そう」って思い立ったんだよ。なんでかわかんねーけど。」
雪「・・・・・・可哀想に、頭が・・・・・・」
機「うるせぇ!!しょうがないだろ、思い立ったが吉。その日に行動しなきゃいけないんだから!!」
雪「その間違った解釈はどこから生まれてきたのかしらね。」
一「全くその通りね。」
雪「あら、一香じゃない。どうしたの?」
一「どうした?じゃないわよ。こいつのせいで私まで強制的に勉強させられたのよ?何も思わないわけ無いじゃない。」
機「いいじゃねーか、お前のキャラなんていじられてなんぼのもん・・・・・・」
一「あ、ハエがアンタの鼻に。」
ゴォォォウウウウ!!
機「ギャアアアアアアアアアッ!?」
一「全く・・・またつまらないものを灰にしちゃったわ。」
雪「まぁ偶にはいいんじゃない?」
一「アイツいないし、勝手に終わっちゃおうか。」
雪「それもそうね。それじゃあ皆、今年もよろしくね♪」
一「じゃあね!!」
機「あいつ等・・・・・・覚えてろよ(ガクッ」
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