祖父「一刀、蔵の整理をしておいてくれ。勿論そこにある書物は読んでも良いからな」
一刀「あいよ~。じゃ、今日の修練は個人でやれってことだな?」
祖父「うむ。それにもう儂から教えることは無いからのぉ」
一刀「はいはい。それ、なんかいも聞いたよ」
祖父「ほれ、ぐちぐち言うとらんで早くいかんか」
一刀「へぇへぇー」
一刀はそう言って蔵の方へ足を進めた。
彼の名は、北郷一刀。剣術一家の末裔で今は彼の父親が道場の師範をしている。
しかし、問題なのは彼の扱いだった。代々彼の一家は、前師範から次の後継者候補に技を伝えるのだが、彼だけ後継者候補に選ばれなかったらしい。
理由は、彼のお爺さんが彼の事を大層気にいり、自分自ら教えると言ったそうだが、彼の父親が条件として彼を後継者候補から外す事をもちだし、お爺さんがそれを承諾したそうな。
「まぁ、別に道場を継ごうなんて考えてなかったから別に良いんだがなww」と一刀君は言ったらしい。
一刀君紹介をしていたら一刀君が蔵に着いた様だ。
一刀「しっかし、なんで蔵にあるもんは下の町と繋がりねぇ癖に年々増えんだよ!おかしいだろ!?」
何事何事!?!?
一刀「ちくしょう、マジであり得ねぇよ」
ふぅ。どうやら、何時もの様に一刀君の愚痴タイムのようだ。
一刀「ん?なんぞこれ?」
一刀君の目の前には、鏡のようなものがあった。
一刀「鏡?ん~、鏡だったらばあさんが別のとこに保管すると思うんだけど、つい最近ここに持って来たのか?」
一刀君はお爺さんの下での修練を終えた後、一週間に一度、蔵の整理をする様になった。
一刀「仕方ねぇ。ばあさんに聞きに行くか……」
一刀君がそう言いながら元あった場所に鏡を置き、蔵を出ようとしたその時…
パキーン!
一刀君の後ろから何かが割れるような音がした。
一刀「なん…だ?」
恐る恐る振り向いた一刀君の目に映ったモノは…
一刀「なんで?落ちてんだ?!」
落ちるはずのない、鏡が床に落ちて居た。
一刀「くそが!このままじゃ、面倒なことになりそうだな」
そう言って、蔵を飛び出そうとした一刀君を、
一刀「うおっ!?」
光が包んでいた。
一刀「ちぃ!」
そして光が消えた後、蔵のなかに一刀君の姿は無かった。
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余りにも酷いです。設定とか設定とか設定が酷いです。
温かい目で見守って頂けると凄くうれしいです。