No.192171

[また]ホースマン一刀[ネタ]

武中さん

実は私、三度の飯より競馬が好きでして・・・
いや~今回の有馬記念!白熱しましたね!
26日にこれを投下すりゃ良かったかな?

いつもくだらないネタに付き合ってコメントをくださる皆様

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2010-12-27 20:59:06 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:6756   閲覧ユーザー数:5533

武中の作品ですので

 

「読みにくい!」や「誤字脱字ばっかじゃねぇか!」や「なんか文法ちげぇよ!」が

 

大量にあるはずです。

 

ご指摘いただければありがたいです。

 

あと「こんなん一刀ちゃう!」とか「恋姫の原型とどめろや!」とか

 

「キャラ崩壊するな!」があるでしょうが、

 

自分のはこんなもんです。あしからず。

 

ではでは

 

 

曹操に降った張遼は洛陽に入る。

董卓達の安否も気になったが真っ先に向かったところは中央街から離れた馬宿舎であった。

「一刀?おるか?入るで。」

「おう、勝手にしろ。」

張遼の声に反応しながらも振り向きもせずただ馬の毛の手入れをしている男。

これがこの外史の北郷一刀であった。

「負けたのかよ情けねぇの・・・黒捷が泣くぞ。」

「うるさいわ!うちだってなぁ・・・」

この後少しばかり雑談が続く。それはまるで長年連れ添った夫婦のように見えたし、

悪餓鬼同士が悪戯について話し合っているようにも見えた。

 

 

「・・・ハハハ!なんやそれ!・・・ってそんなことはどうでもいいんや。黒捷のことや。」

「ん?なんだよ?黒捷が怪我したのか?だったらとりあえず霞、殴られろ。」

「ちゃうちゃう!うちの大切な相棒や!そんなことはさせへん。預けにきたんや。」

一刀は疑問に思った。張遼は曹操に降ったのだから曹操の治める土地に行くはずだ。

自分に馬を預けることはない。

「おいおい、洛陽を離れるんだろう?俺は面倒を見れんぞ。」

「だからその・・・引き抜きにきたんや。曹操様に会ってほしいってわけやな。」

「そういうことよ。」

宿舎の扉に曹操が立っていた。傍には夏候惇、夏候淵がいた。

それは一刀は胡散臭そうに見ていた。

「あなたが北郷かしら?帝から直々にご赦免を受けたという。」

「あれはあの糞ッたれがいけないんだよ。」

 

 

事の顛末はこうだ。

一刀はかつて帝の乗る馬の育成をすることを受けた。

上から高圧的に言われたのが気に食わなかったがどうせなら最高の馬を育て上げようと決めた。

そして一刀は帝に「古今東西探してもこれほどの馬はない。」と言わせるほどの馬を育て上げた。

しかしまずいことが起きた。その馬を引き取りに来た官僚がこう言ったのだ。

「このような素晴らしい馬を作り上げたおぬしは素晴らしい。」

「おい・・・作り上げたぁ!?なに馬を物みたいに言ってんだ!!」

一刀は官僚を殴り飛ばしてしまった。なまじこの官僚が高位であったのがいけなかった。

とうぜん一刀は怒りを買い、処刑される手前までになった。

しかし帝が直々にご赦免を出したのだ。

「今後、このような者は出てこぬやもしれぬ。この者はこれからの名馬を育てていくのだろう。」

これにより一刀の名は一気に広まったのだ。

 

 

正直一刀はどうでもよかったのだ。馬と生きていければそれで良かった。

この後董卓軍の将軍達の馬の面倒を見るようになった。

「で?俺になんかようか?曹操様。」

「そうね、まずは・・・」

曹操は話を切り出そうとしたが、止まってしまった。

それは一刀の顔が怒りに染まっていたからだ。その目線の先を見ると、夏候惇が宿舎の馬を撫でていた。

「おぉ!秋蘭、こいつはいい馬だぞ!見てみろ!!」

「姉者・・・あまりはしゃいでは・・・」

 

 

このとき夏候淵は一刀に気づいてしまった。思わず小さい悲鳴が出てしまうほどの形相をしていたのだ。

「おいおい!!なにを勝手にうちの可愛い馬に触れてんだよ!あ!?そいつはな繊細なんだ!」

「え?いや、いい馬だからつい・・・」

さすがの夏候惇もその道の専門家に怒られるとすこしばかり言い淀んでしまう。

「つい!?ふざけてんのか!てめぇはよぉ!いいか馬ってのはな少しの緊張で・・・」

「あかん始まってもうた・・・」

一刀は一度馬について語ると止まらなくなるのだ。

 

 

「と、言うわけで馬というのは繊細で可愛く雄雄しく優雅なやつなんだ。

素晴らしい!馬ほど素晴らしい生き物はいない!!こいつが戦場で駆ける姿はな・・・」

「あ~一刀?もうええかな?」

一刀は一刻ほど馬について語っていたのだ。

夏候惇だけでなく曹操も夏候淵、張遼も巻き込み語っていた。

「なんだよ?これからが本番だぞ?」

「いや・・・うちは引き抜きしに来たんやけど・・・」

「北郷?私もそろそろ本題に入りたいのだけれど・・・」

「いや!まだだ!まだ終わらんよ!!」

この後一刀の語りは夜まで続いた。


 
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