動物は御坂美琴が嫌いだ
別に彼女自身が何かをしたわけではない
むしろ彼女自身は動物達と仲良くしたいと願っている
でも、それは不可能だ
御坂美琴の能力『超電磁砲』が邪魔をする
「……っつ!」
そして今日も動物に嫌われ、傷を負う
「……ビリビリ。おまえもしかして――」
ツンツンした短めの黒髪の少年はその様子に気づく
「いいよ。それが私の運命だから」
御坂美琴は笑う
でも、それは作り笑顔
「………」
ツンツンした短めの黒髪の少年は何を思ったのか右手で御坂美琴の肩を置く
「気休めかもしれないが、これで触れるぞ」
「………えっ」
動物は彼女に甘える
電気はない
電気発生もしない
でもそれは嘘だ
だって、御坂美琴の『心』の電気はバチバチしまくりなんだから―――
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