「はぁ……あなたはいつになったら、ちゃんと仕事が出来るのですか?」
「えへへっ♪ すいません」
「笑っている場合じゃないでしょ。少しは反省をしなさい!」
「は~い♪」
全然反省していない感じで美鈴が返事をする。
まったく、この子はどうして真面目に仕事が出来ないのでしょうね。
この子の後処理にどれだけ私が苦労していることか……
「あの~咲夜さん?」
「何です? 反省をしたのなら、早く持ち場に戻りなさい」
これ以上私に面倒をかけさせないで欲しいわ。
「えへっ♪ 呼んでみただけです♪」
満面の笑みでふざけた事を言う美鈴。
「……死にたいのかしら?」
「い、いえ、ごめんなさいっ」
ほんと、あなたは何がしたいのよ?
それに何で、そこまで嬉しそうな顔をしてるのよ?
意味が分からないわ。
でも――
「何もないのなら早く戻りなさい」
「は~い♪」
何故かしらね。あまり強く怒る事が出来ないのは。
美鈴のあの笑顔のせいかしら?
そうよね。あんな笑顔を見せられて強く怒るなんて事出来ないわよ。
まったく、仕事は出来ないくせに……
卑怯よ美鈴。
私に変な気持ちを抱かせるなんて、ほんと卑怯だわ。
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これは、名作? 迷作? いいえ、めーさくです。
美鈴に適わない咲夜が可愛いんです。