No.182630

真・恋姫無双 ifストーリー 現代演義 第6話

オトナシさん

今回から妹参戦です。名前は何となく「葵(あおい)」としてみました。
自分のキャラの外見イメージは喰霊の黄泉みたいな感じです。あと、重度のブラコンですが、けして病んではいません。

2010-11-05 00:22:50 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:8350   閲覧ユーザー数:6403

???「ここが聖フランチェスカ学園・・・・・。元気にしてるかなぁお兄ちゃん。ふふ、突然行ったらビックリするだろうなぁ」

 

学園の校門の前に佇む一人の少女。

 

その少女の表情は自分が思い描いている予想を次元一つ突破して起こるとはまだ分かっていない・・・・

皆さんこんにちは。北郷一刀です。今僕はイモトよろしく、獰猛な猛獣から全力で逃げています。ほら、数メートルに木刀を持った春蘭が・・・・

 

何故のようなことになっているかというと、それは今から数十分前・・・・・

 

 

 

一刀「うぇ~、これでやっと三分の二か・・・・・。俺にしてはかなりのハイペースだよな・・・・。ふぅさすがに疲れたぁ~」

 

ここは俺の自室。今日からは八月に突入。ここしばらく夏休みの宿題の討伐にかかっていたため今まででは考えられないスピードで処理をしていた。ひと段落していると突然部屋のドアが蹴破られた。そして俺に飛んできた。

 

一刀「あぶねえ!!な、なんだぁ?」

 

間一髪でドアをよけ、飛んできた方を見るとそこには春蘭が立っていた。

 

春蘭「ほ~んご~う~!」

 

一刀「春蘭!?ど、どうした?てか、ドア蹴破るなよ!危うく死ぬとこだったぞ!!」

 

春蘭「ええい!うるさいうるさい!!私は今とてつもなくイライラしているのだ!殺さないでやるから私におもいっきり殴られろ!!」

 

一刀「お前におもいっきり殴られたらどっちみち死ぬわ!」

 

春蘭「問答無用!!」

 

一刀「おわわわぁぁぁぁ」

 

いきなり手にしていた木刀を振りかざしてきやがった。これまた間一髪のとこで回避し、ついさっきまで自分のいたところを見ると無残にも真っ二つになった机があった。やっぱ死ぬ!マジで死ぬ!

 

一刀「お、おちつけ春蘭。なんとか俺以外でストレスを解消してくれ」

 

そう言って和平交渉を持ちかけようとしたが、あえなく失敗した。それどころか地雷を踏んでしまった。

 

春蘭「すとれす?もうこれ以上お前の世界の言葉なんぞ聞きたくないわぁぁぁぁぁ!!!」

 

一刀「ひぇぇぇぇ、助けてぇぇぇぇ!!」

 

こんな感じで冒頭部分に続く・・・・・

一刀「ぜぇぜぇ。しつこすぎだろ春蘭のやつ。しかもただの八つ当たりだし・・・・・」

 

なんとか春蘭を撒いてただいま潜伏中。これリアル鬼ごっことかそういうレベルの恐怖感じゃない。マジで生死掛かっているし。何とかして春蘭のストレ・・・・・イライラを解消して怒りを静めなくては・・・。

 

・・・・・俺が殴られる以外に思いつかねぇーOTZ

 

いやいや、何かあるはずだ。何か・・・・何か・・・・・・・・・・・チーン

 

まだ死にたくなぁーい!!誰かぁ助けてくださぁぁぁい!!

 

春蘭「見つけたぞぉ、北郷!!」

 

一刀「げぇ夏侯惇。もう見つかった」

 

春蘭「大人しく、殴られろ!」

 

一刀「最早それは木刀という名の真剣だぁ」

 

???「ん?何か騒がしいのがこっちに近づいてくる?って、うわぁ」

 

一刀「へぇへぇ、いい加減にしろよぉ。って、うわぁどいてどいて!」

 

どかっ

 

???「痛たたたた・・・・もうなんのよぉ。って・・・・」

 

一刀「つつつ、ごめん。大丈夫?って俺が大丈夫じゃねぇ。早く逃げないと・・・・・」

 

春蘭「北郷!覚悟ぉぉぉぉ!」

 

ああ、終了のお知らせですか?まだ未練はあるけどなかなか楽しい人生だったなぁ。ガキィン。ゴメンよ爺ちゃん、父さん、母さん、葵。俺先に・・・・

 

一刀「あれ?生きてる?てか、ガキィンって・・・・・うお、葵?」

 

春蘭「ぐぬぬぬ、何者だ!貴様!」

 

葵「それはこっちの台詞よ!私のお兄ちゃんに何すんのよ!」

そこに立っていたのはここにいるはずのない二つ年下の俺の妹の葵。竹刀で春蘭と鍔競合っている。って、春蘭と鍔競り合い!?それは流石に止めないと

 

一刀「お、おい!葵!やめておけ。春蘭も、やるなら俺を相手にしろ!」

 

春蘭・葵『うるさい!』

 

一刀「は、はい」

 

春蘭「ふふふ、まさかこの私を楽しませられるやつがいるとはな」

 

葵「その台詞そのままお返しするわ。私も家族以外で本気を出せそうな人は初めてよ」

 

春蘭「いくぞぉぉぉ」

 

葵「はぁぁぁぁぁ」

 

そのまま二人は戦い始めてしまった。

 

今まで強い強いと思っていた葵がまさか春蘭とまともに打ち合えるほど強いとは・・・・・。そう考えると葵の手も足も出ない母さんと爺ちゃんって一体・・・・・・

 

ちなみに俺は葵に一回も勝ったことがない。というより一本も取ったことがない。これは今までコンプレックスだったがたった今消去された。春蘭くらい強かったんなら仕方ない。うん。命大切。

 

華琳「ちょっと、どうなっているのよこの状況・・・」

 

桃香「うわぁ。あの子、春蘭さんと互角に戦っていますよ。すごぉい」

 

蓮華「た、確かに。何者だ?」

 

二人が戦い始めてから少し経ってから君主三人がやってきた。どうやらさっきから俺が春蘭に追い掛け回されていたのを「そろそろうるさいし止めるか」みたいな感じで助けに来てくれたらしい。いや、もっと早く来てくださいよ。

 

華琳「あなたの問題なのだからあなたが何とかするべきだったのよ。違う?」

 

一刀「いや、俺は理不尽に一方的に襲われていただけなんだけど・・・・」

 

華琳「ち・が・う・か・し・ら?」

 

一刀「仰るとおりです」

 

華琳「それで、本当にあの娘は誰なのかしら?」

 

一刀「ああ、あれは俺の妹だよ」

 

三人『妹!?』

 

一刀「う、うん」

 

あれ?今まで妹がいるって言ってなかったっけ?まぁ、この反応からして言ってなかったんだろうな

 

蓮華「一刀、あなた妹なんていたの?」

 

華琳「それは初耳ね」

 

桃香「ねー。何で隠していたの?ご主人様」

 

一刀「やっぱ言ってなかったんだ。別に隠していたわけじゃないよ。今まで話す機会がなかったり、そういう話にならなかったから・・・・」

 

そう三人に説明していると、ものすごい殺気がこっちに飛んできた。

 

葵「一刀・・・・・?ご主人様・・・・?」

 

春蘭「隙ありぃぃぃ!!」

 

一刀「駄目だ春蘭!」

 

葵「うるさい!」

 

春蘭「のわぁぁ」

 

俺が叫んだものの無駄に終わった。春蘭は葵のカウンターで吹っ飛ばされた。葵がもっとも得意としているのはカウンター。ワザと隙を作って相手を誘い込むこと誰でもやったりするが葵はそれが特にうまい。俺もそれに何回も引っかかったし、さっきまで春蘭も何回も引っかかってギリギリでかわしていた。

 

華琳「春蘭が・・・・負けた?」

 

葵「お兄ちゃん。どういうこと?さっきから思ってたんだけど、誰なの?その人たちとかこの人とか」

 

三人『!!!!!?????』

 

怖ぇぇぇぇ。これがあれか?ヤンデレってやつですか?うちの妹はヤンデレなんですか?

 

一刀「待て、葵。落ち着け。ちゃんと全部話す。信じられないと思うことを話すが信じて聞いてほしい」

 

葵「・・・・・・わかった。お兄ちゃんがそう言うなら」

今まであった事情をすべて話すために葵を寮まで案内した。それから皆にも話しをするために集まってもらった。

 

そうして全部話し終わった。

 

葵「・・・・・・・・・・・・・」

 

一刀「まぁ、信じられないと思うけど全部本当なんだ。ここにいる皆は女の子だけど三国志の武将や軍師たちで、俺はその世界に行っていて、みんな一緒に帰ってきて・・・・って葵、さん?」

 

葵「な・・・・」

 

一刀「な?」

 

葵「何なのよぉぉぉ!この人数はぁぁぁぁ!」

 

一刀「ええ!?突っ込むとこそこ!?」

 

葵「しかも幼女から熟女までとかドンだけよりどりみどりなのよ!!守備範囲広すぎじゃない!!どこに投げてもストライクじゃない!!お兄ちゃんならちょっとくらい変わった趣味とか持ってても絶対に引かなかったけど、これは流石に変態よ!」

 

真桜「まぁ、確かに隊長は変態の部類やろうな」

 

沙和「なのなの」

 

凪「おい。二人とも隊長に失礼だぞ。そりゃ確かにそういうところもあるかもしれないが・・・・」

 

真桜「凪、ふぉろーになってへんで」

 

一刀「お前らなぁ・・・・って葵?どうした?」

 

葵「あれ?でも、これだけ変態ならリアル妹も守備範囲に入るんじゃ・・・・うん、きっと入っているわ。大丈夫よ。うう~でもここにいる人みんな美幼女、美少女、美女と何でもそろっているしなぁ。美人物産展かっての。それにあの人とかあの人胸大きいってかでかすぎでしょ。巨乳ってより最早あれは魔乳ね。何食べたらあんなになるんだろう・・・・(ブツブツ)」

 

なんかブツブツ呟いているけど、大丈夫か?こいつ。

 

一刀「おーい。葵?」

 

葵「(ブツブツ)・・・・へ?ううんなんでもない。なんでもない。えへへ」

 

一刀「そ、そうか?」

 

葵「ごほん。それで、さっきのお兄ちゃんの話だけど信じるわ」

 

一刀「へ?」

 

葵「だ・か・ら、信じるって言ったの。まぁ正直信じがたい気持ちもあるけど、さっきの人の強さを考えると妙に納得もしちゃうからとりあえず信じる」

 

一刀「おお、さすが我が妹。話のわかる。ところでお前なんでここにいるんだ?」

 

葵「ん?ああ、すっかり忘れてた。私ここ受験するから下見に来たの。で、お兄ちゃんを驚かそうと思って連絡しないできたら逆に私が驚かせさせられちゃったってわけ」

 

一刀「そうだったのか。でもお前日帰りするのは結構厳しくないか?」

 

葵「いや、お兄ちゃんのとこに泊めてもらおうかと・・・」

 

一刀「俺が前いたのは男子寮だったから駄目だったと思うぞ。まぁ寮母さんが何とかしてくれたかもしれないけど。でもここなら部屋まだあるから大丈夫だぞ」

 

葵「うん!じゃあ二,三日よろしくね」

 

一刀「ああ。そんなわけだから、みんなもよろしく頼むよ」

 

葵「・・・・よろしくお願いします。(絶対に負けないんだから)」

 

そんなわけで妹がやって来ました。


 
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