翌日から冥琳たちW教師もといW軍師による勉強会が開始された。
「花蓮ちゃ~ん。この絵本を読みましょうね~」
「は~い♪むかしむかし…?のんせんせいこれなんてよむの?」
「これはですね~」
花蓮はまずこの世界の文字がわからなかった。
なので穏は絵本を使って文字を読ます事にした。
絵本だと文字がわからなくても内容がわかりやすく又、幼児向けの為難しい文字も少ないからだ。
「問題だ正宗…彼を知り己を知れば百戦して殆うからずとはどういう事だ」
「忘れました!!」
「即答するな!!(スパン)」
一刀については過去に来た事もあり文字やシステムなどはある程度覚えていた。
冥琳は軍師としての心得などを教えることにした。
そして先程のように考えもせず回答した場合容赦なくハリセン『鳳凰(冥琳命名)』で頭を叩いた。
「(パコ)…すいません。……冥琳疑問に思ったんだがいいか?」
「ああ…」
「小学生を教えていた時もこんなことするのか?」
「確かに頭は叩かんが机は叩いてたな」
「…いいのかよ」
「静かにさせるには効果的だからな…さすがに白虎九尾で叩く訳にはいかないだろう」
「なるほど…」
「それでさっきの問題の答えはわかったか」
「たしか…敵と自分自身がわかれば百戦しても負けはしないってことだったか?」
「正解だな…それで…」
しかしさすがというか現役教師・保育士だけの事はあった。
教え方や要領がよくどうやったら効果的か良く分かっていた。
その為一週間しない内に花蓮については文字が少し読めるようになった。
「のんせんせい♪この『愛』ってどういうことですか?」
「これはですね~パパとママがいつも持ってる事ですよ~」
「のんせんせい♪『嫉妬』ってなんですか?」
「それはですね~パパがほかの知らない女の人に話しかけた時に抱くママの気持ちですね~」
しかし…その教え方はどうかと思うぞ穏。
何でもかんでも一刀と蓮華で例えるのは…。
そして勉強会で手紙も書いた。
これは一刀の提案だった。
蓮華が一カ月寂しい思いをしているんではないかと思ったからだ。
蓮華は人一倍の頑張り屋さんで寂しがり屋さんだと一刀は感じていた。
思春がいたとしてもきっと本当の自分は見せないと思ったのだ。
冥琳たちは何も聞かずに一刀の提案に賛成した。
一刀と花蓮は手紙を書き冥琳に確認してもらった。
確認して冥琳は一言
「この…………ラブラブエッチ好き(バシ~ン)」
冥琳は顔を赤くして渾身の力を込めて鳳凰ハリセンで頭を叩いた。
そんなこんなで手紙を送って約二週間経過したある日…。
玉座の部屋にて
「祭~いる?」
「策殿…ここに」
「監視の方はどう?」
「四人に不審な動きは特にないぞ」
その後、黄蓋は監視対象者である一刀,花蓮,冥琳,穏の近況報告を行った。
「そう…」
報告を聞いた孫策は少し考えるそぶりをみせた。
その時伝令が部屋に入ってきた。
「失礼します!孫策様…袁術様より文を預かってまいりました」
「御苦労」
孫策は受け取った手紙に目を通した。
その後孫策は筆を走らせ手紙を書き、それを伝令に渡した。
「北郷,登,冥琳,穏を呼んできて…。それとこれを蓮華に渡しに行きなさい」
「御意」
伝令が部屋を出たのを確認した孫策…。
「祭ちょっと」
「なんじゃ」
孫策は黄蓋に耳打ちした
「……ゴニョ……ゴニョ…」
「ほほ~」
「御願いできる?」
「御意」
黄蓋は孫策の話を聞いて部屋を出た。
「さてと………フフフ」
孫策は一人不気味に笑った。
つづく
おまけ
きょうからおべんきょうかいかいしなの
のんせんせいといっしょにえほんをみました
ぱぱはめいりんせんせいにぱんぱんあたまをたたかれてました
おわらいのれんしゅうなのかな?
ぱぱがんばって
きょうは「やんでれについて」というごほんをよみました
のんせんせいにいろいろききました
ままはやんでれなのかな~
きょうはままにてがみをかきました
めいりんせんせいとのんせんせいにほめられました
でもぱぱはめいりんせんせいにたたかれてました
なんでたたかれたのかな~
のんせんせいがおみみせんしてきこえなかったの
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花蓮第3章です…
今回は短めです
は~うまく書けたかな…?
不安です…。
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