No.172856

おお。霊夢さん。

tanakaさん

霊夢さんがお燐に好意を寄せている感じですが、違うのですよ。ただ単に可愛い物好きというだけです。
ちょい変かもね~

2010-09-16 19:34:42 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:897   閲覧ユーザー数:864

「――霊夢。ちょっと霊夢。聞いてるの?」

「ええ、ちゃんと聞こえてるわよ」

 さっきから、うるさいほど聞こえてるわ。

「だったら、早く離してよ」

「う~ん……嫌♪」

「い、嫌って――」

 だって仕方が無いでしょ。あんたを抱っこするの気持ちいいんだもん。

 それに――

「お燐だって本当は、嫌いじゃないんでしょ?」

 一応ネコだし、心の底では喜んでるはずよ。

「嫌に決まってるでしょ。霊夢はネコを勘違いしてるわよ」

「そうかしら? お燐もこうされるの好きでしょ?」

 優しくお燐の喉元をくすぐる。

「ちょっ、止め……ばかぁ……」

 お燐がくすぐったそうに身をよじる。

 ああ、お燐のこういう所可愛いわよね。

 普段はサバサバしてるお燐の可愛い所を見るのは、やっぱり面白いわね。

「ねぇお燐。わたしのペットにならない?」

「ならない」

「どうしても?」

「あ、う……な、ならないわよ!」

 むむ。しぶといわね。大人しくわたしのペットになればいいのに。

 仕方ない。うわ目使いでお願いしてみよう。

「お願いよ、お燐」

「~~~~~~~~っ!」

「いいでしょ?」

「……あーもうっ! 分かったわよ! 霊夢のペットになればいいんでしょ!」

「うん♪」

 さすがお燐。話が分かるわね。

「お燐がわたしのペットになったという事は、存分に可愛がっていいってことよね?」

 たくさん抱きしめたり、撫でまわしたりしてもいいって事よね。

「そ、それは……」

「お燐は、もうわたしのペットなんでしょ?」

「そうだけど……恥ずかしいし……」

「関係無いわよ。わたしのペットなら拒否権は無いわよ♪」

「……そうね」

「物分かりがよくて助かるわ」

 さてさて、じっくりとお燐を可愛がるとしますか。

 

 お燐。覚悟しなさいよ♪

 


 
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