No.172547

妹と共に 38 霞

護衛さん

中身は薄っぺらいです

2010-09-15 00:59:11 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:5852   閲覧ユーザー数:4616

華琳「それで・・・一刀、返事を聞かせてくれるかしら?」

一刀「返事は却下だ」

華琳「どうしてかしら?」

一刀「俺が軍師になって、流琉や季衣の窮地に助けにいけなかったら意味が無いからな」

華琳「でも・・・アナタの知はわが軍で誰よりも優秀なのよ」

一刀「もしそうだとしても・・・・いや、魏軍三大軍師に俺が勝てるわけないだろ」

華琳「そんなこと・・・ないわよ」

一刀「話がそれだけなら・・・俺は戻るぞ」

華琳「・・・・今はあきらめてあげる」

一刀「俺が軍師になることなんてナイトおもうがな」

華琳「はぁ・・・・あっさり断られたものね」

桂花「華琳様?」

華琳「あら、桂花・・・どうしたのかしら?」

桂花「華琳様こそ、ため息などつかれて・・・どうしたのですか?」

華琳「なんでもないわ・・・・桂花?」

桂花「はい?どうなされました?」

華琳「なぜ・・・縮んでいるのかしら?」

桂花「縮んでいる?」

華琳「ええ、昨日はもっと・・・・いえ、元の身長だったようだけれど・・・・」

桂花「そうですか?(キョロキョロ)自分ではよくわかりませんね」

華琳「まさか・・・桂花も一刀のことを・・・?」

桂花「な!?華琳様、それはあんまりです・・・・私があの一刀をスキになるはずが・・・・あ」

華琳「桂花」

桂花「あ、政務が溜まっているのでした・・・・失礼します」

華琳「ちょっと待ちなさい!桂花!・・・・逃げられたわ」

桂花「あぶないあぶない・・・うっかり華琳様にばれるところだったわ」

桂花「ああ・・・・一刀様・・・・」

霞「一刀~」

一刀「ん?霞?」

霞「一刀・・・あんなぁ~・・・ちぃ~っとばかしお願いがあるんやけど・・・・」

一刀「歯切れが悪いな・・・・どうした?」

霞「その・・・・うちの兵たちを鍛えてほしいねん」

一刀「霞の兵たちをか?急にどうしたんだ?」

霞「急にでないで~。そら、うちかて一刀のところの兵みたいな兵ほしいよ・・・・やけども惇ちゃんですら許可されてへんのに、うちがもらったら・・・・問題やろ?」

一刀「だから、鍛えてくれか」

霞「そうやねん!」

一刀「そりゃ・・・俺はいいといいたいけど・・・・此処のところ人が増えてな・・・・それどころじゃないんだよ」

霞「え~、そこをなんとかならへんの?」

一刀「う~ん・・・・沙和と麟に聞いてみるよ・・・・あ、鍛えるっていっても一気に大人数はできないからね」

霞「それでもええで、北郷隊に近づけるんやったらな」

一刀「それじゃぁ・・・・二三日時間をくれ」

霞「いくらでもまっとるよ~、いい返事きたいしてるで~・・・ほな、うちは調練に行って来るわ」

一刀「わかった・・・・じゃぁな」

霞「たのんだでぇ~」

一刀「夜遅くにごめんね」

沙和「気にしないの~」

麟「はい、問題ありません・・・それで、どうしたのですか?」

一刀「うん、昼にね、霞から兵を鍛えてくれって言われてさ」

沙和「隊長が直接鍛えるの~?」

一刀「いや、俺も色々忙しいからな・・・・麟ならわかるだろ?」

麟「はい・・・私の隊と沙和さんの隊で・・・面倒をみるってことですよね?」

沙和「ええなの~」

一刀「うん、基礎は沙和が、馬術は麟に任せれば・・・・問題ないと思ってるけど・・・・嫌かな?」

沙和「いやじゃないの~、けど、沙和にできるかなぁ」

一刀「何言ってんだ、沙和が鍛え上げた兵がいて、初めて魏軍が動けるんだぞ?」

麟「そうですよ!基礎ができてない兵なんてただの烏合の衆なんですから・・・・沙和さんの調練は必須なんですから」

沙和「うう・・・がんばるの~・・・でも、隊長からご褒美ほしいの~」

一刀「わかった・・・・俺個人の願いだからな・・・・沙和と麟には俺にできることなら可能な限りするよ」

沙和「やった~なの!」

麟「ありがとうございます・・・・では、私も基礎しかできませんが・・・・できる限りのことをして見ます」

一刀「うん・・・二人ともよろしくね」

二人「「はい!」」

華琳「zzz」

華琳「かずと・・・・すき・・・・」

 


 
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