全てはこの一言により始まった。
「レイさん一度里に帰りたいのですが宜しいですか?」
「いいけど…。どうしたの?」
「今から大変になると思うのでそうなる前に一度頭領に会ってこれからのことを話しておきたいのです」
「なるほど…。わかったよカスミ」
「それほど時間はかからないと思うのでいって「おれも行っていいよね」」
「でも迷惑をかけるわけには」
「いいの。俺にも関係あることだから」
「わかりました。マッシュさんに一緒に行く許可をもらってきますね」
「おれも一緒に行くよ。カスミ」
今解放軍はグレックミンスター解放の為いろいろ戦いの準備をしていた。
皆この戦いに勝ったら赤月帝国を崩壊出来るとわかっていたので皆気合が入っていたのだ。
この解放軍のリーダー レイ・マクドールも同様だった。
カスミもレイの意気込みを分かっていたので最初一人で行こうとしたが内容を聞いたレイはすぐ同行することを決めたのだ。
ここまで書くとわかると思うがレイとカスミは恋人同士でこの戦いの後カスミは結婚して忍びをやめるつもりなのだ。
二人はマッシュに事の次第を報告し外出の許可を貰いに行った。
マッシュは最初「戦いが終わった後でも…」と渋った。
それは当然だろう。解放軍のリーダーとそれを支える将が数日留守にするのだから軍師として当然反対したのだ。
しかし、この二人が恋人同士というのは解放軍全員知っており、今後の二人の人生に関わることだと分かっていたので最終的にはしぶしぶ外出を許可したのだ。
「二人の気持ちはわかりました。寄り道など早く帰ってきてくださいね」
「御意」「はい」
二人が去った後……
「は~。二人のいない間どうやって戦いの準備をするか…」
「まったく。二人にはもう少し……ブツブツ」
二人は許可を貰った後、ビッキーの所に行きロッカクの里までテレポートを頼んだ。
「ビッキー申し訳ないのだけどロッカクの里までテレポート御願い」
「わかりました~」
「失敗はしないで下さいね」
「そんなに~毎回失敗してないですよ~。それでは行きますね~。えええ~いックシュン。」
ぴか~ん
「「うわ~~~~」」
「失敗しないでって言ったのにー」
二人はこの時思っていなかった。この失敗がいつもの失敗と違うということに。
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本当に下手でスイマセン。
無謀にも続き物を作ってみました。
幻想水滸伝と恋姫を混ぜてみました。
更新は遅くなるだろうな…。
主人公キャラ:レイ・マクドール(坊っちゃん),カスミ