真・恋姫†無双短編、愛紗の夏の思い出
「南地区、今のところ異常ありません!」
「そうか。何が起こるかわからんからな。引き続き警戒を怠るな」
短く返事をした兵士が走り去っていく。
その後ろ姿を眺めながら、愛紗は申し訳無いという気持ちに苛まれていた。
* * *
もうすぐ天の御使いが主催する祭が蜀都で開かれる。他国の重鎮たちも、興味本位で視察に来るそうだ。
――失敗は許されない。
愛紗はそう思った。
だが軍議に連ねる将軍達は皆、気楽なものだった。
「もうすぐお祭なのだ! 翠!」
「あぁ! 今度こそ早食い対決に決着をつけるぜ、鈴々!」
遊ぶことしか考えていない二人に、
「やれ、その日が非番とは限らんのではないか?」
と、桔梗が諭すと、二人に限らず多くの者が凍りついた。
その事なんだけどと、彼女達の主人である北郷一刀が口を開いた。
「できれば皆にも、お祭りを楽しんでもらいたいんだ。最低限の人数を警備に回す方向で行きたいんだけど……」
彼と眼が合い、己に問われているのだと理解した朱里は、申し訳なさそうに答える。
「ううっ、ご主人様ぁ……。一部隊だけで、何とかしていただかないと。その……、予算が……」
――本当にごめんなさい! と、北郷一刀は皆に謝った。
「じゃぁ、くじ引きだねっ……」
いかにも、深刻ですよという声色を出して桃香が前に出る。その手に握られたくじを見て、誰もが戦々恐々となる。
祭の日に誰が好き好んで警邏の仕事などと……。そして何より、部下から恨まれる。
「相変わらず用意良いよな……」
と、ぼそりと一刀が呟いた。
「さぁ! 誰からでもどうぞ!」
「では、私から――」
* * *
「何が、――さすが愛紗、だっ!」
星の一言に柳眉を逆立て、悔しさを柄に乗せて地面に叩きつけると、今度は自嘲めいた笑みを浮かべた。
頭の中に浮かんだ疑問に、愛紗は一瞬にして答えを弾き出してしまったからだ。
この大切な日に、他の者が警備を担当することになれば。――心配で、祭を楽しむことなどできはしないと。
そういう意味でも、これで良かったのかもしれないと愛紗は思うのだ。
辺りを見渡せば、幾つもの民の笑顔が飛び込んでくる。
子供達が愛紗に向かって手を振っている。また違う場所では、労いの言葉と冷たい水が民達から兵士達へと手渡される。
いつしか暗雲は消え失せ、心地よい風が愛紗の中で吹き抜けていた。
この平穏を、民の笑顔を守るのは他のどの隊でもない。
――我が関羽隊なのだ!
そんな熱い想いを胸に秘め、愛紗は青い青い空を見上げる。
「――必ずや、ご期待に応えて見せます。ご主人様」
子供達がはしゃぎながら彼女の脇を駆け抜けて行く。額に浮かぶ汗を腕で拭い、愛紗は再び歩き出した。
「愛紗おねーちゃーん!」
人通りの多い中央を愛紗が歩いていると、紫苑に抱かれた璃々に声を掛けられる。
二人は薄紫色の浴衣に身を包んでいた。よく似合っていると愛紗は思った。
「おぉ、璃々に紫苑ではないか。楽しんでいるか?」
その問いに元気よく答えた璃々の手には、綿飴が握られていた。口の周りは溶けた綿飴がべったりとくっ付いていたので、愛紗は手拭いで拭き取ってやる。
「ごめんなさいね、愛紗ちゃん」
「いや、これくらい大したことではない」
「ありがとー! はい、愛紗おねーちゃんにもあげるね! あーん」
綿飴を摘まんで愛紗の口元へと差し出すと、愛紗は遠慮することもなくそれを唇で挟んで受け取り、人差し指で押し込んだ。
口の中に広がる幸せが、彼女の笑顔となって零れ落ちる。
愛紗が感謝を告げると、璃々は綿飴を摘まんだ指を愛紗へと差し出す。
「――はい!」
「――ん?」
「えっとね、指を舐めさせてあげると喜ぶって、お――」
「――!?」
「――それじゃ、お仕事頑張ってね! 愛紗ちゃん!」
紫苑は璃々の話を無理やり遮り、人混みに紛れるように消えていった。
人差し指をぺろりと舐め、決して深く考えまいと、愛紗は任務へと戻った。
* * *
この夏祭は形式上、日没までとなっていた。だがまだ騒ぎ足りない者達は、祭はこれからだと声を張り上げる。
疲れ切った部隊も夜番と交代し、心機一転、厳戒態勢で任務に当たる。
勿論、昼番である愛紗も例外ではない。後任に引き継ぎ、自室へと戻っていた。
が、任務から解放されたのかというと、そうではない。
「小さないざこざはあったものの、大きな揉め事もなく無事に任務を遂行……」
報告書である。
責任者としての仕事が、彼女にはまだ残っていた。
蝋燭を明々と灯し、筆を走らせながら愛紗は思う。
民の安全の確保へ奔走してくれた部下達は、本当に良くやってくれたと。できれば恩賞を与えてやりたいと。
だが愛紗にはその権限が無かった。
深い溜息を吐いた。朱里を説得せねばなるまいと……。
しかしそれは頭の痛い話である。他国と同じように蜀も内政に力を入れており、愛紗が所属する軍部にも皺寄せが来ているほどなのだ。
まして、あの二人が突然思い立ったように計画し、朱里と雛里が涙を流しながら予算から捻出したお祭である。
……くっ、説得あるのみ。
愛紗は報告書を書き終えると同時に、考えるのを止めにした。
* * *
大きく背伸びをした愛紗は、誘われるように食卓台の椅子へと腰を下ろした。左右の肘を付いて顎を両手に乗せ、ぼんやりと――その琥珀色の瞳を一点へと向ける。
所々に桃の花弁が散りばめられた、彼女にとって馴染みのある緑色の浴衣。
それを手に届かない、遠い存在のように眺める。
愛紗は警邏の最中、浴衣を着て楽しそうにしている仲間達を何人も目撃していた。中には、最愛の人の前でくるりと回る姿も……。
その笑顔が今でも忘れられない。
疲れきった心と身体が睡眠を欲しているのに、心のどこかで、祭が終わるのを拒んでいる。
……暖かな場所へと、深く深く沈んでいく。
――私の浴衣姿を、ご主人様にご覧になっていただきたい。そしてご主人様と二人で屋台を巡るのだ。そうだ、途中で綿飴を頬張ろう。
職人の手から、手際よく生み出される飴細工。その透き通る美しさに見惚れていると……
「――愛紗?」
――肩を叩かれ、
「――お~ぃ、愛紗~?」
何かがおかしいと愛紗は思った。
現実へと引き戻された愛紗は慌てふためく。
「――ご、ごごごっ、ご主人様!」
息が掛るほどすぐ傍で、敬愛する主人に覗き込まれていたことに、愛紗は恥しさの余り立ち上がって距離を取る。
「部屋から灯りが漏れているのに、返事がないから心配になって……。その、無断でお邪魔させてもらったんだけど――」
「い、いえ、構いません。それよりも、こんな夜更けにどうされたのです?」
「うん、愛紗にありがとうを伝えに、ね」
「そ、そのような! この関雲長、ご主人様の臣下として当り前のことを、したまでです、が……、その……」
言い淀んだ愛紗に、一刀は話を続けるようにと促す。
「私のくじ運の所為で、部下の大切な時間を奪ってしまいました。誰かがこの任に就かねばならないと、存じてはいるのです。――ですがこのお祭りという貴重な日に、愛する人と過ごせぬ者達はその……、とても辛い想いをして。せ、せめて我が隊の者達には、桃香様や、ご主人様から恩賞を賜りたいのです!」
愛紗には珍しい嘆願である。
「この大切な時期、予算が厳しいことも重々承知しております! ですが何卒!」
自分のことは構わないと、せめて部下の働きには報いてやってほしいと、愛紗は深く頭を下げ、何度も乞うのだ。
そんな愛紗に一刀は……
「恩賞の件に関しては大丈夫。愛紗が心配することは何にもないよ」
気の良い返事を返すのであった。
一刀も桃香も、他国から視察に来た重鎮達を持成しつつ、ただ祭を楽しんでいた訳ではない。
国内の豪族や豪商にも挨拶に周りながら、早くも次の協力を募っていたのだ。
さらに、今からでも遅くはないっ! と、今回の祭を援助してくれたなら、協賛者として瓦版に名を連ねられると、桃香達は筵を売るような勢いで資金を集めて回っていたのだ。
渋る者には協力してくれた人達の名を上げていき、好敵手や、さりげなく仲の悪い人の名前を出して、彼らの退路を断ち切るという強かさを見せる――。
その話を聞いた愛紗は感無量な面持ちで、静かに、深く頭を下げる。
「ご主人様や桃香様のお陰で、私の肩の荷が下りました」
「んー、でも関羽隊の皆には悪い事しちゃったな……。確かに祭の日に家族と一緒に過ごせないのは辛いよな……」
「そうですね……」
二人の間にほんの少し、静かな時間が流れた後、
「……愛紗も俺と一緒に過ごせなくて、寂しかった?」
突然、一刀の悪戯な問いかけに、愛紗の顔は真っ赤に染まる。
「なっ! そ、そのようなっ――!」
「俺は寂しかったな……」
「――っ! ご、ご主人様は私の気持ちをご存知の癖に、意地悪をするのですね……」
「うん、愛紗のことが好きだからね」
「~~~~~~!!」
「そうだ、愛紗っ!」
「――は、はい!?」
「浴衣、愛紗の浴衣姿が見たいな」
いや、そんなっ! と、髪を気にしつつあたふたすると、丁寧に折り畳まれた浴衣を手に取り、その豊かな胸の前でギュッと抱きしめる。
「ご主人様が、わ、私の浴衣姿を――。ゆ、浴衣姿など、皆ので、その……、見飽きたでしょう?」
肌を晒した肩を上下させ、上目遣いで弱々しく問いかける。
「えっ? いや、そんなことないよ! 愛紗の浴衣姿、見てみたいな!」
「そ、そんなに私の浴衣姿が、ご、ご覧になりたいのですか? ですが祭はもう終わって……」
「でも二人の時間はまだ……だろ? それとも愛紗は、俺に浴衣姿を見せてくれないのかな?」
ぱぁっと花咲くように喜びの表情を浮かべた後、すぐに真面目な表情を取繕う。が、頬が緩んでいた。
「し、仕方ありませんね! ご主人様に、そ、そこまでお願いされては!」
コホンッと咳払いをした愛紗は、
「ではご主人様、今から着替えますので、しばらく外でお待ちください」
一刀の背後に回り背中を押す。愛紗の頬が早くも緩んだ。
「外!? 愛紗の生着替えは!?」
「駄目です! そもそも人の着替えを覗くなどと――!」
「覗かない! 愛紗の可愛い姿を傍で――!」
「――よっ、余計に性質が悪いです! そ、それに、そのような甘い言葉でっ、わ、私は誤魔化されません! 外でお待ちください!」
抵抗も虚しく、外へと追い出されるのであった。
関雲長の可愛い鼻歌が、扉の向こう側から微かに聴こえて来る。
――夜は長い。
逸る気持ちを押さえつつ、この蒸し暑い夜、愛紗を誘って涼みに出掛けるのも悪くないと、一刀は扉の前で心待ちにするのであった。
* * *
祭も終わり、街が普段の姿を取り戻した次の日の午後……。
宮殿前の広場が緑一色に染まる。
まるで芸術のように整列した蜀の軍隊。その部隊の先頭では牙門旗が掲げられ、大きな音を鳴らしていた。
王座の間へと続く長い階段。その一番上に蜀の王である桃香と天の御使いである一刀の二人が、その傍らに参謀である朱里と雛里が控えていた。
雛里が手を上げると、一瞬にして場は静寂に包まれる。
それを見届けた雛里は朱里に合図を出す。
司会進行役である朱里が一歩前に出て、目一杯声を上げた。
「これより第一回蜀都祭、感謝式典を始めます! まず初めに、天の御使いであられますご主人様にご挨拶を賜ります!」
少し緊張した面持ちで一刀が前に出る。
この炎天下の中、彼が長々と話をするはずもなく、冒頭で理由を告げ、祭の参加者や協力者に、素直に感謝を述べるとすぐに下がってしまった。
その余りの早さに、はわわと朱里が慌てる。
「つ、次に! えーっと……、そのー……、そうです! 蜀都祭の功労者表彰に移ります! 関羽隊代表、関雲長! 前に!」
愛紗の力強い返事が響く。背筋を伸ばし堂々と、階段を一つ一つ上っていく。
その姿を、将兵達は様々な想いで見上げていた。
あの時に己が志願していればと後悔する者――
関羽隊の働きを素直に称賛する者――
その名誉を羨望する者――
あの場所にいつか必ずと決意する者――
すべてを一身に浴びて、愛紗は頂上へと辿りついた。王の前で一礼する。
桃香は雛里の持つ賞状盆から表彰状を受け取ると、大きな声で読み上げる。
「表彰状、混乱の要素を数多く含んでいた今回の蜀都祭に、何事も無く、民の安全を守り抜いた関羽隊の功績は非常に大きい。よって、――ここに讃えます! 蜀王、劉玄徳!」
桃香から手渡されるそれを、関羽は厳かに受け取る。
「この働きにより、関羽隊には特別に勲章と恩賞が与えられます!」
喝采の中、愛紗が深く一礼し、部下達に向かって表彰状を掲げると、関羽隊からは割れんばかりの鬨の声が上がった――
* * *
大歓声の中、手を振りながら階段を下りていく愛紗の背中を、桃香は満面の笑顔で見送った後、隣にいる一刀の耳元で叫んだ。
「ねぇねぇ、ご主人様! 愛紗ちゃん、すごく嬉しそうだったね!」
この歓声に掻き消されないように、一刀もまた桃香の耳元で叫ぶ。
「あぁ! 資金集め、順調に行って良かったよ!」
「……昨日の夜、何があったの? ねぇねぇ、ご主人様~」
義妹の晴れ姿に、姉である彼女は心から喜んでいた。が、一刀を映すその瞳には薄らと妖艶な光が宿っている。
これは好奇心などでは無い。
嘘は絶対に吐けないと一刀は思った。
「お祭の日の夜に、愛紗にお疲れ様を言いに……」
「ふーん、じゃぁじゃぁ、私もご主人様からご褒美ほしいな!」
「え……、ご褒美!?」
「朱里チャーン、雛里チャーン。頑張った私たちにはご褒美なしだって~」
「はわわ! 最低です!」
「あわわっ、もげろッ!」
「何がも――げっ!? 雛里サン!?」
雛里は賞状盆を一刀に向かって投げつけると、カコーンっと彼の頭から良い音が響いた。
「きゃー、ご主人様! 大丈夫!?」
「はわわっ! 早くご主人様を!」
「あわわ……、とんでもないことを!」
一刀の視界が暗闇に包まれると、昨晩の愛紗との思い出が走馬灯のように煌く。
愛おしいと、――彼女の想いに包まれて、一刀は意識を手放した。
貴方と共にあると決めたのです。
ですから、私だけ可愛がってとは言いません。
ですが二人でいるときは、沢山甘い言葉をください。
他の子達よりも沢山。愛していると仰ってください。
この張り裂けそうな気持ちを――私を、受け止めてくださるなら……
どこまでも――、ついていきます――
あとがき
夏祭り用に作成したんですけど、どうにも愛紗の話は藪蛇にしか――コホンッ!
素直に言います。
未完成でスマソ。
愛紗の夏の思い出が甘過ぎたので、祭の参加は見送りました。
ついでに、萌将伝、まだプレイしてないのです。
そんな訳で、蜀で開催されたお祭りを舞台に『愛紗の夏の思い出』を作成してみました。
いかがでしたでしょうか?
楽しんでいただけたなら、ここまでキーボード叩いた甲斐があるというものです。
萌将伝が発売されてから、いろんな想いを詰め込んだつもりです。
愛紗のことは、妄想という自己満足で終止符を打ちつつ。――ぐすん。
当初、1000文字程度で終わらせるはずだったんですけどね、さすがに嫌みですよね……。だからと言って、話を全部書く訳には……いきませんでした。
璃々の綿飴の話で、だいたい話の見当はつくでしょう? この伏線を回収するとしよう。
――内容は『え、それなんて桂花?』――違います。おねだり愛紗です。愛紗が後で思いだして、悶絶するほどのシーンを想像してみよう!
――ね、無理だったでしょ♪
最後のページは走馬灯の一部。愛紗の濡れた唇から紡がれた想いで、最後にこうなる予定だった。
『愛紗の(甘い)夏の(夜の)思い出』
浴衣もはだけちゃうよねー! 夏だもん! でもTINAMIさんにUPできないよね!――すごいな愛紗! 恐るべしデレ愛紗!
――え、何?――もう帰れ!?
待ってくれ! 最後に言わせてほしい。綿飴プレイしてると、鈴々が乱入して――
○昇龍伝の告知(スペース少し頂きます~)
昇龍伝のコメント、いつもありがとうございます! 返答は申し訳ありませんが、次回に……。短編を避けられる方もいらっしゃいますので。
本来なら昇龍伝をUPする予定でしたが、――楽しみにしてくださっていた皆さまには、本当に申し訳ありません。萌将伝発売前で、90%ほど進んでました。が、萌将伝で愛紗にイベントがないと知ってショックでショックで……。現実逃避してました。
怒りも徐々に収まりつつ、ケリを付けるために恋姫祭りに愛紗で参戦しようと、期限のあるこちらをまず優先致しました。
テーマは『祭の裏方で頑張る愛紗さん』
暑さで暴走してしまい、色々とまずいことに。
調子に乗って本文書くと、もう皆様に迷惑が掛るのは目に見えていましたので、祭参加を断念。断念したからには時間も取れぬ。UPしてそうそうに昇龍伝に戻りたいと思います。
次章の予告としては、北郷解禁←趙雲無双です。まさか一章分の量を持って行かれるとは思わなんだ。そして複雑――。
テスの頭も熱暴走で拍車がかかり、子龍も暴走、崩壊ぎみで――二人の距離が一歩、二歩ほど、いや、三歩ほど! ……その、ね?
この外史が消されるまでは行かないけれども、要注意リスト入りしそうな予感がひしひしと――。
や、ほーんと、夏の暑さって怖いよね~。クーラー欲しいな~、クーラーあれば、執筆速度上がるのにな~。
……コホン。話が逸れました。
次章、もう少し時間ください。……申し訳ないです。
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蜀で開催されたお祭り「蜀都祭」を舞台にして、『愛紗の夏の思い出』を考えてみました。
愛紗ファン、蜀が好きな皆さまへ、ささやかな楽しみになれば幸いです。