No.159464 真・恋姫呉√アナザー~戦場に響く二つの鈴の音~第十話2010-07-21 06:14:02 投稿 / 全11ページ 総閲覧数:10972 閲覧ユーザー数:8864 |
まず皆様へ
今回からオリキャラが正式に登場することとなります。
皆様が想像してくださった、人物かどうかはこの後の作品を見て確認してください。
秋華的には結構いいキャラでかけたと思っています。
最近、恋姫のSSが少なくなってきて寂しいですが、皆様に少しでも楽しんでもらえるように頑張りますので、声援よろしくお願いします。
…と、堅苦しい挨拶はここまでにして、今回からとうとう本格的に原作に沿っていきます。
いろいろ、違ってくるところがあると思いますが、ぜひ生暖かい目で見てやってください。
それでは、どうぞ~
オリキャラ① 朱然…真名・絢音(別名…妄想・暴走・ロリっ子ねえちゃん)
武官というよりも文官よりの女の子
体格は小柄だが、出る所は出ていて胸は蓮華より少し大きいぐらい。(本人いわく雪蓮よりも胸には自信がある)
服装はなるべくお姉さんぽっく、大人の色気を出せる服装を目指しているのだが、どんなに頑張っても、童顔と小さな体のせいで、子供っぽく見えてしまうため、最近はあきらめつつある。
妄想が危ないほうに激しく、一度妄想をはじめてしまうと人の話を聞かず、その妄想を実行しようとする。(ただし、他のものに止められて実際には行動までにはいたっていない)
一刀が始めての戦闘の時に助けてもらい、お礼を言おうとした時に彼の苦悩を見てしまい母性本能をくすぐられ、一刀の副官として仕官をする。
一刀の前では特にお姉さんぽく振舞おうとしている。(ただ、どう頑張っても小さい子がお姉さんっぽく振舞おうとしか見えないため、全然お姉さんとして認識されていない)
武器は鞭を使う。(これは冥琳が鞭を使っていて理想像と一致したため使うようになった。)
補足
朱里たちが愛読している、八百一をこよなく愛し、その主人公を一刀にあてはめている。
(これは一刀もしらない)
ただ、頭はかなり良く、勉強熱心なため、妄想がなければ素晴らしい軍師になるらしい(冥琳談)
オリキャラ②丁奉…真名・晴歌(別名…豪快・暴走・変態美女)
武官
体格は良くもなく悪くもなく、普通。だが鍛え抜かれた体は何処か色っぽい。
服装はぴっちりとした上着に短パンとあまり女性っぽくない服装をしているが、ぴっちりとした服のため体付きが良く分かってしまい、かなり色っぽい。
露出狂の節があるのか、事あるごとに脱ぎたがる。特に訓練をした後など、「汗かいて気持ち悪い」とかいって、場所も考えず脱いでしまう。そのせいで同じ副官の絢音がいつも妄想をしてしまい、大変なことになる。ただ本人は別に男に見られても大丈夫ならしい…
一刀が武器を作りに来たときに知り合い、その時に雪蓮に誘われ、最初は断ったがその後も興味を持っていたのか、絢音と同じ時期に一刀の副官として仕官する。
一刀とは良き友達といった感じで今のところは恋愛感情はない。
武器は双戟(イメージとしては三国無双の張遼の武器)
補足
彼女は親の影響もあってか、武器を作ることがうまく。それに伴いいろんな発明をしている。
(北の李典、南の丁奉と後に呼ばれることになる)
本当は頭の回転が速く頭は良いはずなのだが、露出狂のせいか馬鹿だと思われている。
武はかなり上のほうで、手数によって相手を圧倒する武を持っている。
~呉・執務室~
一刀「冥琳?入るぞ」
晴歌「お邪魔しま~す」
絢音「失礼します」
二人の暴走を止めた一刀は、近くにいた兵士の伝令を聞いて冥琳がいる執務室へと来ていた。
その時にあまりのつらさから、兵士に八つ当たりみたいなことをしたのは仕方がないと思ってほしい。
冥琳「ああ、…それにしても兵を向かわせてからかなり遅かったがどうかしたのか?」
一刀「ああ…それは…まぁ簡単に言うなら二人がちょっとね…」
晴歌「なんだよ一刀、私が悪いって言うのか!?」
絢音「一刀様ひどいです…」
一刀の発言が気に入らないのか、二人とも文句を言ってくる。
冥琳「はぁ…今ので大体分かった。一刀も大変だな…」
一刀「まぁね。…でもそれなら少しは助けようとは考えないの?」
冥琳「私にはその二人よりも厄介な子がいるから…ね」
一刀「そうだったね…ごめん」
冥琳「いいさ…」
二人してため息をつく。その顔はなぜか哀愁が漂っており、お互いに苦労していないと出来ない顔だった。
~その頃・馬上~
雪蓮「へっくし」
兵士「どうしました孫策様?体調が優れないのでしょうか?」
雪蓮「う~ん…そんなことないんだけどね…なんか急にくしゃみが…」
兵士「そうですか……あぁ…そういえば体調が悪くないのにくしゃみが出るのは、誰かが噂しているからだと、何処かで聞いた気がします。」
雪蓮「そうなの?…もしかして一刀が噂してくれているのかも…いやん♪」
兵士(ただ、その噂はあまり良くないことをしている時が多いということは言わないほうがいいんだろうな…)
そんなことがあったとか…
~再び執務室~
冥琳「こほん。では気を取り直して用件を言おう。実は今雪蓮は袁術のところに向かっているのだが、多分これはまた賊を討伐せよ。といわれてくるに違いないと思っている。」
一刀「まぁ…そうだろうな。にしても最近増えすぎじゃないか?」
冥琳「たしかにな…そういえば、その賊たちなのだが皆そろって黄色い布を巻いている事から黄巾党と呼ばれているそうだ。」
一刀「黄巾党…ね」
冥琳「そんなことは今となってはどうでもいいことなのだが、今回の件でお前たちにはやってほしいことがあるのだ。」
一刀「というと?」
冥琳「うむ…実は前々から決めていたのだが、これがいい機会だと思ってな。一刀よお前に兵を与える」
一刀「は?」
冥琳「いやな…最近の働き振りを見てな、これからは一武官や一文官としてではなく、一将として人の上にたって、人を動かしてもらいたいと思ってな。それぐらいの力はもう持っているしな。」
一刀「俺が…将軍に?」
冥琳「まぁそういうことだ。言ってみればこれは昇進ということだな。私達の期待を裏切ってくれるなよ?」
一刀「はは…わかったよ。」
ここで説明を少し…
一刀が呉に仕官した頃は、まだ将としての扱いではなく側近もしくは親衛隊の一員でありました。しかし何回か城に通っているうちに、将達と顔見知りになり、また能力もあったためみんなの前で紹介され、軍議にも参加していました。
しかしあくまでそれは冥琳たちの推薦があったためであり、扱いとしては武官や文官と同じ扱いであり、兵を持ったり決定権はなく、武官としては雪蓮の親衛隊として、文官としては冥琳を補佐するという感じです。
冥琳「それと、晴歌と絢音も正式に一刀の副官として働いてもらう。今までは雪蓮直轄だったがこれからは一刀の命を必ず聞くこと…わかったな?」
晴歌「あれ?私達って元から一刀の部下じゃなかったの?」
絢音「……晴歌ちゃん。私達が仕官した時にちゃんと言われたわよ?」
何をいまさらと言った感じで見ている一刀、冥琳そして絢音…
ただやさしいのか、お姉ちゃん魂に火がついたのか…絢音は晴歌に優しく喋る。
晴歌「え!?そうだっけ?……あーそういえばそんなことも言ってた気がするけど…あの時は服がぴったり張り付いちゃって苦しかったから、はやく脱ぎたいと思ってたんだっけ…」
一刀「はぁ?…お前自分から仕官してきたのにそんなこと思ってたの?…ちょっとぐらい緊張しろよ…」
冥琳「…なるほど。だからあの時何処か上の空だったのか…」
あまりの重大発言に呆れる一刀。
そしてあの時の表情の謎が解けたせいか、何処か嬉しそうな冥琳。
本来なら昇進の話を聞けば、喜んだりして和やかな空気になるはずなのだが、その空気を見事に壊し、おかしな空気になっていった。
そしてそれは一刀の発言によりもっとおかしな方へ進んでいく…
一刀「…あの思ったんだけどさ、そのピチピチの服やめて普通のゆったりとした服にすればいいんじゃね?いつも訓練の後汗が気持ち悪いとか、服に引っ付いて気持ち悪いとか言っているんだし…」
晴歌「なんだと!?私の一張羅が気に入らないのか!!…それともあれか?私を一刀の着せ替え人形にでもする気なのか?そうなのか?いやそうに違いない!!」
一刀「んなぁ!?そんなわけあるかー!!」
晴歌の発言を聞いて、冥琳と絢音が少し一刀から離れる…
誰も信じてくれてないことに涙をしながら一刀は否定をする。
冥琳「……一刀。別に人の趣味など様々だからそこに文句をつける気はないが…それでも自分の部下にそれを強制するのはどうかと思うぞ?」
一刀「ちょ…まってくれ。俺はいたって普通だ!!そんな趣味なんてない!」
絢音「あぅあ!!そ、そ、そうなのですか?まさか一刀しゃまにそんな趣味があったなんて…で、でも年頃の男の子は女の子に異常に興味を示すものって本に書いてあったし…一刀しゃまもきっと…」
一刀「い…いや…あ、あの…ね絢音サン?」
絢音「しょれなら、その思いを全部受け止めてあげるのがおねえしゃんの役割…そう…そうでしゅよね!だ、だ、だけどこんな人がいるところで…しかも明るい場所で着替えるなんて……いいかも♪ってなにを言ってるんでしゅか私は……こ、これは一刀しゃまのために仕方がなく…そう仕方がなく…でしゅね…」
一刀「あの…そろそろ本当に勘弁してください…土下座でも何でもしますから…」
絢音「ええー!!一刀しゃまって女の子を攻めるだけではなく…攻められるほうもお好きなの!!」
一刀「どうすればいいんだよーーーー!!!!」
二人の暴走を止めることができない上官の一刀…君はだんだん冥琳と似てきているのかもしれない…
だってそうだろ?
一刀が泣いている横で、先ほどまでからかっていた冥琳が口元を押さえ泣いているのだから……
冥琳「一刀…今度酒を奢ってやるからな…一緒に飲もう…」(号泣)
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冥琳「おほん…気を取り直してだな。これからのことについて話しておこうと思う」
いい加減収拾がつかなくなり、話が進まないため冥琳はわざと咳をしてその場を落ち着かせる。
そのおかげか、あれだけ騒いでいた場が落ち着きを取り戻し冥琳の言葉に耳を傾ける。
一刀「……ぁぃ」
その混沌とした場の中心にいた一刀はもうすでに息絶え絶えになり、一気に老け込んだように見える。その顔には生気はなく、ただただ疲れていた。
冥琳(い…いかん…また泣いてしまいそうだ…)
自分も同じような目にいつもあっているため、先ほどまで泣いていたのにまた涙が出そうだった。そして同情をしてしまう。
一刀は気付いていないのか、気付かないようにしているのかは分からないが、そこにもう一人…いやもう二人厄介な人が入ってくることに…
冥琳「で、でだな。まず兵についてだが…祭殿が調練をした新兵達をお前たちに預ける。基礎的な事と心構えは出来ているが、逆に言えばそれ以外は出来ていない。なのでそこからはお前たちの指導によってどんな兵隊にするか決めろ。」
晴歌「ん?どういうこと?」
先ほどまで落ち込んでいた一刀も冥琳の一言で真剣な顔つきになる。
そして冥琳が言った言葉の意味を考える。
絢音も先ほどまで暴走していたのが嘘のように冥琳の言葉の意味を考える。
しかし、晴歌は余り良く分からなかったみたいで、疑問を冥琳に投げかけた。
冥琳「まぁ例を出すとするならな…例えば祭殿の部隊なんかは祭殿が弓の名手と言うこともあり、弓の扱いに慣れている。それと将の中では一番戦慣れしていることもあり、攻撃の要と言っても良いだろう…逆に私の部隊なんかは前線で戦うことは余りしないため祭殿の隊より攻撃練度は低い。ただ私が各隊に指示を出したりするため、他の隊に伝達をするのが一番速くなっているだろう。後は後方支援も得意だろうな…とまぁこんな風に将によって得意なこと、不得意なことがあるのだがこれは私達の戦闘の癖や指導によるところが大きいと言うことだ。」
絢音「…なるほど。つまり私達の隊はまだそういったものができていないため。自由にできるというわけですか。」
そう言って絢音はさらに思考をめぐらせる。
もともと絢音は、暴走時がアレなだけで普段はかなり落ち着いて物事を考えることが出来る人物である。そのため一刀つきの軍師として一刀の部下と言うことになっていた。物事を違う視点から考えることが出来る一刀、何事も合理的に考えることが出来る絢音、そして普段からは想像も出来ないが、たまに核心を突いたり、物事を単純に考えることが出来る晴歌。
この三人は、一人一人では他のものに敵わないかも知れないが、三人寄ればまさに最強にして最高といっても過言ではなかった。
冥琳「その通りだ。」
絢音の言葉に満足したのか嬉しそうに答える冥琳。
そこに冥琳の言葉を受けて考え込んでいた一刀が発言をする。
一刀「なるほど…で、少し疑問に思ったんだが…冥琳は俺達の隊にどんなことをさせたいんだ?」
冥琳「フッ…そうだな。実は私もいろいろ考えてみたのだが…これと言って思い浮かばんのだよ。」
一刀の言葉に少し笑いながら言葉をつなぐ。
一刀「へ?どうしてだ?」
まさかそんな答えが返って来るとは思わずに一刀はあっけに取られる。
そしてそれは晴歌、絢音も同じだったのか、冥琳の言葉に信じられないと言った顔をする。
冥琳「うむ。実を言うと孫呉の兵たちははっきりと攻と守が分かれており、現在で言えばどちらも戦力は間に合っていると言ってもいいだろう…」
一刀「たしかにな…祭さんや雪蓮は思いっきり戦闘に長けている部隊だし、冥琳と穏はそれをうまく守る部隊って感じなんだろうが…それって俺達の隊の行き場所がないんじゃないか?」
冥琳「実際のところはそうなのかもしれんが、それでもこのままで良いというわけでもない。だから一刀の隊はこれからのことを考えて鍛錬していってほしい…変り種っといっては失礼だが、そんな相手にとっても私達にとっても意外性のある隊にな…まぁそこで私もいろいろ考えてはみたんだが…私は長いこと孫呉の隊を見て来て、そして率いていたせいか同じようなことしか思い浮かばんのだよ。だが、一刀はまだ隊を率いたことがないし物事を私とは違う方向で見ることも出来る。なのでお前に託したいのだ。」
一刀「なんか結構うれしい事言ってくれているけど…ようは私は思い浮かばんからお前やれってことだよね?…つまり丸投げってことだろ?」
冥琳「そうとも言うな…」
一刀「うぁ…」
そう言って思わず声を上げた。
それもそのはず、大陸に名をはせる冥琳が何にも答えを示さず、すべて一刀たちに任せるといっているのだから…
それにこう言ってはなんだが、今日から将になる一刀たちにいきなりそんなことを言うなんてほかの誰がするというのだろう…普通ならそれなりに方向を示し、ある程度様になるまで指導するのがやり方なのだろうが、ここにいる冥琳(多分この話にかかわっている、祭さん、雪蓮そうなのだろうが…)
はそんなことをせず、自分達でやれとしか言わない。
はっきり言ってそんなのはむちゃくちゃだ!!
そう一刀と絢音が考えていると、先ほどから黙っていた晴歌が喋りだす。
晴歌「何うだうだ考えているんだよ。様は私達の好きにしていいってことだろ?他の人に指示されながらやるよりよっぽどやりやすいと私は思うぞ?」
一刀「たしかにそうだけどな…」
そう言って先ほどまで後ろ向きだった考えを、前向きにとらえようとする。
その考えを読み取っていたのか、絢音も晴歌に同意しだす。
絢音「一刀さま。たしかに大変なことかも知れませんが、これは良い方向に捕らえるべきだと思いますよ?これから起こるであろう乱世にはどんなことがあるか分かりません。それなら少しでもそれに対応できる部隊がほしい…それなら私達がその部隊になって起こりえるかもしれない孫呉の危機を救う隊をつくりましょう。…それに皆を驚かすのも面白いと思いますしね♪」
一刀「晴歌…絢音…わかった。冥琳俺達しか出来ない隊…そして皆が驚くような隊をつくってやるよ。」
二人に感謝しながら、自分の考えを言葉にする一刀。
その声には先ほどまでの弱弱しい感じはまったくなく、将にとって必要な、決断する勇気と、難題にぶつかりながらも、前に進もうとする意思が感じられた。
それに気付いてか冥琳も満足そうな笑みを浮かべてその言葉を聞く。
冥琳「うむ!期待しているぞ?…それで兵たちだが、明日よりお前たちのところに向かわせる。訓練のほうだが、それは袁術次第になると思っていてくれ。なるべく時間はつくるつもりではあるが、雪蓮の報告によってはすぐに出発する可能性も否定は出来ない。…まぁ盗賊程度なら簡単にあしらえるぐらいの練度は持っているはずだからそこまで心配する必要はないだろうがな…」
一刀「わかった。…じゃあ俺達は今後のことを話し合ってくる。…それと将軍の件しかと承りました。北江晴。今以上の活躍を楽しみにしていてください。」
冥琳「ああ。頼むぞ?」
一刀「ああ…それじゃぁな」
そう言って部屋を後にした一刀たちを見送ると、先ほどまでやっていた仕事を少しはしにおき思考をめぐらす。
今回のことに関して言えば、正直なところ賭けとしかいえない。
考えてもみろ、いくら能力が優れていたとしてもまだ一度も兵を戦場で率いたこともないものに好きに隊をつくって良いとは軍師としてはとても賛成できるものではない。
だが、その不安と同じくらいに期待感があるのも事実だ。一刀・晴歌・絢音…彼ら三人はこの呉でも特に期待をしている三人である。そしてその力はもっと早くでも将にしてもいいくらいだし、一刀の下につけた二人も将としての器は持っているだろう。だからこそ見てみたい。あの三人が作り上げる隊を…
この意見に関しては祭殿と雪蓮も同じ考えだった。もっとも雪蓮は”きっといいことが起こりそうなのよね~ま、私の勘だけど…”って言っていたが…
しかし、私も軍師としての勘といえばいいのか分からないが、きっと良いことが起こるそんな気がしてならない。
特に一刀だ。たまに私は彼が本当にここで生まれこの時代で育ったのか?そう考えてしまうことがある。彼は無意識かもしれんが、彼が言う言葉や、発想はこの時代では考えも及ばないことがある。
その時にいつも思ってしまう…
彼はいったい何者なのか?
もちろん。私も彼のことを信頼しているし、私たちに害を及ぼすとはまったく持って思わない。
でも彼の考え付くことに怖くなってしまうのも事実だ…
だがその疑問ももしかしたらもうすぐ解けるかもしれない。
そう…私は確信はないがそう感じてしまう…
一刀こそ…噂に出ている天の御遣いになりえるのではないだろうか……と
冥琳「フフフ…さて一刀はどんな隊をつくってくるだろうな。これは今から楽しみだ。」
そういった後冥琳は先ほどまで考えていたことを頭の隅に追いやって、途中になっていた政務に取り掛かる。
その顔はおもちゃを親が買ってくるのを待っているかのように、ワクワクしていてとても笑顔だった。
大陸を舞台に彩るは音に聞こえた名将・知将…そして覇王
その舞台の中また二人主役として産声を上げる。
彼女らが従うは、鈴の片割れ
鈴は自分が何者か?
まだそのことに気付いていない。
彼が役を思い出したとき、すべては神が創っただろうシナリオ通りに進んでいく
今ここに鈴に従う将と兵が集まった。
舞台となる大陸は何を願い、このシナリオをつくった神は何を思い描くのか…
すべてはここから…
さぁ…新たな外史の扉を開こうではないか…
晴歌「それで?どんな隊にしたいんだ一刀は?」
一刀「そうだな……できればこれ以上俺を困らせないような隊がいいかな…」
絢音「それは…なんか違う気がしますが?」
晴歌「そうだぞ?それに何でお前がそんなに困っているんだ?」
絢音「そうですよね~謎です。」
一刀(すべて気付いてほしいとは言わない…でも少しは…ほんの少しぐらいは自分達のせいだと分かってくれ!!)
はい!今回も読んでいただきありがとうございました。秋華です。
思春「萌将伝ではもっと私が活躍すると信じて疑わない思春だ…」
それでは今回なのですが、とうとうオリキャラが判明しました。
思春「そうだな…一人は前も書いたことがあったから知っていたが…もう一人はなんていって言いか意外だったな?」
そうですかね…まぁ正直なところを言えば絢音ちゃんにかんしては最後まで悩みました。
最初は朱里こと諸葛亮の兄…いや恋姫では姉にあたるであろう諸葛謹にする予定でしたが、やめました。
思春「ふむ。…まぁ私もそう思っていたからな…でもなぜいきなり変えたのだ?」
それはですね…簡単に言ってしまえば、他の人と被るなんて嫌だな…って思いまして…
思春「まぁ…たしかに数多くの恋姫SSなかでも良く登場している人物だからな…」
そうなんですよ…まぁだからですね。朱然さんこと絢音にしたんですよ。
思春「なるほどな…しかし朱然とはこう言っては絢音に失礼だが…あまりしらないな」
まぁ…そうかもしれませんが、これでも呉の後期では大都督となる人物ですよ?…たしか
思春「たしか…ってそこははっきりしとくべきだろう。まぁとにかくかなりの人物ということだな?」
そうです。
ちなみに二人の真名についてですが、ぱっと思いつきで決めました。
思春「それはどうかと…これでも作者なんだからしっかり考えてやるべきだろう…」
まぁ…だからといって手抜きではありませんよ?
それと、この二人にはどうしても音楽に関係ある文字を使いたいというのもありましたね。
思春「ふむ…晴歌の”歌”と絢音の”音”というわけか…」
はい。このSSのサブタイトルでもある鈴にあわせるようにつけたつもりです。
自分ではこれで精一杯でした。
皆様に気に入ってもらえると嬉しいです。
思春「そうだな。これからもこの作品を盛り上げてくれるやつらだしな…」
そうですね。
では次回ですが…
一刀初めて兵と会話する。
第一回黄巾党殲滅会議
若き虎たちの雄叫び
以上三本でお送りします。
思春「わたしはまた出番なしか…」
それは仕方がないかと…でもこれが終わったあと一回思春sideで書きますのでそれでご勘弁を…
思春「しかたがない…か…」
あれ?やけに素直ですね
思春「まぁな…着せ替えキャラ投票で一回も私が一位を取れなかったのでな。少しは世間体を気にして発言しようと思ってな…」
それをいっちゃ…おしまいなきがしますけど?
思春「!!!!……なぜそれをはやく言わん!!」
いや…そんな事言ったって、思春が勝手に……すみません。モウナニモイイマセン
思春「…わかればいいんだ…」
まぁそんな感じで…そろそろ今日の思春ちゃんいっときましょう。
今回はちょっと特別使用でいきます。
萌将伝発売までもう少し!!それを記念して売り子思春でお送りします。
思春「まぁ…今回は何も言うまい…私だって皆に買ってもらいたいからな…」
と思春が珍しく文句を言わないのでこのまま失礼しましょう。次回はもしかしたら八月入ってからになるかもしれません。(それは皆さんご存知の通り萌将伝が出るからですが…)
ではそれまであでゅー!!
思春「……お前たち、分かっているだろうな。萌将伝発売まで残り二日だ!!萌将伝のなかではお前たちの嫁たちがここでは言えない位イロイロ楽しましてくれると思う。だから!!いろいろ言わん!!嫁だと思ったやつは買え!!……そ、そして…だな///もし…私を嫁だと言ってくれるやつは…わ…私のために買ってくれ…////私は素直じゃないし…蓮華様みたくかわいくもないかも知れんが…私はお前たちを待っているからな♪だから…萌将伝で待ってるから…皆が嫁と言ってくれる限り私は貴方の嫁であり続けるから……ね♪//////」
だ、そうですが…もちろんそれは私の嫁であり続けてくれると言うわけだよね?
思春「ふふ…たぶん…ね♪」
グハァ……今までのどんな攻撃よりきいたぜ…もうゴールしてもいいかな…?
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ふぅ…何とか萌将伝発売までに書き上げることが出来ました。
どうか、今以上のデレとツンを思春に!!
そんなことを思っている秋華です。
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