No.156413

本・恋姫無双第六話

nakatakさん

またしても拠点です。最初は思いつきでしたが、色々調べるとなかなか趣があったので書きました。
それではどうぞ。

2010-07-09 15:00:22 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:5593   閲覧ユーザー数:4554

---拠点 小蓮の甘い誘惑---

 

 

大まかな政策が決まり、製紙工場の完成が一週間後となったある日

 

 

図書館(事実上の一刀夫妻の書斎?)にやってきた、小さな影…

 

 

小蓮「やっほ~~♪一刀、睡蓮、元気?♪」

 

 

元気なのはいいことです。基本いいことです。ただ…

 

 

小雪「ふぇっ…ふぇっ…ふえぇぇぇん…」

 

 

時と場合によります。お昼寝を起こされて、小雪ちゃんとても不機嫌です…

 

 

一刀「やっと寝たところなのに~」

 

 

仕事場に子連れ、というのもどうか思いますよ。

 

 

小蓮「ごめんね~、よ~しよしよし…」

 

 

小雪「きゃっきゃっ、きゃっきゃっ…」

 

 

お姫様のはずなのだが、子守りの才がある。抱かれた瞬間、笑顔になる小雪を見て、睡蓮が羨むくらいである。

 

 

小蓮自身もまだ元服(?)前なのでお勉強以外はすることが無く、時間に余裕があるため結構、頻繁に小雪の世話をしてくれている。(というか遊んでいる)

 

 

睡蓮「いつもごめんね、小蓮」

 

 

小蓮「気にしないで♪シャオもいずれ、子を持った時にあやすくらいはしてあげたいもの。それに、たまに「ねぇね」って言ってくれるの♪」

 

 

納得…末っ子に妹ができて大喜びってところか…とか言ってる間に小雪寝てるし…

 

 

睡蓮「でも、何かお礼をしなくちゃね。なにがいい?」

 

 

小蓮「お礼?うぅ~ん…じゃあ、なにか【甘味】ちょうだい?」

 

 

現状を説明すると、製紙事業の予算に足が出そうなので節約中なのだ。そのしわ寄せが、甘味代や酒代に出ている。

 

 

睡蓮「【甘味】ね…今すぐじゃ無くても良い?本見て決めたいし…」

 

 

小蓮「別にいいよ♪こっちも好きでやってるこ「ここにおられましたか」わっ…冥琳…はぁぁ…」

 

 

小声だから余計に怖い…

 

 

冥琳「まだ、お勉強は終わってな「今いくから」珍しい。いつもなら逃げようとするのですが?」

 

 

小蓮「いいことあったからね♪睡蓮~、【甘味】の件、頼んだよ~~~」

 

 

小蓮…スキップしてるよ……

 

 

一刀「んで、どうするつもりだい?あんまりお金ないよ?」

 

 

睡蓮「これなんかどうかしら?時間は掛かるけど、低予算ですむわよ。」

 

 

---三日後---

 

 

北郷家土間にて、【甘味】のうわさを聞きつたのか…

 

 

一刀「全員集合~ってか?まあ、分かるけどね…」

 

 

みんなして女の子である。【甘味】に目がない目がない…

 

 

睡蓮「は~い【水あめ】の完成で~す。」

 

 

睡蓮が選んだのは、麦芽と米から作る【水あめ】だった。(興味のある方はググってください)

 

 

睡蓮「麦も米も高価ではないですしね。レシピ…じゃない…作り方を民に広めれば喜ぶと思いますよ…って聞いてませんね…」

 

 

皆して、黙々と【水あめ】をなめていた。

 

 

小蓮「ありがとね、睡蓮♪ペロペロ…民に広めるのも賛成よ♪ペロペロ…」

 

 

蓮華「ペロペロ…私は検討してから決める、故に保留です…ペロペロ…」

 

 

穏「ペロペロ…わたしも~保留ですぅ~…ペロペロ…」

 

 

雪蓮「ペロペロ…私は反対かな…ペロペロ…」

 

 

一刀「反対の理由は?ペロペロ…」

 

 

冥琳「ペロペロ…これだと十分に商売になるので反対…おかわり有ります?」

 

 

て言うか、皆、聞いてはいたのね…

 

 

睡蓮「今回は試作でしたのでそれで終わりで…」

雨・雪・蓮・小・穏「「「「「えぇ~~~~~」」」」」

睡蓮「無いものは無いです!」

 

 

祭「わしには、ちと甘すぎるのう…」

 

 

睡蓮「生姜や柑橘などで味をつけれると良いのですが、値が張りますしね…」

 

 

雨蓮「【水あめ】に関しては製紙がひと段落ついてからだな。睡蓮、ご馳走様。」

 

 

睡蓮「お粗末様です。ただ、注意が一点。今日は歯をしっかり磨いてくださいね。でないと、虫歯になりますよ?」

 

 

 

 

小蓮が水あめをなめ過ぎて、虫歯になるのは、また別の話……

 

 

 

 

あとがき

どうもnakatakです。今回も料理ネタでしたが、【甘味】について調べると…

・サトウキビは早くて紀元400年ころ中国に伝播。

・甜菜(さとうだいこん)に至っては欧州で16世紀以降発見されます。

・水あめ自体も【日本書紀】(6世紀頃?)で初めて出て来る。

・故に三国の時代では水あめでも貴重なものになるかと…。

 

何て結論に至りました。で、ここでアンケートです。

①水あめのレシピを【天からの蜜】として公開する。

②水あめを専売化し、孫呉の利益とする。

どちらかで悩んでいます。7/11の12:59:59まで受け付けます。

お待ちしております。ではまた。

 

追記

生姜に関して、これも原産地は中国では無いのですが、伝播は紀元100年頃なので、

存在すると判断します。

 

 


 
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