No.152437

魏であふたぁぬ~ん

はびゃさん

気分転換で、要望あれば続けます。
一刀が最低に見えますが現実に男はこんなものだと思うんです。

2010-06-22 11:30:37 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:5085   閲覧ユーザー数:3971

 

 

人間、身の程を知ることは大切である

 

人が前に進み、成長するには

 

まず自らに目を向け

 

己に出来ること。出来ないことを確認した上で行動しなければならない。

 

 

俺、北郷一刀がとある異世界へ飛び、華琳こと 曹 孟徳 の下で彼女の三国を統一を見届け後、

元の世界へと帰還して4年が経つ

ちなみに帰ってきた時、こっちの世界ではまったく時間が進んでいなかったので、俺は難なく日常へと戻れた。

 

 

 

(随分と時が経ったもんだ)

 

 

 

 

かけがえない彼女たちとの生活は、望む望まないに関わらず時が思い出へと変える。

 

最初の頃はもう一度あの世界へ、といろいろと努力してみたが、全て失敗に終わって俺はあきらめた。

 

ヤル気だけではどうにもならない事もある。

そういった自分にはどうにもならない部分に折り合いをつけ、向き合っていくのが「大人になる」と言うことなんだろうと今の俺は思う。

 

 

 

(案外向こうは開き直って楽しくやってるかもしれないしなぁ…)

 

 

 

 

と、まぁそういう訳で俺は俺の道を進むのだ。

さしあたって具体的に言うと……

 

 

及川「かずぴ~、 そろそろいかな間に合わんで、合コン。

   ほんま、今回はべっぴんぞろいやからなあ、今までみたいに失敗できへんで?」

 

一刀「おう、わかってるって、今日こそは最後まで決めてやるぜ!」

 

 

 

及川「負けられない戦いが…」

 

一刀「…そこにはある!!」

 

 

 “ガシッ”

 

 

まあ、こういう事だ。

 

 

 

 

 

「…許さない」

 

 

 

私は水晶にうつる光景を見て拳を固める。

 

 

 

覇道を成し遂げたその晩、この私との約束をやぶって消えた彼。

その男が水晶の中にはうつり

まるで「私」の事なんて覚えてないかの様に楽しそうに振る舞い、

「私」の許可なく他の女性にちょっかいを出し、

「私」以外の女に微笑みかけている

 

 

 

彼は「私」の物なのに…

 

 

(……ゆるせない、ゆるさない、ゆるすもんか、ゆるせるはずがない、)

 

 

 

 

「あらもぉ~、いやねんご主人様ってば、お盛んなんだからぁ☆」

 

 

この水晶をもっているバケモノは、何でも天の世界とこの世界を跨ぐものらしい

先程現れたときは失神しそうな程の嫌悪感と、拒否反応を催したが、彼に関する用件となればそれも我慢できた。

 

 

「あなた…貂蝉とか言ったかしら。今すぐここへ私を連れて行きなさい。」

 

 

私は湧き上がる様々な感情を抑え、勤めて冷静にとりだした大鎌「絶」を握り締める。

そう、私は冷静だ…

 

 

「いやん♪ そんなに感情丸出しの恐い顔してたら、ご主人様に会えたとしても嫌われちゃうわよ~ん

 それにこの事に関しては、まずみんなで相談した方がいいんじゃないかしらん?」

 

 

 

くねくねと、バケモノはその禍々しさを強調させながら語る。

話によるとこの怪物は、条件付で私達を天の世界へ連れて行く事が可能だと言うのだ。

 

 

 

その条件は

一つ目に5人までと言うこと

二つ目で滞在が一日までと言うことだった。

 

 

 

 

(お、落ち着くのよ華林、私は覇王。

こんな事で心を乱すことなんてありえないわ………そうよ…こんな……大切な事…)

 

 

 

「………そうね、一度一人ずつ話をし、それからみんな集まって話をしようかしら」

 

 

(きっと争いが起るわね)

 

 

 

 

彼が消えて2年が経つ、当時彼を愛してた者達は今、なんとか笑顔をみせるようになったものの誰一人としてその想いを衰えさせてはいなかった。

いや、むしろ会えない分増してると言っていい。

悲しみを乗り越えた体面と、成長していく感情。その不自然で歪な状態が今の私たちの姿であった。

 

 

(それをこの男ときたら…)

 

 

水晶にはどこぞの女と楽しげに会話をしている彼の姿が映っている。

 

 

 

 

(……ばか、 ばかばかばかばかばかっ、 一刀のばかぁ!!)

 

 

 

 

 

その後、一人一人に水晶を見せ、貂蝉の話を説明する。

それぞれの反応は……

 

 

春蘭曰く

「でぇえい! 北郷めぇ!! 貧弱な面をしおってぇ~…華琳様!!! こやつにもはや顔はいりませんっ!!!!

今すぐ切離しましょう!!!」

 

 

秋蘭曰く

「……華琳様、毒殺がよろしいかと」

 

 

桂花曰く

「いやあぁ、汚らわしい!!

 華琳様、やはりあの男は脳が下半身にあり血液が精液で出来ていて只の一度も理性はなくその身体は無限のち〇ぽでできているのです!!! すぐ殺しましょう!過去の過ちは絶つべきです!!」

 

 

季衣曰く

「兄ちゃん…なんでだろう、嬉しいはずなのにぼく、すごいムカムカする」

 

 

流琉曰く

「兄様……、ひどい… ぐすっ」

 

 

稟曰く

「こ、これは…数人の男女が寄り添って楽しげに!!

まっ、まさかこの後全員で乱れに乱れた淫靡な宴に……   ぶーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ(鼻血)  」

 

 

 

風曰く

「_______……………………っ  おぉ、あまりのお兄さんの種馬っぷりについつい気絶してしまいました~。風は今、喜びよりも怒りで胸が一杯なのですよ~」

 

 

 

凪曰く

「隊長…、それでも私は隊長について行きたい……です」

 

 

沙和曰く

「このくそびっち~、きん〇までかすぎなの~、こんな豚畜生に二つも必要ないから一個は握りつぶしてやるの~!!」

 

 

真楼曰く

「隊長、そらちょっとな~~……あかん、もう男として終わっとるわ」

 

 

霞曰く

「一刀~~~~~っ!!ウチをほったらかしにして、なにしてんのやぁ !!!

 これはきっっっっつ~~~~~~~~いお灸すえたらなあかんなぁ!!」

 

 

張三姉妹曰く

「死ねばいいよ~」

「死んでほしいわ」

「以下同文です」

 

 

 

…とまぁ、久しぶりに我が曹魏は気持ちを一つにし、士気をかつてないほどに高めたのだった。

 

 

 

「ではみんなに話を通した所で出陣する者を決たいのだけど、これだけは言っておくわ。

 _________私、は行くから」

 

 

押さえ込んだ感情を結ぶ言葉と共に静かに放った。

瞬間、私の気迫にそのばにいた誰もが圧倒され顔が青くなる。

 

 

 

(覚悟しておきなさい、一刀…ふふ)

 

 

 

私の心がどす黒く侵食されていく

 

 

 

 

とある居酒屋

 

 

『王様だ~れだっ!!』

 

 

 

一刀 「はいは~い、俺、俺!!北郷一刀が王様で~~~っす♪」

 

 

及川 「なんやまたかずぴーかいなぁ」

 

 

一刀 「じゃあじゃあ、…3番が王様に……キッスだ!!」

 

 

 

及川 「かずぴー、やさしくしてな」

 

一刀「また、おまえかよっ!!」  ビシッ

 

 

 

 

女性陣「あははははっ、二人ともおもしろ~い」

 

 

 

一刀 「あはは、そ、そうか~?」

 

 

 

及川 「……なぁかずぴー、かずぴー良く見たら…案外可愛い顔してはるな」

 

一刀 「よ、よせよ……みんなの前で恥ずかしいだろ、及川」/////

 

 

女性陣「あははははははっ」

 

 

 

一刀「…………」

及川「…………」

 

 

 

 

 

    ニヤリ

 

 

 

二人(計画どうり)

 

 

 

 

 

北郷一刀は知らない、この時、自分が遠い世界でターミネートの対象とされた事を

 

 
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