続 恋姫無双
第0話 「再び、あの外史へ」
あの戦いから約1年が経っていた。その間、俺(北郷一刀)は世間では行方不明ということで捜索されていたのだ。海辺で倒れていた所を散歩をしていたおばさんに助けてもらった。その後、実家に戻り、親に怒られ、先生にもおこられて、留年することが決まった。
留年が決まった日に俺は祖父に会いに行った。
「じいちゃん、お願いがあるんだ。」
祖父こと北郷大助、あらとあらゆる武道の達人である。見た目は〇方〇敗な顔をしていて孫には優しい人である。
「なんじゃ、一刀よ、なんかしてほしいことがあるのか?」
「俺に武道を教えてくれ。」
「・・・・・・は!!」
「どうしたんだ。何時もはやらないと言っていたのに。」
「自分の無力さを実感したんだ。」
「理由を聞こうか。」
そして俺はこの一年の出来事を何もかくさずに話した。そのときの祖父は真剣であった。
「わかった。今日からはじめるか。」
「いいの。」
「いいのじゃ。わしにも思うとことがあるからな。」
「どういうこと?」
「気にしないで始めるぞ。」
「わかった。」
そして、修業がはじまるのだった。
あのときから2年がたった。
「つかれたな。」
「何ぼやいているの?お兄ちゃん?」
「気にするな。華雪」
「ならいいけど。」
俺の隣にいるのは北郷華雪、俺の妹である。といっても義理の妹である。武道も俺より先に始めている。まだ一本も華雪からとれていないのだ。
「どうしたのおにいちゃん?」
「どうしたらお前から一本とれるか考えていた。」
「うそだ。別のこと考えていた。」
そんなことをしていたら横から人が、
「きゃあ」
華雪は倒れ、ぶつかった男は、
「くそ。じゃまだ。」
「何様だ。ぶつかって・・・・!!」
「貴様は・・・!」
「北郷一刀!!」
「左慈!!」
「何でここにいる!!左慈!!」
「お前に教えることはない。」
「なら、倒してでも教えてもらう。」
「前よりは戦えるようになったか。」
「だったらどうする。」
「面白そうだが、まだ戦うには早いな。」
「どういうことだ。」
「近いうちに招待状を送るよ。」
そういってどこかに消えてしまった。
「くそ!!」
怒りを静めている所に、
「あの人と知り合いなの?」
「悲しいけどそうだけど。どうして。」
「お兄ちゃんが人に怒るなんて見たことないから。」
「そうか。」
そうして気まずい空気で家にかえった。
その夜、祖父に話があると道場に呼んだ。
「じいちゃん、もしかしたらまたいなくなるかも知れない。」
「そうか、わかった。少し待っていろ。」
そういって道場から出っていった祖父。数分後、
「これをもっていけ。」
「これは。北郷家の宝剣」
「そうじゃ、名前は白虎(ビャッコ)というのじゃ。」
「これをどうして。」
「わしかの土産じゃ。」
「ありがとう。 じいちゃん。行ってきます。」
そしてそこで会話が終わった。
俺は部屋に戻り、眠りについた。
夢の中
「ご主人サ~~~~~~~マ!!!」
声が聞こえるほう見たらそこには筋肉の塊であるチョウ蝉がいたんのだ。
「北郷流、居合い朧月!! 」
「げぼぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
大きな声はだしたが少ししか後ろに下がっただけだった。
「で何の様で人の夢に出てきたんだ。理由を教えろ。」
「急ぐんだから。」
「斬るぞ!!」
「用件はあちらにもう一度行けるわぁぁ。」
「やっぱりか。そんな気はしていた。」
「最後に付け加えるならあっちに行ったらもうこちらには戻ってこらないわ。」
「そうか。わかった。親に迷惑かけってばかりだな。でいつ開くんだ。」
「左慈と戦っているときよぉぉ。」
「そうかそれまでに支度するか。」
「これで私の用件はおしまいよ。次の外史で合えるかはわからないけど。」
と言って消えてしまった。同時に目が覚めたのだ。
学校では変な噂が広がっていた。
「かずピー、おはよう。噂聞いたか。」
こんなに気安く話しかけるのは悪友の及川である。
「で噂って何。」
「博物館にある銅鏡が盗まれたそうだって。」
「!!!!」
「理由がわからないよな。銅鏡だけ盗んでもな。」
「そうだよな」
おれはその時に左慈だとわかった。これが奴が言っていた「招待状」だと思った。
その日の帰り、華雪と一緒に帰っていた。
「お兄ちゃんまたどこかに行くの?」
「ビクッ!!」
「そうなんだ。」
「どうして知っているんだ。誰に言っていないの。」
「おじいちゃんが言っていたの「一刀がまたどこかに行ってしまうか。残念だ。ワシを越える才能あるのに。でもこれが孫の旅立ちだと思うとしょうがないか。」って。」
「じいちゃん。」
涙がでそうになってしまった。その時に
「わたしも行きたい!!」
「はぁぁぁぁ。」
「そこまでして行きたい場所をみてみたい。」
「だめだ!!!」
「どうして!!理由を教えて!!」
「あそこはお前にはまだ無理だ。」
「決め付けないで!!私はおにいちゃんより強いよ!!」
「でもダメだ!!あそこはお前には見せられないからだ。」
「でも」
「この話はこれで終わりだ。いいな。」
「わかった。」
そして家に着いたのだ。
夜に祖父だけに今日行くことを話した。
「そうか。わかった。行って来い。」と祖父に肩を押してもらい、宝剣白虎を持って左慈いる場所に向かうのだった。そのとき、気づいていなかった後ろからあとを追いかけている存在に。
奴と初めて戦った場所に着いた。
「どこにいる来たぞ。」
「招待状が届いたか。」
「届いたぞ。銅鏡を持って何をするつもりだ。」
「教えないよ」
「そうか、だったら」
「だったら・・・・。」
「体にきくしかないな。」
「いいぞ。 来いよ。」
そして戦いがはじまるのだった。
「朧月」
「遅い。」
「逆居合い 水突※」※居合いしたと手を逆向きにして相手を刺す技。
「ちっ!!」
少し服に傷がついただけだった。
「本当にやるようになったな。」
「まだまだこれからだ!!」
そのとき、戦いを見ている人がいた。華雪だ。
「あれは、本当にお兄ちゃんなの?」そう思うほどみとれてしまうほど。技の完成度が私よりも高いためである。そんなときである。
「もうそろそろ終わらそうではないか。左慈」
「そうだな。北郷」
二人とも最後の技をうつために間合いをつめている。そして、止まった。空が曇り雨が降ってきた瞬間だった。
「北郷流 居合い奥義 光龍閃」
「狼闇拳」
声が聞こえて交差した。その後、二人動かず兄を心配そうに見ていた華雪は、
「決着どうだっただろうか」と思っていたら
「うぅぅぅぅ。」と言い前に倒れた。それを見た華雪は、
「お兄ちゃん!!」
と叫びながら走ってきたのである。
「大丈夫!!お兄ちゃん。」
「何でここにいる。」
「心配だから。着いて来たの。」
「いいからここから逃げろ。」
「やだ。やだ。やだ。」そんな時である。
「北郷、お前がここまで強くなるとは思わなかった。だがこれで終わりだ長年の恨みがここで終わる。」
と拳を構えていた。
「おにいちゃんはやらせない!!」
と一刀から白虎を取って構えた。
「無駄だ、やめておけ。死ぬぞ。」
「死なない。」目から涙をこぼしながらさけんだ。
「もういい。死ね。」拳が華雪に向かう寸前に胸のから
「ピキッ!ピキっ!!」と音が聞こえてくる。
「やっとか。」と一刀が言った。
「まさか、北郷、貴様。」睨んできた。
「そのとおりだ。お前を利用させてもらった。」と言い、笑っていた。
「またしても、北郷!!!!!!」
そしてその瞬間に銅鏡が割れ、目の前が真っ白になり、
「華雪、俺につかまれ。そして絶対に離すなよ。」
「わかった。お兄ちゃん、」
と言い、しっかりと一刀につかまえていた。そして、その場から消えたのだ。
これで第0話終了します。どんどんダメだし感想ください。そうしてもらえればどんどん話が纏まりますのでよろしくお願いします。
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恋姫無双の、もし北郷一刀が最後の戦いの時に誰も選ばずに、一人で帰ってしまったあとの続きと真 恋姫無双に繋がる話です。