はじめに
初めまして、GILL(ギル)と名乗る作者です。
今回は、初めてのSS投稿という事で若干緊張しています。
この作品は、真・恋姫†無双のみプレイした自分が
『俺は、風が大好きなんだ!!』
と、いう感じでタイトル通り【~IF~】『もし、風達と一刀が同行したら・・・』
という妄想がタップリの作品です。
でも、作者は風以外に目が入っていないので、もしかしたらキャラが変わっている可能性も出てきます。
そして、オリジナルのキャラクターも出すかもしれません。
ですから、『あ、そういう系のSSマジ勘弁』という方はお控えください。
それでも、『別に良いよ』という方は是非とも読んでやってください。
それでは、ご覧ください!
暑い・・・・ 暑い・・・・ 暑い・・・・
この異常な暑さは何だろう?
いくら夏本番とはいえ、焼けるように暑い・・・。
そう、例えるなら・・・砂浜で寝そべっているような・・・
「―――――ピ―――。 ――――――カズ――――」
んん・・・? 誰だよ・・・。 頬をつくなって・・・。
「おき――――。 ―――ろ、カズ―――――」
仕方無い・・・。 瞼のシャッターを開口するか・・・。
そう思いながら、俺は思い瞼を無理矢理抉じ開けた――――が
「おお! ようやく起きてくれたんか? カズピー♪」
見たくも無い現実が・・・。
俺の友達、『及川』であろう変態が覆いかぶさるように至近距離に居た。
「ん? どうしたん、カズ――――」
「くたばれ、健全なる青少年の大敵」
【選択肢】
股に蹴りを・・・
顔面に頭突きを・・・
→ここは、強烈なアッパーショット
―――――――ピロンッ♪
「ギャァァァァァァァァァッ!!」
悲鳴と共に、『及川』であろう変態が宙を舞いながら、後方約2、3mに吹き飛んだ。
『昇竜拳ーーーーーーーーーーーーーーーっ!!』
なんて、BGMが有れば・・・もう、4、5mはいけただろうに・・・。
そんな事を考えている内に、『及川』であろう変態が顎を撫でながらやってきた。
「いきなり・・・酷いやないかい!! カズピー!!」
「煩い、同性愛主義者。 俺はホモに目覚める事は無いんだ。
諦めて、簀巻きになって海に沈んでプランクトンでも口説いとけ」
俺の名前は『北郷一刀』
決してホモという邪道に堕ちてはいない、健全なる思春期真っ盛りの男子高校生だ。
・・・嘘じゃないよ? 邪道を歩む程、俺の魂の何かは腐ってない。
「ワイを殺す気か、その言動は!? そして、人間でもないものに愛を語れと!?」
コイツは完全なるホモ(嘘)『及川 祐』
同性愛同好会の会長(嘘)であり、邪道に堕ちてしまった哀れな―――
「ワイとて、青春まっしぐらの高校生や!!」
――――ッチ! 『読心術マスタリー及川』の名は伊達では無いようだ・・・。
「・・・ハァ。 キャラ被るのやーめた。 俺には似合わないな」
「そうやな、昨日のドラマの主人公は流石に・・・」
「クールなのが俺には似合わないな。 うん」
ちょっとした出来心で昨日見たドラマの主人公のキャラを真似してみたんだけど・・・渋くてクールな『ウホッ! いいオジサマ!』なキャラは俺には不釣合いらしい。
なーんて、『良い男』を及川と語っていると、見るからに変な三人組に囲まれた・・・。
「へぇ、兄ちゃん達珍しい服じゃねぇか」
「アニキ! また、やっちゃいましょうか」
「そ、そうするんだな」
なんだ? コイツら。
いい年してコスプレか? ダッセ・・・。
っていうか、今気づいたけど・・・此処、何処だよ。
と、いうよりも――――――
「「服の趣味が気持ち悪い・・・変態」」
見事に及川とジャストなタイミングで言葉が重なった。
「んだと、コラァーーー!!」
「喧嘩売ってんのか!?」
「ゆ、許してあげないんだな・・・!!」
あーあ、キレちゃった・・・つか。
「うっわ。 ベッタベタな悪役台詞。 顔も酷いけど、才能もダメダメやな」
「まったくだ。 けど、ベタな台詞を言う勇気は認めてあげるよ。 女の子なら知り合っても良いかな」
「「「俺達(ボク達)の存在全否定じゃねぇか!!(なんだな!!)」
「もういい。 デク! チビ! やっちまえ!!」
「了解だ、アニキ。 テメェら、後悔させてやる!!」
「も、もう・・・許せないんだな」
三人がそれぞれの短剣を抜きながら、一刀と及川に突っ込んでいった・・・。
「「――――ッハァ!?」」
しかし・・・現実は厳しいものだ・・・。 ――――――合掌。
「ギャアアアアアアアアアアアアア!!」
大きな砂漠の中で、悲鳴が響いた。
「星ちゃん! 今の叫び声は・・・!」
「うむ、解っている」
「まったく・・・懲りない人達ですね」
三人の少女が走っています。
砂漠なのに走っています。
「仕方があるまい。 やはり、一度解らせるべきだな」
青色の髪をした少女が槍を握り締めながら速度を速めた。
「貴様等!! 先程の善処を無とするとは・・・許してはおけ―――ん?」
星と呼ばれた少女は、格好良く登場した・・・のですが。
「どうしたのですか? 星ちゃん」
「いや・・・あれは何かな・・・と」
二人の少女は首を傾げ、星と同じ視線を送った―――――先には・・・
「「「もうしません・・・勘弁してください」」」
服をボロボロにされて、ボコボコにされたあの三人組が正座しながら土下座をしていた。
前に立っていた一刀と及川は、実に愉快だ、と言わんばかりに優越感に浸りながら暗く笑っていたとさ・・・。
「もう二度とこんな事するなよ?」
「「「はい・・・」」」
「これからは、もっとマシな生き方を選ぶんやぞ?」
「「「はい・・・」」」
「「そして、来世は美女に生まれてくるんだ(や)ぞ?」」
「「「はい・・・って、はぁ!?」」」
何という欲望が混じった説教なのだろうか。
「「まぁ、美女の前世がこんな『ろくでなし』だと知ってたら口説かないけどな」」
「「「意味わかんねぇぇぇ!!(なんだな!!)」」」
そして、何という冷たさだろうか。
「「あぁん!? 文句あんのか(あるんか)!!?」」
「「「無いです。 ごめんなさい(なんだな)」」」
そう・・・三人は、どんな理不尽な要求でも『はい』以外の回答は【死】を意味していた・・・。
そこへ・・・。
「お主ら! 何をしておる!!」
「「ん?」」
救いの主! パピヨン――『あぁん!!?』・・・ゲフンゲフン。 趙雲こと、星が登場!!
「「「あ! さっきの!」」」
救いの主という言葉は前言撤回。
今は、皆ビックリ説教の青鬼さんです。
「貴様等・・・まだこんな事を―――」
「ごめんなさい! もう二度とこんな真似しません!!」
「―――え?」
「ごめんなさい! だからもう許して!!」
「あ、いや・・・だから・・・」
「もうし、ないんだな! 絶対なんだな! 約束なんだな!!」
「人の話を聞けぇーーーーーー!!」
「「「うわぁーーーん!! ごめんなさぁーーーい!! お母さぁーーーーん!!」」」
ついに耐えられなくなった三人は、べそかいて逃げました。
「「あぁ~あ。 いーけないんだ、いけないんだ! せーんせいに言ってやろ!」」
昔懐かしの古いネタを持ち出す鬼畜お二方。
立場が無い青鬼さん。
後ろからやって来る二人の影。
是が、物語の始まりの合図。
きっかけの出会いでした――――――。
あとがき
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!!
「オリジナルのキャラクターを出すかもしれません」と、言った矢先に出しましたww
はい、及川君です。
恋姫の世界に男は一刀で充分だ!! なんて思う人も居るかもしれませんが
彼、以外と面白いキャラじゃないですか? 自分は気に入っています。
今回は、出だしという事で面白くしてみました。
次回から、少しずつ真面目になっていきます。
今回の話を見る限りでは、一刀君は強そうに見えますね。
一刀ってチート仕様? と疑問に思う方も居るでしょうが、違います。
今回は、面白くするつもりでしたので、二人には『お笑い補正』なるモノが着いてます。
強いて言えば、一刀君の能力値は原作仕様ですが・・・少し変化があります。
及川君は・・・いつか、強さを見せてくれる日が来ます。
それでは、次の投稿まで。
See you again!!
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初めまして、GILL(ギル)と名乗る作者です。
今回で初めてのSS投稿です。
拙い文ですが、見てやってください。
尚、この作品は妄想タップリの『魏√IF』です。
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