No.141325

真・恋姫†無双 頑張れ一刀 その2

細かいところは飛ばしちゃいますぅ!

へぅ!

この作品は頓挫する可能性がありますw

続きを表示

2010-05-06 22:03:47 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:12765   閲覧ユーザー数:9662

 

桃園を出発一刀たちは、桃香の友人の公孫賛のいる街へとたどり着いた。

 

 

そのまま公孫賛に会いに行っても、門前払いされる可能性があるので街で兵を雇って尋ねることにした。しかし兵と言っても義勇兵のようなものではなく、兵の格好をしただけの一般人であった。なぜなら今回は公孫賛に会うことが目的であるからだ。会ってしまえば桃香の友人ということで何とかなるだろうという考えであった。

 

 

一刀は制服のポケットに入っていたボールペンを三人に見せた。

 

 

三人は驚き、鈴々などは欲しいとねだったのだが生憎のところ一本しかなく断念した。

 

 

そのボールペンを愛紗が好事家に高値で売りさばき、兵を五百人程雇うことが出来た。

 

 

その好事家が幼女好きだったとは言うまでもない。

 

 

簡単に装備を整えて四人とその他大勢は公孫賛の城へと向かった。

 

 

 

 

 

 

公孫賛の城に着いた一刀たちは、門前で少し待たされたもののすぐに玉座の間へと案内された。

 

 

一刀は自分の考えた策が上手くいっていることに喜んでいるが、最後は桃香次第なので不安と期待が同居しながら玉座へと足を踏み入れた。

 

 

 

 

 

「桃香! ひっさしぶりだなー!」

 

「白蓮ちゃん! きゃー! 久しぶりだねー!」

 

 

玉座の間に居たのは赤髪をポニーテールにしている公孫賛だった。

 

 

桃香と公孫賛は久しぶりに会ったことなどを感じさせないような打ち解けた空気を醸し出していた。

 

 

「蘆植先生のところを卒業して以来だから、もう三年ぶりかー! 元気そうで何よりだ」

 

「三年!?」

 

 

一刀は桃香の年齢が激しく気になったのだが、それは何となく聞いてはいけない気がしたので聞かないことにした。

 

 

しかし、一刀にはもっと気になることがあった。

 

 

「な、なんか公孫賛って普通だな……。てっきり公孫賛も幼女になっていると思ってたんだけどな……」

 

 

一刀は大人の姿の公孫賛を見て、有名な人物全てが幼女になったわけじゃないんだと考えを改めた。

 

 

一人呟く一刀を余所にどんどん話を進める桃香と公孫賛。

 

 

「関雲長、張翼徳、それに管輅ちゃんお墨付きの天の御遣い、北郷一刀さん♪」

 

「管輅? 管輅ってあの占い師か?」

 

 

仲間の紹介をする桃香に公孫賛が喰いつく。

 

 

 

 

「天の御遣いなんて眉唾ものだと思っていたけど……」

 

「そんなことないよ! 一刀さんは本物だよ!」

 

 

一刀のことを疑われて必死に擁護する桃香。傍から見れば、公孫賛が桃香をいじめているだけにしか見えない。

 

 

「ふーん。……」

 

 

公孫賛は一刀をじろじろと観察するがあまり信じていないようだった。

 

 

「私には見えるもん。ご主人様の背後に光り輝く後光が!」

 

「ポリエステルです」

 

 

力説する桃香に一刀はさらりと答える。しかし誰も聞いていなかった。

 

 

「……ま、後光があるかないかは別として、一応、桃香たちと行動を共にしているんだ。宜しく、公孫賛さん」

 

「そうか。桃香が真名を許したのならば、一角の人物なのだろう。……ならば私の事も白蓮で良い。友の友なら、私にとっても友だからな」

 

 

一刀はちゃっかりと白蓮から真名を許してもらった。

 

 

そして話は本題へと入る。

 

 

 

桃香は賊退治を手伝いたいと白蓮に頼み込む。

 

 

白蓮は助かると言ってあっさりと了承してくれた。

 

 

「っで、本当の兵士は何人くらい連れて来ているんだ?」

 

 

白蓮は伊達にあの世を見ていないのか、偽りの兵だと言うことに気付いていたのであった。

 

 

あっさりとばれてしまった一刀はだましたことを白蓮に謝った。だが白蓮は別にいいといって特に気にした様子もなかった。さらに忠告までしてくれた。どこまでもお人よしであった。

 

 

一刀がお礼を言うと白蓮は顔を赤らめて恥ずかしがり、慌てて話を兵の数についての話に戻した。

 

 

「え、えーと……その……あのね。実は一人もいないんだ」

 

「へっ!?」

 

 

白蓮はすっとんきょうな声をあげた。

 

 

それもそのはず。五百人も連れていて一人もいないと言うのだから。

 

 

 

愛紗、恐ろしい子!

 

 

 

 

そして今度は愛紗と鈴々が自己紹介をした。

 

 

「う、うーん……宜しく頼む、と言いたいところだが、正直に言うと、二人の力量が分からん。どうなんだ桃香?」

 

「二人ともね、すっごく強いよ! 私、胸張って保証しちゃうよ♪」

 

「保証ねぇ。……そんな無い胸張られてもいまいちなぁ……」

 

 

何気に毒を吐きながら愛紗たちを見つめていた白蓮の後ろから、白い着物のような服を着た蒼髪の美幼女が出て来た。

 

 

「人を見抜けと教えた伯珪殿が、その二人の力量が見抜けないのでは話になりませんな」

 

「むぅ……そう言われると返す言葉もないが、ならば趙雲はこの二人の力量が分かるとでも言うのか?」

 

「お前も幼女か趙子龍!」

 

 

思わず一刀は叫んでしまった。一刀の頭にはやはり有名な武将は幼女ではないのかという考えが再び浮上してきた。

 

 

「……っ!? 我が字をいつお知りになった?」

 

 

思わず天の知識で字を言い当ててしまった一刀。

 

 

一刀がどう返そうか考えていると桃香がフォローする。

 

 

「当然だよ! ご主人様は天の御遣いだから♪ えっへん♪」

 

「いやその理屈はおかしい」

 

「ええっ!? ……そうかなぁ?」

 

 

しかし趙雲によって一蹴された。

 

 

「だけどあながち間違っているわけでもないんだなぁ……。今はそれで納得してくれないかな?」

 

 

一刀は趙雲の頭を撫でながらお願いをする。

 

 

「えへへ♪ …………はっ! …………今はそういうことにしておきましょう」

 

 

ニコニコ顔になったが、何とか取り繕う趙雲。

 

 

あっさりと陥落させた一刀のお兄さんスキルは伊達じゃなかった。

 

 

そしてこの後、賊は見事に討伐された。

 

 

 

 

<おまけ>

 

 

賊討伐後

 

 

「なあ白蓮」

 

「どうした北郷?」

 

「聞きたいことがあるんだ」

 

「な、なんだ?」

 

「どうして…………普通なんだ?」

 

「普通って言うな!」

 

「だって、桃香も愛紗も鈴々も星もみんな幼女じゃないか」

 

「そ、それは……」

 

「まあいいや。桃香たちのところに行ってくる」

 

「ま、待て北郷ーーーー! くそーー! 私も幼女になりたいーー!」

 

 

 

完。

 

 

まあ短めにw

 

ってか戦いカットし過ぎたwww


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
118
6

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択