No.137678

魏√風END璃々編アフター 6話 「愛紗の体」

魏√風END璃々編 6話 「愛紗の体」を投稿します。
今回は愛紗が中心になります。

最後に出てくる人は思いつきなのであまり気にしないでください。

2010-04-21 00:50:20 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:8045   閲覧ユーザー数:6658

春蘭の出産が無事に終わりそれを聞いた者たちは「めでたい事が続いた」と宴を再開した。

そんな中一刀は華佗・愛紗・愛紗の車椅子を押して来た璃々と共に一刀の部屋にいた。

 

「まずはありがとう北郷。お前がいなかったら夏侯惇殿達を救えなかったかもしれない」

 

「気にする事は無いよ。俺もこういうことの為に天で医学を学んできたんだからさ」

 

その後に、四人で手術の事や一刀の天での話などで盛り上がっていた。

 

「まあ、大体はこんな感じだったかな。・・・華佗、話は変わるけど、愛紗の事なんだけど」

 

一刀の言葉に辺りが緊張した空気に変わる中、華佗が真剣な眼差しで話し出した。

 

「関羽殿だが、あれは十年前になるのか。五胡との戦闘で重傷を負った関羽殿を治療したのだが体中にがたが出て来ていた。それだけならまだここまで酷くはならなかったのだが・・・関羽殿は五胡との戦いの時に腰骨をやられていた。怪我自体は悪くは無かったのだが治療後に再度診察したところ体中の気の流れが悪くなっていたんだ。過去に同じ様な症状の患者を診たことがあってな。その人の話を聞いたら徐々に体が動かなくなってきたと話していたんでな。特に関羽殿は下半身の気の流れが悪かったのでいずれ立てなくなると伝えたんだ」

 

華佗の話を聞いた一刀は愛紗の症状がなんなのかを調べるために思考の海へと入っていった。

 

しばらく考えていた一刀が何か心当たりが見付かったらしく愛紗の方を向くと

 

「愛紗、今から少し恥ずかしい事を聞くかもしれないけど重要な事なんだ。素直に応えてほしい」

 

愛紗は真剣な顔で頷いた。

「じゃあ聞くけど、愛紗。その頃から便秘や排尿障害、つまりオシッコが出にくくなってきたりしてないか?」

 

一刀の質問に愛紗は顔を真っ赤にしていた。

他の二人も顔を赤くしたが一刀の顔が真剣なままなので気持ちを落ち着かせて愛紗の方を向いた。

愛紗も真剣な顔に戻し話し出した。

 

「・・・ご主人様の仰るとおりです。確かにそういった症状が出て来ていました。症状が症状なだけに男性の華佗殿には相談しににく、それにそれほどたいした事ではないだろうと考えていましたので」

 

「・・・やっぱりそうかすると愛紗は脊髄損傷による下半身麻痺になっているんだろう」

 

「それはどういったものなんだ、北郷?」

 

「脊椎骨の骨折や脱臼によるずれや変形のために、脊髄が損傷されることをいうんだ。脊髄が損傷を受けると、運動・知覚・自律神経の連絡が断たれ、さまざまな障害が生じる。脊髄は部位によって頸髄、胸髄、腰髄、仙髄、尾髄に分けられ、このうち腰髄の損傷では両下肢に、胸髄の損傷では両下肢と体幹に、頸髄の損傷では四肢に麻痺が生じるなど、損傷部位が上になるほど、障害が重くなる。愛紗の場合は腰髄を損傷したんだろう。それによって下半身の運動・知覚をつかさどる神経の障害によって生じる麻痺を下半身麻痺というんだ。愛紗に聞いたことも排尿・排便の制御機能に障害が出るからなんだ。普通は脊髄を損傷するとすぐに麻痺になるはずなんだけど華佗の話を聞く限りではこれだと思うんだ」

 

「なるほどな。それで北郷。肝心の治療法なんだが・・・あるのか?」

「正直に言うと難しい。あるにはあるが天でも確立された治療法はないんだ。どれも研究段階なんだ。一定の成果は出ているんだけど」

 

一刀の言葉に三人が暗い顔をすると

 

「・・・愛紗ちょっといいかな?」

 

一刀は愛紗にそういいながら近づくと

 

「ちょっとごめんね。調整が難しいから痛みを感じるかもしれないけど」

 

そういった一刀は愛紗の左の太ももに手を置く。

 

「あのご主人様?一体何をそれに感覚が無いので足は痛みを感じませんが?」

 

「まあ、気にしないで。ちょっと試したい方法があるんだ」

 

そういった一刀は手に意識を集中しだした。

 

「はあっ」

 

それと同時に一刀の部屋のドアが勢いよく開かれた。

 

「アニキー!!本当に帰って「ひゃう!!」!?グハッ」バコーン!!

 

誰かが勢いよく部屋に入ってきたと思えば急に廊下まで吹っ飛んでいった。

 

「ううっいってぇ。酷いじゃんか愛紗。いきなり蹴るなん・てよ・・・て愛紗!?」

 

「・・・動いた?私の足が!?」

 

そこにいる一刀以外の皆が困惑していた。一刀の帰還を聞いた猪々子が部屋に入ろうとしたところを足を動かせないはずの愛紗が猪々子を蹴り飛ばしたのだ。

 

「・・・どうやら成功のようだね。これなら治療の目処が立つ」

 

いったい一刀は愛紗に何をしたのだろうか?

あとがき

 

・・・ううん、だんだん支援数が減ってきている。やっぱり連載物は向いてないのかな?

 

なんて考えながらも頑張って続きを書いていってます。

 

それにしても最近はなかなかカオスな夢ばっかり見てます。

なんかの前触れか?

 

 

その一部

 

「一刀さん、これから見せるのが修行で得た私の力の真の姿です」

「分かった。見せてみろ00、いや月!!俺も全ての力で応えよう」

そう言った二人はありったけの気を放出しだした。

「・・・すごい。これが今の一刀と別の世界の董卓の力だというの」

二人の手合わせを見ていたこの世界(魏√の世界)の華琳達が驚愕してる中段々と二人の姿が変わりだした。

「はぁはぁ。これが私の新しい力です。伏羲様はこの力を「シェルブリット」と名付けて下さいました」

「・・・まるで「アルター能力」だな。もっとも俺のも似たような物だけどね。・・・そうだな俺のは名づけるなら「フォトンブリッツ」とでも名づけようか」

そういった二人は戦闘態勢を取る。

「行きます一刀さん。これが私の「守りたい者を守る為の力」の答えです」

「・・・いいだろう。かかって来い月」

そう言って二人が駆け出した。

「行きます。抹殺のラストブリット!!」「行くぞ!!瞬殺のファイナルブリット!!」

 

・・・書いてる今も凄く思う。なんてカオスなんだぁ!?

恐らく「外史をかける一刀」の方の一刀がもとの世界に戻ってからのシーンだと思いますが凄い事になってますねぇ。

確かに第二章での月の暴走モードをどうするかで悩んでましたが・・・いくらなんでもこれはやり過ぎだろう。

 

ちなみにネタが分からない人の為に説明しますと「スクライド」というアニメ(漫画版とは設定などが違いますのであくまでアニメの方です)に出てくる能力です。

 

かなりはちゃめちゃですが「シェルブリット第二形態」の月がすごくかっこよかったし、一刀が使ってたストレイト・クーガーのアルター能力の最終形態「フォトンブリッツ」も似合ってたなぁ。

 

・・・採用していいですか?


 
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