一刀「華琳の軍も大所帯になってきたよなぁ・・・・軍師が三人、武将が7人・・・配属先とかめんどくさそうだなぁ」
華琳「そう思うなら手伝いなさいよ・・・はぁ、一体どれくらいあるのかしら?」
秋蘭「残り50といったところでしょうか・・・・軍部のみでですが・・・」
華琳「まだそんなに・・・・ってこら!一刀!どこにいくの!?」
一刀「時間掛かりそうだから協のところでも行こうかなって・・・・だめか?」
華琳「ダメ・・・といいたいところだけど、劉協様のところならかまわないわ・・・・失礼のないようにね」
一刀「ん、わかった・・・帰りにお土産買ってきてやるからいじけるなよ」
華琳「誰がいじけるって!?」
華琳「ふぅ・・・・いったわね・・・」
秋蘭「ええ、華琳様も北郷の前でしたら堅さも取れて・・・・いい感じですね」
華琳「そうかしら・・・・でも、この量はないんじゃないかしら?」
秋蘭「そうですね・・・・できればできる者があとに三人ほしいですが・・・・」
華琳「一刀に下った雛里はどうなの?」
秋蘭「彼女は今、北郷の元で調整中らしいですが・・・・」
華琳「それなら、期待して待ってましょう・・・・それで、桂花の行方はつかめたの?」
秋蘭「いえ・・・いまだ不明です・・・申し訳ありません」
華琳「そう・・・『コンコン』誰?」
律「はい、徐晃です・・・・入ってもよろしいでしょうか?」
華琳「ええ、いいわ・・・それで何の用かしら?」
律「はい、隊長から午前中分の報告書のまとめ、あとこれを・・・・」
華琳「これは・・・・徐晃・・・一刀はいつコレを?」
律「はい?いつと言われましても・・・・午前中になにやら書いていましたが・・・・何か?」
華琳「一刀・・・・秋蘭、至急武将たちを呼びなさい・・・文官にはコレを見せたら判るでしょう」
秋蘭「はい・・・では」
律「では、私もしつれい「待ちなさい」はい?」
華琳「さっきアナタは一刀が午前中に終わらせたといったけれども・・・それはいつのこと?」
律「今日ですが・・・以下がなさいましたか?」
華琳「いえ・・・なんでもないわ・・・下がってもいいわよ」
律「では、失礼します」
華琳「私ですら一軒処理するのにいつもより時間が掛かるというのに・・・・午前中に500件の案件をまとめるなんて・・・・しかも、新しい武官の特徴をこんなに詳しくまとめるなんて・・・・」
華琳「集まってくれたようね・・・・話というのは他でもないわ、我が軍も大人数になってきたことにより配属先が決まってない子たちについて話をするわ・・・・といってもほとんどが一刀の案なんだけれどね・・・・では言うわね」
華琳「春蘭は今までどおりだけど補佐に秋蘭をつけるわ、いいかしら?」
春秋「「はい」」
華琳「季衣と流琉も同じ親衛隊だけれど、そこに軍師として朱里を配属・・・いいかしら?」
三人「「「はい」」」
華琳「それで警邏隊のことなのだけれど・・・・」
桂花「華琳様!ああ・・・ようやく会えました」
華琳「桂花?どうしたの?」
桂花「はい・・・私は数日前に何者かに襲われ・・・監禁されておりました・・・・ですが、私を慕うものにたすけられ・・・個々まで必死に走ってきたのです」
華琳「それは・・・ああ、よかったわぁ、桂花」
桂花「はい・・・華琳様、ソレでですね・・・華琳様、大変言いにくいことなのですが・・・・」
華琳「何かしら?言って見なさい」
桂花「はい・・・私が監禁されたときに聞こえてきたことなのですが・・・・その・・・・北郷の配下の誰かの仕業だと・・・・思うのです・・・・私は男嫌いですが、監禁されることをした覚えはありませんので・・・・」
華琳「なっそれは本当なのね?桂花」
桂花「はい・・・」
華琳「秋蘭!至急一刀をつれてきなさい・・・他のものは手をだすな」
『はい』
一刀「なんだ?何の用で呼んだんだ?」
華琳「一刀、偽りなく答えてね・・・・桂花を監禁したのは本当なの?」
一刀「ああ、本当だ・・・それがどうかしたのか?」
華琳「本当なのね・・・・一国の軍師を客将であるあなたが監禁するなど・・・・許されることではないのよ」
一刀「そうか・・・なら、殺すか?それとも国外追放か?」
華琳「アナタを私が殺せると思って?・・・北郷一刀、アナタを魏より国外追放に処す・・・異論は?」
一刀「ありません・・・・では、失礼します」
華琳「・・・・」
一刀「ってことで俺はこの国を出る、皆達者でな」
シア「ちょいまちぃ、なんで一刀がでるん?おかしいやん」
恋「にぃ、恋もついてく」
愛紗「私もついていきます」
彼を慕うものたちが自分もついていくと言ってるなか、華琳に忠誠を誓った者たちは戸惑っていた
凪「隊長・・・・」
真桜「ついていきたいけど・・・」
沙和「華琳様が・・・・」
季衣「ねぇ流琉はどうする?」
流琉「そりゃ・・・ついていきたいけど・・・・」
華琳「なら、ついていけばいいじゃない」
魏の子『華琳様!?』
一刀「世話になったな・・・曹操」
華琳「ええ、こちらこそ北郷」
一刀「で?ついてくる気だな華琳」
華琳「言ったでしょ?私はアナタを逃がさないってね・・・・」
一刀「魏なくなるぞ」
華琳「それはそれでしかたがないんじゃない?私はいいわよ、覇王とし気を張ってなくてもいいから」
一刀「桂花はどうするつもりだ?」
華琳「しらないわ・・・」
一刀「やけになるな・・・大丈夫だ」
華琳「何が大丈夫よ!民はアナタを追放って聞いた途端納税も何もかも放り投げたわよ。もちろん兵も何もしてないわ」
一刀「まずいなぁ」
華琳「ええ、まずいは・・・これで他国に攻められたら・・・・」
一刀「そうならないためにはどうすればいいかなぁ?」
華琳「皆、あなたが戻ればいいといってるけど・・・・桂花を監禁した罪は消えないのよ」
一刀「そもそもその罪自体がないけどな」
華琳「なんですって!?でもさっきアナタはやったって・・・」
一刀「あの時ああいわないと・・・お前が危険だったからな」
華琳「それはどうゆう・・・」
一刀「華琳、桂花に監視をつけろ・・・あいつはまた何かやってくるはずだ・・・・」
華琳「わかったわ・・・・それじゃぁ、そうね。一ヶ月たったら戻ってきなさい」
一刀「わかった・・・じゃぁな」
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