よい子の童話劇場3『3匹の子アルパカ』
むかしむかしあるところに、3匹のアルパカの兄弟がいました。
怠けてばかりだったので、ある日、母アルパカが、
「てめぇら、自宅警備員ばかりせずに、とっとと自立して働かんかぃ!」
といって、子アルパカ達をツバを吐いて追い出しました。
途方にくれた3兄弟達は、まず家を作ることにしました。
「とりま、家作ろうぜ。何作ろうか?」
長男が指揮をします。
「いっそのことなら誰も作らない家に作っちゃおうぜ」
と三男。
「ちょwwwwwwkwskwwwwww」
と次男。
「有名になるような家作ったらメディアが取材に来て俺たち有名になって怠けても暮らせるぜwww」
と三男のアイディアで家を作ることにしました。
「じゃあ、俺、ノイシュヴァンシュタイン城!」
と長男は設計図を書き始めました。
「じゃあ、僕は、姫路城ね」
次男は、木材屋へとダッシュしました。
「俺は……サクラダファミリアかな?」
三男はニヤニヤしながらそういいました。
兄弟達はフィギュアの魔改造するくらい器用だったので、建設開始から2ヶ月であっという間に建物ができてしまいました。
完成してまもなく狼がやってきましたが、あまりにもインパクト大な建物を吹き飛ばす力はなく、泣きながら帰っていきました。
兄弟達の家は地元で有名となり、入館料を取って観光客らを家の中へ招待し、その利益で兄弟達はぐうたら生活を謳歌しましたとさ。
【めでたしめでたし】
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ぱーと3。アルパカ話第2弾