No.126331

真・恋姫 頑張れ郝昭さん!

きゅうりさん

まだタイトル未定なんで適当につけました。
小説を書くのは初めてなので、誤字脱字が多いです。
オリキャラがでたりするのでそれでも大丈夫な方は観覧してくださ。
無理だと思う方は見ないほうが無難です。

2010-02-23 22:54:44 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:7906   閲覧ユーザー数:6491

 

 

 

 

 

初めて小説を書くので、誤字脱字が多いと思いますが、暖かい目で見守ってください。

 

この作品は魏の武将の郝昭に転生した青年の話の予定です。

 

オリ主や転生ものが苦手な方はみないほうが良いです。

 

作者は文才や三国志の知識は乏しいので細かい事を指摘されると泣いてしまいます。

 

チートにする予定はありませんが、あくまで予定なのでその後の流れに任せてます。

 

何気なく考えてそのまま文にしたので更新が止まってしまうかもしれませんが、

どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

夜道を歩く青年が1人

コンビニで買ったのであろう袋を持ちただ道を歩いて行く。

袋の中には簡単な夜食と雑誌が入っていた。

 

「もっとバイトの日数増やしたほうがいいかなぁ」

そう誰もいない帰り道でつぶやいた。

 

「いやーでも休日の自分の時間は大事だ!」

通行人が彼をみたらどう考えても不審者に見えるだろう。

青年は一人で自問自答を繰り返していた。

 

交差点に差し掛かり、信号を待っている間にふと左右を見回していると

そこに

 

「あ…、あぶねぇっ!!」

赤信号なのに明らかな猛スピードで走ってくる車が見える。

歩道には、つまづいて倒れた老人が見える。

青年は咄嗟に手に持っていた袋を投げ出し歩道に向かってダッシュし、

すぐさま老人のもとに駆け寄り、抱きかかえるようにして救出しようとする。

しかし間に合わない…そう思い青年は老人を歩道に向かって軽く、転がすように

投げて暴走車の通る位置から少しでも遠ざけるようにした。

これで老人は轢かれる事はないだろうが、青年のほうは──

 

急ブレーキでタイヤが擦れる音と自分の体が車体にぶつかった音を聞いて

青年は思い切りふっとばされる。

少々手荒になってしまったが老人を助ける事ができ、青年の中では

上場……これで自分が車に轢かれなければ満点だった。

ふっ飛ばされた先で何かにぶつかったのを感じ、そのままブラックアウトした。

 

 

「ん、ここは…」

目が覚める…と言っても辺りは真っ暗で何も見えない。

 

「ああ、俺確か道路で…」

そこからの記憶がない、という事はここは病室なのか?

一体誰が運んで…、って普通に考えて救急車だよな。

あの時の老人は無事だったのかな。

人助けで県から表彰されたりしないのかな!

と明るい未来を妄想しているところで急に悪寒がし始めた。

 

「何だ、この邪悪な気配は」

辺りを見回したが誰もいない、というか真っ暗で何も見えない。

 

「うふん、ようやく目が覚めたのね」

男の声が聞こえたかと思ったら、何だか変だ。

明らかに男色ですと言ってるようなオーラを放っている。

 

「えっと…ここはどこですか?」

恐る恐る質問をしてみる。

 

「ここは正史と外史の…と言ってもわからないわよね。

そうね、魂の行き先を決める場所ってことにしておくわね」

その答えは予想を遥かに超えた答えだった。

 

「じゃあ、貴方は誰なんですか?」

聞き返しても理解できなそうと判断し、次の質問をした。

 

「あら、見ての通りよ?」

見ての通りと言われても…真っ暗で何も……

 

「・・・」

言葉を失った。目の前にいるのは筋肉マッチョのおっさんだった。

それだけならダンディなので許せるが、全裸にピンクの紐パン一丁。

犯罪の域である。

本能でコイツを刺激したらマズイと理解した。

 

「そんな眼差しで見つめられるとあたし…感じちゃうわぁ」

間もなく吐き気がこみ上げてきて、口を手で抑える。

 

「あたしの名前は貂蝉よ、よろしくぬぇ!」

ビシィッ!と親指を立てて挨拶をされた。歪みねえ…。

 

「それで、貴方のお名前は?」

名前を尋ねられたが、こんな化け物であっても答えないのは失礼だろうと思い

名乗ろうとしたが…

 

「あ…、えーと……なん…だっけ…?」

 

 

 

どうやら今の俺は魂のようだ。

肉体から意識だけが飛び出てきてしまい、それが今天界(?)のおっさんの下に

いるって事らしい。

魂という事は俺はもう死んでしまっているのだろうか。

でも魂で意識があるって事は蘇生も可能なのだろうか、謎であった。

何故名前を思い出せないのか、それは天界のおじさまである貂蝉さんにも

不明な事であった。

貂蝉という名前に始めは驚いたが、天界の人だし偽名なんじゃないのかなぁと思い

気にも止めていなかった。

貂蝉さん曰く

 

「このまま魂だけで存在していると、そのまま消えてしまうわ。

消えて死んだ事になる、というのならそれでいいのだけれど、

この場合の消えるは蘇生することも生まれ変わるという事もできないの。」

こんな事を言われた。

しかし、もしもそのまま消えたらどうなるのか?と訊ねると

 

「永久に魂だけで彷徨う事になると思うわ、もっとも、そんな事になった人が

今までにいたわけではないから本当のところどうなるかは私にも分からないわ。」

続けて貂蝉さんは言った

 

「本当は私は天界の者じゃないわよ、たまたま貴方の魂を見つけて

助けようと思ったのよ。」

 

 

その後、正史やら外史などの説明を受け、死んでしまったらしい俺の魂を

外史という世界の人間に転生させようとしているらしい。

何故転生なのか…

実は俺の肉体はまだ生きている可能性があるとのことであった。

しかし一度抜けてしまった魂を再び元の体に戻すという事は簡単な事ではないらしく、

もたもたしていると俺の魂が消えてしまうので一時的に外史の世界に行く事となった。

それはどのくらいなのか?と訊ねると、驚きの答えであった。

 

「20年、30年、…100年とかかかっちゃうかも♪」

あ、ありえん…

 

「♪、じゃねえ!ガイシとかいう世界に身一つで放り出されて

100年も生きてられるかよ!」

「あらあら、大丈夫よ、『転生』なのだから現地の言葉やら形振りなんかは

幼い時にでも全部教えてもらえるはずよお」

「言葉って…外史は日本じゃないのか?」

「うーん、日本じゃないわねえ、細かい事は教えられないの

ごめんなさいねぇ。あ、でも大まかな事なら大丈夫よ!

向こうに転生しても生きていけるように武術とかの手ほどきが

受けられるようになっているはずだから」

マテマテ、武術?拳法?物騒なところに転生するんじゃないだろうな…

 

「武術って…、まさかそこは大乱でも起きてるんじゃないだろうな」

貂蝉さんが一瞬ピクッとする。ヤベェ、予想的中なのか?

 

「ま、まぁ向こうでもやっていけるように支援はするから

安心して、それじゃあ!」

そう捲くし立てると貂蝉の影が薄くなっていくと共に

俺の意識もだんだんと薄くなってゆく……。

 

 

最後までお読み頂きありがとうございます。

 

一応転生するまでの流れなのでプロローグの一部ってところですかね。

 

この後転生した後の流れに入ります。

 

 

 

 
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