No.1126544

【獣機特警K-9ⅡG】最強の二人!(1)・改【交流】

Dr.Nさん

2023-08-02 19:17:37 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:241   閲覧ユーザー数:232

アラン「ライドアーマーの操作を覚えたいだって?」

ライドアーマー隊ルームを訪ねてきたのは、生活警備課のミウとテムナ。

 

ミウ「そうなのよアラン」

テムナ「生活警備課いえども、いつ凶悪犯罪を相手にせんといかん日が来るか分からんからな。その時のために覚えておきたいんや」

アラン「なるほど、それはいい心がけだ。その前に、君たちはアーマーの免許は持っているのか?」

ミウ「もちろんよ」

テムナ「持ってへんかったらこんなところに来いへんで」

アラン「分かった。君たちは実に運がいい」

ミウ「運が」

テムナ「いい?」

アラン「ああ。これを見てくれ」

 

カタカタカタ。

カタカタカタ。

タンッ!

 

アランがノートパソコンのキーを叩くと、テーブルの上に、高さ50センチ程の立体映像が映し出された。

 

ミウ「これは?」

テムナ「ライドアーマーかいな? でも見たことない型やな。腕の先にでっかいアームがついとる」

ミウ「まるでクレーンゲームみたいね」

アラン「これは、今度納入される新型のライドアーマーだよ。俺もリクも、そして他の隊員たちも、今、シュミレーターで操作を覚えている真っ最中さ。二人にも、そのシュミレーターをやってもらおう」

ミウ「望むところよ!」

テムナ「せやな!」

アラン「ではリク、二人をシュミレーションルームに案内してくれ」

リク「はい、隊長!」

広く、真っ暗なシュミレーションルームで、別々のコックピットに乗り込んだ二人。

 

ミウ「うわー、なんか本格的ー!」

テムナ「TVゲームみたいに液晶画面を見て操作するだけかと思たら、まさか実物大のコックピットとは」

 

アラン『その通り!』

 

ミウ「あ、アランの声」

テムナ「でもあいつどこにおんねん?」

ミウ「あそこよあそこ!」

 

部屋全体を見下ろす高い窓の向こう側に、マイクを持ったアランが立っている。

 

アラン『君たちには、その広い部屋に映し出される立体映像の敵機群を倒してもらう。コックピットそのものは動かないが、操作に合わせて景色が動くので、まるで実際にライドアーマーに乗っているような感覚が得られると思う。ダメージを受けた時も、それに合わせてコックピットが激しく揺れ動くから注意するんだぞ』

 

ミウ「上等よ!」

テムナ「却って面白そうやで!」

 

アラン「リク、訓練プログラムナンバー4を起動してくれ」

リク「はい、分かりました」

 

ヴォーン…。

 

ミウ「あ。風景が映し出されたわ。ここは市街地かしら?」

テムナ「なんや敵ロボットがぎょーさんおるで」

 

アラン『敵の数は99機、より多くの敵、つまり50機以上を倒した方の勝ちとする。二人ともいいかな?』

ミウ「OKよ!」

テムナ「負けへんでー!」

アラン『では行くぞ!』

 

Three…Two…One…GO!!

 

ミウ「たあーっ!!」

テムナ「とりゃあーっ!!」

 

リク「二人とも張り切ってますね」

アラン「ああ。結果が楽しみだな」

ガシャーン!!

 

ミウ「49機目破壊!」

テムナ「こっちも49機目破壊や! ということは、残りの1機を倒したほうが勝ちやな! 負けへんでー!」

ミウ「それはこっちの台詞よ! あ、あんなところにいた! どきなさいテムナ!」

テムナ「お前こそどけやミウ!」

ミウ、テムナ「「たあーーーーーっ!!」」

 

ドッカーン!

 

ミウ、テムナ「「きゃあーっ!?」」

アラン「最後の最後に、味方同士で激しくぶつかり合って2機とも大破。実戦だったら二人とも大怪我しているところだ」

ミウ、テムナ「「しょぼーん……」」

アラン「確かに多く倒したほうが勝ちだが、味方同士で潰し合ってたんじゃ意味ないぞ」

リク「では隊長、プログラムナンバー8なんてどうです?」

アラン「いいかもな!」

 

 

=To be continued=

 

 

 


 
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