この作品はキャラ設定が崩壊しています。原作重視の方はご注意下さい
時代背景がめちゃくちゃです
一刀くんがチートです
それでもいいかたはどうぞ
桃香たちが紫苑を仲間にしてから数日後、桃香たちは次の目標である巴郡目指して進軍していた
そんな桃香たちのもとに斥候が帰ってくる
兵士「申し上げます! 前方に敵軍を発見! その数、約八万前後! 旗印には厳と魏の文字!」
愛紗「ご苦労。下がって休め」
兵士「はっ!」
報告をした兵士は愛紗に言われた通りに下がっていく
愛紗「……敵は城を出て、野戦で決着をつけようと言うのか」
兵士の報告を受けた愛紗はそう呟く
星「解せんな。篭城を捨てて野戦に挑むとは……。敵は何を考えている……」
翠「篭城してれば味方の援軍だって来るのになぁ。……逆に考えれば、援軍が来ないってことかな」
星は敵の不可解な行動が理解できずにおり、翠は自分なりの予想を言ってみた
雛里「その可能性もありますが、可能性を判断するための情報が不足しています。……もうちょっと情報を集めないと」
雛里は軍師として、現状では判断が難しいという顔をしていた
桃香「情報といえば紫苑さんでしょ! ……あ、でもイヤだったら言わなくて大丈夫だよ?」
紫苑「ふふっ、お気遣いありがとうございます。……お優しいのですね」
桃香が心配そうな顔で紫苑に訊くと、紫苑は優しく微笑みながら
紫苑「厳顔と魏延。二人は心から戦を楽しむ、生粋の武人。それに元々、劉璋様を頂点とする現政権を口やかましく批判していましたから。援軍を要請したところで、今の成都が対応するはずがないでしょう。……それ以前に、恐らくあの二人は成都に援軍などを要請してもいないでしょうけどね」
そう言った
蒲公英「うわー。体育会系~。……戦うことが楽しいって人たちなんだね~」
蒲公英が嫌そうな顔をしながらそう言うと
紫苑「そうね。あの二人は根っからの戦人。酒と喧嘩と大戦をこよなく愛する武人よ」
紫苑は少し笑いながら蒲公英の言葉に返す
ねね「それで野戦を挑むと?……何とも迷惑な人たちですなー」
星「しかし、その信念は良く分かる。同じ武人の世界に住むものにはな」
信じられないというような顔でいるねねに対して、星はうむ、と頷いていた
白蓮「うーん……だけどさ、いくら援軍が来ないからって篭城じゃなくて野戦を選ぶのはなぁ。戦術的には下策だろう?」
一刀「いや、白蓮。たぶん厳顔さんたちはそういうことは考えてないよ」
愛紗「戦術など考えず、誇りのためだけに野戦で堂々と決着を望む、か。……分かるな、その気持ちは」
一刀「たぶんそういうことだと思うよ」
白蓮「そうなのか」
白蓮は納得のいったような顔をして、愛紗は敵の心意気に共感を持った
一刀「とにかく、一度厳顔さんたちとお話をするには勝たないとダメみたいだね」
紫苑「ええ。二人を説得するにはまずこの戦に勝たないと無理でしょうね」
桃香「そうだね。それじゃあ先鋒は紫苑さん、鈴々ちゃん、一刀さん、翠ちゃん、にお願いするね。その四人の補佐は、雛里ちゃん、白蓮ちゃん、蒲公英ちゃんがお願い。愛紗ちゃんと星ちゃんは左右についてね。恋ちゃんは予備隊として本隊で待機。朱里ちゃん、ねねちゃんも同じく、私の傍に居てね」
桃香の命令にそれぞれが返事をした後、部隊を展開させるべく各将達は散っていった
兵士「弓兵がこんな前線まで出てくるとは!! 死ねーー」
一刀「だが断る」
一刀は『龍砲』の弦で切りかかってきた兵士を真っ二つにする。そんな一刀のもとに一人の兵士が駆け込んでくる
兵士「北郷様! この先に敵将厳顔を発見いたしました!!」
一刀「ありがとう。君はそのまま他の人たちと連絡をしながら何かあり次第公孫讃に報告してくれるかな?」
兵士「御意!」
そういうとその兵士はまた戦場へと駆け出してゆく。それを見送った一刀は
一刀「さて、一勝負といきますか」
そう言いながら真っ直ぐ厳顔の方へと向かっていった
桔梗「くっ! 押され始めたか……!」
桔梗は周りの様子を見ながらそう呟く
桔梗(焔耶の奴……平気じゃろうな……。先ほどまで威勢よく上がっていた砂塵がパタリと止みよったからな)
桔梗は周りに群がる蜀軍の兵士を倒しながら考えていると
一刀「ふっ!」
いつの間にか一刀が自分の懐へともぐりこみ上段蹴りを放とうとしているのを視界に捕らえる
桔梗「ふん!」
桔梗は一刀の上段蹴りをバク転で避けると
桔梗「我が『豪天砲』! 喰らうがいい!!」
『豪天砲』を二発続けざまに放つ。しかし、一刀はそれを冷静に打ち落とす
一刀「久しぶりですね桔梗さん」
桔梗「一刀も久しぶりじゃの。まさか劉備に仕えているとはな」
二人は笑顔で話しているがその間の空気は緊迫感に溢れていた
一刀「戦わずにして降伏はなしといったところですか?」
桔梗「そういうことじゃ。わかっているのなら早くこい……」
桔梗の言葉を聞き、一刀は『龍砲』を左手にしっかりと握り
一刀「参る!」
そう叫ぶと同時に三連続で矢を放つ。桔梗はそれを避けると一刀に向けて『豪天砲』を放とうとするが
一刀「しっ!」
一気に距離を詰められ接近戦へと持ち込まれる
桔梗「接近戦とて苦手ではないわ!!」
そう叫びながら桔梗は『豪天砲』を棍棒のように振り下ろす。さすがに予想外だったのか一刀は少し後ずさる
桔梗はその隙に『豪天砲』を放つが、一刀の放った矢によって弾かれる。しかし、一刀の矢が弾かれた途端
『バンッ!』
爆発音と共に一刀の矢が破裂し、辺りにガラス片が飛び散る。桔梗はそれを『豪天砲』を盾のようにして防ぐ
一刀「もらった!」
桔梗の視界を『豪天砲』が塞いでいるうちに一刀は『龍砲』の弦で桔梗に斬りかかろうとするが
桔梗「それぐらい読んでいるわ!!」
桔梗は一刀の『龍砲』目掛けて『豪天砲』を薙ぐ、その一撃で一刀は危うく『龍砲』を弾き飛ばされそうになるがなんとか右手でキャッチする
桔梗「その状態で矢は撃てまい!! 少々痛いかもしれんが我慢せい!!」
そう言って桔梗は『豪天砲』のラスト一発を一刀目掛けて放つ
一刀「誰も逆側で矢が打てないとは言ってないけどな」
そう言うと一刀は右手でしっかりと『龍砲』を握り
一刀「凄く痛いですけど我慢して下さいね」
そう言って鏃をもとから潰しておいた矢を三本同時に放つ。内、一本は桔梗の攻撃を弾き、残りの二本は見事に桔梗の右肩と腹部に命中
桔梗「ぐっ! 本当にかなり痛いではないか……」
一刀「いやいや。桔梗さんの『豪天砲』でしたよね? あれの弾に比べたら痛くは無いと思いますが」
一刀は『豪天砲』から手を離している桔梗の首筋にそっと『龍砲』を突きつけると
一刀「降伏してくれますか?」
そう桔梗に問う
桔梗「負けたからの……。素直に降伏しよう。それに……」
そう言いながらすでに戦場から魏の旗は消えていた
桔梗「もう一人も捕まったみたいじゃからな」
そう言って『豪天砲』を手に立ち上がると
桔梗「一刀の主。劉備のもとへと案内してくれるか?」
今度は桔梗が一刀に問う
一刀「ゴメン、俺はこの後衛生兵を手伝うから……」
そう言いながらキョロキョロと周りを見渡し
一刀「あっ! 馬鉄さん! ちょっといいかな?」
馬鉄「なんでしょうか北郷様?」
一刀「厳顔さんを劉備様のもとへ連れてってくれるかな? 俺はこの後、衛生兵の手伝いがあるから」
馬鉄「了解しました」
一刀「それじゃあね」
一刀はそう言って駆け出す、その後姿を見ながら桔梗は
桔梗「いつもあのようか感じなのか?」
そう馬鉄に訊いてみた
馬鉄「いつもあんな感じです。それではこちらに」
馬鉄は桔梗の問いにそう返すと桔梗を桃香のもとへと案内していった
一刀「やっと終わったー」
鈴々「あっ! おかえりなのだお兄ちゃん」
一刀「ただいま鈴々」
衛生兵のお手伝いから帰ってきた鈴々は一刀に声をかけ、一刀もそれに返事をする
一刀「ん? あれは……」
そう言いながら一刀は桃香たちと話している桔梗の隣にいる一人の女の子の真名を呼ぶ
一刀「焔耶!!」
焔耶視点
焔耶「よろしくお願いします桃香様!!」
桃香「うん♪ これからよろしくね♪」
そう言いながら桃香様は私と握手をしてくださった
焔耶(ああ、美しい人だ……)
そう思いながら私は他の面々とも真名を交換していく。正直あの馬岱…蒲公英とかいうやつは気に入らないが桃香様を悲しませないためにも仕方あるまい
そんな時
鈴々「あっ! おかえりなのだお兄ちゃん」
一刀「ただいま鈴々」
私の耳にどこかで聞いたことのあるような声が入ってきた
焔耶(桃香様のお傍に男だと……しかし、この声、どこかで)
そう私が悩んでいると、その男が
一刀「焔耶!!」
そう呼んだ、その瞬間に私は脳に電気が走ったようだった
不意に目頭が熱くなった、足が震えた、心臓が破裂しそうだ、顔が熱い、色んなことを考えながらふりかえり急いでその男、いや、その人の胸へと飛び込む
今ばかりは神に感謝しよう
焔耶「一刀様ーー!!」
焔耶「一刀様ーー!!」
焔耶は一刀の胸へと飛び込むと、一刀の胸に顔を埋めながら
焔耶「やっと……やっとお会いできました……。この時をどれだけ待ち望んだことか!!」
涙を流しながら一刀の胸に頭をこすり付ける。一刀はそんな焔耶の頭を撫でながら
一刀「久しぶりだね焔耶。一軍の将になるなんて……強くなったんだね」
焔耶に優しく声をかける
焔耶「はい!! あっそうだ」
そういうと焔耶は着ている服の胸元を少し開け、首飾りを取り出す
焔耶「一刀様の首飾り、ちゃんと預かっときましたよ。お返ししますね」
そう言いながら焔耶は首飾りを外そうとするが、その顔はかなり名残惜しそうだった。そんな焔耶の表情を見た一刀は
一刀「その首飾りは焔耶にあげるよ。それに俺にはこれがあるから」
そう言いながら一刀は白蓮からもらった首飾りを取り出す。しかし、それを見た瞬間に焔耶の表情が変わる
焔耶「一刀様。それは女性からの贈り物ですか?」
一刀「うん。そうだよ」
焔耶「誰ですか?」
一刀「えっ……白蓮だけど……」
一刀がそう言った途端に焔耶はキッと白蓮を品定めをするような目で見た後
『ギュッ』
より一層強く一刀に抱きつき、辺りに居る将達に向かって
焔耶「私はこの中の誰より一刀様を好き…いや、愛している! だから」
そういうと焔耶は背伸びをして一刀にキスをする。そのキスは軽いものではなく、ディープキスであった
そして、一刀とのディープキスを堪能した焔耶は
焔耶「だからこの中の誰にも一刀様を譲る気は無い!!」
そう宣言した
周りの将は何が起こったのか理解できずに居たが、桔梗が急に笑い出し
桔梗「はっはっは。いや~、本当に乙女よな、焔耶よ♪」
焔耶「なんと言われようとこの気持ちに嘘はつけません」
からかう桔梗の目を焔耶は真っ直ぐ見つめかえし、半放心状態の一刀にまたキスをする
そのキスでようやく一刀は現実に引き戻されるが
焔耶「ん……んふっ…」
一刀「んんっ!」
焔耶は一向にキスをやめる様子はなく、一刀は手をバタつかせていた。そこに
桃香「ダメーー!!」
桃香は一刀を突き飛ばす。そんな桃香に焔耶は
焔耶「すみませんが、いくら相手が桃香様といえども譲る気はありません」
そう言いながらまた一刀に抱きつく
桃香が一刀を突き飛ばした事により、他の将達も自分を取り戻し騒ぐ
その様子を楽しみながら見ていたのは、鈴々、星、紫苑、桔梗の四人だけであった。しかし、その中の三人はすでに城に戻ったときに一刀に何をしようかと考えていただけであった
ちなみに残りの一人は
???「お腹減ったのだー……」
そう呟いていた
その後、桃香たちは一気に成都まで攻め入った
もちろん劉璋軍も抵抗をしてきたがとても桃香たちの相手にはならず、あっという間に桃香たちは成都を制圧した
その後、新しい城に入り各員の部屋を決めている最中、焔耶が
焔耶「私は一刀様と同室で」
という発言をしてしまったため、またもや騒がしくなるが一刀が
一刀「寝る時は一人がいいんだけど」
と言ったことにより焔耶は簡単に引き下がった
どうもkarasuです
いかがだったでしょうか? デレ焔耶は堪能していただけたでしょうか?
いつかこのデレ焔耶で拠点書きたいなとか考えてます。
さて、もうそろそろこの一年も終わろうとしていますが大佐がたにとってこの一年はどうでしたかね? 私は大佐がたに会えたのでよかったです!!
では、今年はあと一回ほど更新しようと思っていますので宜しくお願いいたします
ここまで読んでいただきまことにありがとうございますこれからもほそぼそと続けさせていただきたいと思います。
これからも読み続けていただければ幸いです
一刀くんの『龍砲』の矢についての説明
1.通常の矢・・・今回しようしたもの。もっとも使用頻度が高い。普通。
2.アサシンの矢・・・矢全体が黒い。鏃も光らない黒。梟の羽の矢羽。極端に細く普通の矢の半分しか重さがない。もっとも技量を問われる矢。
3.爆発する矢・・・鏃の代わりに炸薬入りの筒がついている(中に一緒にガラス片が多数入っている)。爆心から5M~8Mが殺傷域。他の矢に比べて1.5倍ほど重い。手で投げることもでき、簡易手榴弾になる。
以上です。またもやご意見くださった大佐。ごちそうさまでした♪
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