――現実は決して甘くない
それはこの物語の世界も同じだった
今日は仕事で忙しい曹操
曹操の夫、北郷一刀は何か出来ないか尋ねる
「そうね……貴方のオニギリがほしい」
意気込む彼はオニギリを作るが全くうまくできない
「兄様……頑張って」
流琉に見守られつつ頑張る北郷一刀
……結婚しても相変わらず人気者であった
「ふぅ……」
仕事を終える曹操
もうずいぶんと時間が経っていた
「一刀遅いわね……」
心配になり、部屋を出るとちょうど彼がいた
手には一個のオニギリ
きっとそのオニギリを作るのに苦労したのだろう
「一刀……」
曹操は彼の元に歩く
――今日はご褒美にたくさん遊んであげないとね
曹操は笑顔で彼を迎えた
……だがこの時、曹操は油断しすぎた
いや、予想外だったのだ
「北郷一刀――――!」
草むらから知らない男が現れ、彼に走る
手には短刀
―――そして
「いやぁ―――――!!!!!」
曹操の悲痛の叫び声が響き渡るのだった
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これで終わり