No.105487

覇王物語11

アインさん

これで終わり

2009-11-06 07:12:18 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:4226   閲覧ユーザー数:3651

――現実は決して甘くない

 

それはこの物語の世界も同じだった

今日は仕事で忙しい曹操

 

曹操の夫、北郷一刀は何か出来ないか尋ねる

 

「そうね……貴方のオニギリがほしい」

 

意気込む彼はオニギリを作るが全くうまくできない

 

「兄様……頑張って」

 

流琉に見守られつつ頑張る北郷一刀

 

……結婚しても相変わらず人気者であった

「ふぅ……」

 

仕事を終える曹操

 

もうずいぶんと時間が経っていた

 

「一刀遅いわね……」

 

心配になり、部屋を出るとちょうど彼がいた

 

手には一個のオニギリ

 

きっとそのオニギリを作るのに苦労したのだろう

 

「一刀……」

 

曹操は彼の元に歩く

 

――今日はご褒美にたくさん遊んであげないとね

 

曹操は笑顔で彼を迎えた

……だがこの時、曹操は油断しすぎた

 

いや、予想外だったのだ

 

「北郷一刀――――!」

 

草むらから知らない男が現れ、彼に走る

 

手には短刀

 

―――そして

「いやぁ―――――!!!!!」

 

曹操の悲痛の叫び声が響き渡るのだった


 
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