No.104895

ときメモ4を期待する会 第5話

スーサンさん

今回も飽きずに批判を出しまくります。どぅか、嫌わないでください。

2009-11-03 09:11:38 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:617   閲覧ユーザー数:607

「ときめきメモリアル4の発売も残すところ、役一ヶ月。ついにカウントダウンが始まったね?」

 なぜか、偉そうに胸を張る光に、彼は面倒臭そうにため息を漏らした。

「今回は、なにをネタにするんだ。いい加減、ネタにすることはなくなった気がするが?」

「今回は、前記念に残念だと思ったことを述べてみようと思うの」

「残念なこと?」

 はて、と首を傾げる彼に、光はビシッと指を突き立てた。

「ときメモの二大ヒロインの最大の特徴はなんだと思う!?」

「二大ヒロイン……誰だ、それ?」

「もちろん、藤崎詩織ちゃんと、あ・た・し……キャ!」

「頬を赤らめるな」

 ツッコミをいれ、ため息を吐くと、彼は両腕を組んで考えた。

「いろいろ、共通点があるだろう。髪が赤。主人公と幼馴染……」

「それだよ!?」

「ぶひっ!?」

 ぶひっとブタの鼻を押すように指を突きつけられ、彼は目をパチパチと瞬かせた。

「ギャルゲーの王道は、幼馴染だよ? それが、3以降から、サブキャラですら、幼馴染属性が消えてしまったんだよ?」

「そ、そぅだな……G'sでも、幼馴染属性はいないしな。ときメモのメインヒロインは、幼馴染といっていいほど、初期の二人はレベルが高かったもんな?」

「そんな、絶世の美少女なんって?」

「誰も、そこまで言っとらん」

 ぶすっと頬を膨らませる光を無視し、彼は遠い目をした。

「製作陣にもいろいろと考えがあるんだろうが、他にも残念なところもあるな」

「うん。まず、髪型だね……過去のシリーズを見ても、ときメモのヒロインは個性的なのに、今回のヒロインはメインですら、地味な感じが強いし?」

 ツンツンッと自分の真っ赤な髪を突っつき、光はため息をついた。

「他に、ガッカリした点といえば、舞台だな?」

「舞台だね? 最初は浮かれて気付かなかったけど、舞台は初代から十五年後のきらめき高校だということは、ときメモ2で可能だった、前作のヒロインとの絡みが出来なくなったってことだよね? 制服だって違うんだから、舞台はきらめきか、ひびきのの隣町にして、サブストーリーが出る辺りで、前作のヒロインが出るような配慮があってもいいと思うのに?」

「まぁ、3もオンラインも、サブストーリーは出なかったし、2では失敗だったし、初めから、絡ませる気は無いと考えてるんだろうな?」

「ユーザーのことを考えないのは、大手ゲーム会社によくある話だけどね」

「テイルズオブデスティニー ディレクターズカット、ときめきメモリアルポータブル。どれも、浅はかな考えで、ファンを敵に回した作品ばかりだな?」

「逆に、最近、名を馳せてきたゲーム会社は、ドンドン、いい物を出してるのにね?」

「LEVEL5のイナズマイレブンなんかが、いいな? 過去の名作にすがりつく大手ゲーム会社なんかよりも、新作を出して、成功するほうが遥かに好感が持てるよ?」

「なんか、だんだんと、ゲーム会社の悪口になってきたし、ゲーム会社に訴えられる前に、話をきり終えよう?」

「そぅだな。じゃあ、最後に今回、一番、残念かつ、製作者をぶん殴りたいと思う要素をラジカセに流して、終わろう?」

「うん!」

 どこから取り出したのか、ラジカセを取り出し、これまたどこから取り出したのか、テープを入れると、ポチッと再生ボタンを押した。

『一緒に帰って後輩に噂されると恥ずかしいから』

 女帝様もどきの下校時の断り文句が流れ、二人は、すでに呆れるのもばかばかしい顔で、部屋の電気を消していった。


 
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