「エネルギーコアの反応を確認! このエリアのどこかに……!」
「イイダ……後でジジィら、どーなったか調べとけよー」
私が着いた場所は、オーカクマーク管制塔。
ここに、エネルギーコアがあるようだ。
しかし、8つのロックがあり、それを解除しなければ先に進めない。
私はインクを塗りながらドレッサーに着き、ジェットパックを装備した。
それを使って飛行しながら、1つ目のログポイントを手に入れ、閉じていた扉を開ける。
その中には2つ目のログポイントがあったが、タテタコトルーパーが立ち塞がる。
私はタテタコトルーパーの背後に回り込み、2つ目のログポイントを破壊した。
すると突然、屋根が下がってきた。
中央には長い棒があり、外から上に登れそうだ。
右側の壁にインクを発射し、蛸の姿に戻って潜り、タコトルーパーがいる場所に乗り込んだ。
すると、4本の棒に囲まれたエネルギーコアを発見した。
「ロックされてますね……」
「ポリュープ! こーなったら、ログポイント全部ゲットだ!」
分かっているよ、テンタクルズ。
私はタコトルーパーをジェットパックで撃退し、
チェックポイントを踏んでインクレールを出した。
「そー言えばイイダ、ジジィらの様子は?」
「あ! 上昇してます! ポリュープさんより上層にいます!」
何? もう地上への出口に着いたのか?
だが、まだ何が起こるか分からない。
私は壁を塗りながらスイッチを押し、着地し、インクの中を潜って進む。
そしてインクレールを潜り、3つ目のログポイントを破壊した。
すると、エネルギーコアに繋がるロックが1つ解除された。
4つ目のログポイントは下を向いている。
側面を塗れば行けるのだろうか。
私は近くのインクを塗った壁に潜り、裏側に回ってギリギリで撃った。
――気が付くと、私はスタート地点に戻っていた。
私って、意外に間抜けなんだな。
気を取り直してインクレールを出し、スイッチを押して柱を回し、
4つ目のログポイントを破壊した。
よし、あと半分だ……。
その後、落ちないように慎重に地面を塗り、
スイッチを次々と押していき、先にあった5つ目のログポイントを破壊する。
途中、タコトルーパーと遭遇したが、私は怯まずに立ち向かった。
ゆっくり金網に降りて……おっと危ない、転落するところだった。
無事に金網の上に降りた私はインクレールを出し、6つ目のログポイントを破壊した。
スイッチを押して後ろに回り込み、インクを塗って潜って上に進む。
タコスナイパーと遭遇した私は、先手必勝の心得で二体をすぐに撃退した。
こいつらももう……元に戻らないのか……。
変わり果てた同族に心を痛めながらも、私は7つ目のログポイントを破壊する。
すると、下にあった蓋が開き、8つ目のログポイントを見つけた。
タコトルーパーがいたが、私は射程範囲外からそいつらを攻撃して全滅させ、
8つ目のログポイントを破壊し、エネルギーコアの全てのロックを解除した。
中にいるデンチ的な生き物は、ビリビリとエネルギーを発している。
「全ロック解除! エネルギーコアは……」
「おいおい! どうなるんだ!?」
テンタクルズと私が固唾を呑んで見守る。
しばらくすると、エネルギーコアは眩く光り、どこかへ飛び去ってしまった。
「あ゛ーーーーーッ!!!」
「ポリュープさん! 追いかけましょう!」
「ついでにジジィも!」
ヒメは大声で叫んでしまった。
まったく、イイダの先輩だというのに、落ち着きがない女だな……。
まあ、私もどんどん進んでいく奴だがな。
どうか無事でいてくれよ、アタリメ司令、セピア!
デンワなんかに、翻弄されるなよ!
――ずきん。
さらに強い頭痛が私を襲った。
同時に、私の中に入ってくる映像も、はっきりと映るようになった。
『消毒は終わっタ』
……消毒? オクタリアンに何をした?
すると、地下施設の中から、不気味な色のオクタリアン達が姿を現した。
彼らはまるで、ゾンビのように無機質だった。
私はまだ生まれていない。
しかし、映像を通して、この施設の不気味さを身をもって感じた。
これから私も、この中に入るのか……と思うと、恐怖が全く治まらなかった。
『ワタシの駒として、働いてもらうゾ』
「彼」の声で、消毒されたオクタリアン達は頷く。
しかも、全く同じタイミングで。
……彼らは完全に操られている。
これが、「彼」の望みだったのか?
こんな風に意思を統一する事が、博士の願いだったのか?
博士は本当に、それを望んでいたのか?
――うかうかしてはいられない。
早く、「彼」を探さなければ。
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Octo Story、ラストステージ回その4です。
オーカクマーク管制塔を攻略していきます。