No.1006370 【獣機特警K-9IIG】揺れ動く炎の先に(解決編)【交流】2019-10-06 07:57:42 投稿 / 全4ページ 総閲覧数:862 閲覧ユーザー数:847 |
ラミナ市内某所…廃商業区画の一角にある古びたレンガの建物。
その中でブラッドファミリーの首領スレイ・ブラッドとその相棒であるモンド・ユーベルが話をしていた。
「よし、土も苗も運び込んだし、農園の建設も進んでいるな」
「ああ、今頃は働き手の奴らも到着しているだろうさ」
「あとは栽培が軌道に乗ったところで精製所を建設し、出来上がったヤクをバラ撒く…実に面白くなってきたぜw」
すると突然、ドアが開け放たれ、K-9隊がなだれ込んできた。
「残念だったな!農園の労働力なら来ないぞ!」
「な…テメーらはK-9隊!!どうしてここがわかった!?」
動揺するスレイに、すかさずナタリア・天神・フタロイミツィと煌月空が切り返す。
「トリッカーズや怪盗ノワール、それにストレィキャッツ海賊団のおかげで全部筒抜けよ!」
「さぁ、おとなしくお縄につきなさい!」
「バカか?すでに苗木は運び込まれてるんだぜ…丁度良かった。テメーらをここで改造して農園で働かせてやらあ!!」
すぐさま戦闘態勢に入る両者。
「オラッ!これでも喰らいな!!」
スレイとモンドの攻撃!
「おっと!そうそう簡単に当たらないもんね!」
「やーい!へたくそー!」
軽い身のこなしで筑波未来とベルタ・カシイ・アインリヒトは攻撃をかわす。
傍らのギャングスタ―は対ロボット用のレーザーガンを撃ち放つが、傍らに控えていたジョナサン・ボーイングが
得意の早撃ちでレーザーガンを撃ち落とす。
「どうした!0.2秒遅いぜ!!」
「先輩、パス!」
「おうっ!!」
すかさず、宮ノ陣竜矢と三沢颯がコンビネーションアタックでサッカーボール型爆弾を打ち込む!
「ぐわっ!!」
「フン、だがまだ苗木も農地もあるんだ…そう簡単には…」
悪態をつくスレイに、イシス・ミツザワが答える。
「残念だったわね。苗木は幻獣部隊が始末にかかってるわよ」
「な…!?」
クオン・ココノエが吠える。
「さぁ、今度の今度こそお縄を頂戴しろ!!」
「チッ…おい、ズラかんぞモンド!」
「おうさ!!」
踵を返し、逃げ去ろうとするスレイとモンド。
「待て!!」
「待てと言われて捕まるヤツがいるかよバーカ!テメーら全員死んじまいな!!」
スレイが去り際にボタンを押すと、建物が不気味に振動を始める。
「これは…爆弾だ!?」
「いかん!総員退避ー!!」
間一髪で脱出するK-9隊。そしてその直後、建物は爆発し跡形もなく崩れ去った。
「くそっ…相変わらず逃げ足だけは速い奴らだぜ!!」
「ジョニー、気持ちはわかるけど落ちつこう」
「だけど隊長!!」
「麻薬プランテーションの計画は潰れたんだ。今はそれでいいさ」
かくして、またひとつブラッドファミリーの悪事は潰え、平和が戻った。
しかしブラッドファミリーはまたいつ新たな悪事を引っ提げてくるかわからない!
戦え、K-9隊!決して油断をしてはならない…!
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■出演
K-9隊のみなさん
スレイ:https://www.tinami.com/view/553585
モンド:https://www.tinami.com/view/554565