構図の面から言いますね。
背景にあたる円の図形の中央へ向かう力が強すぎて
ぱっと見て、キャラクター（メインモチーフ）に目がいきません。

キャラのシンメトリー性をだすために、キャラを複製して反転させたのだとおもいますが。
この方法は手っ取り早くシンメトリーの調和がとれる方法で、よくある手法なので決して駄目ではないのですが
背景にあたる円の図形の中央へ向かう力が強く
キャラクターの体が屈んだかたちなので、反転させて配置したた結果メインモチーフが左右（V字）に開いてしまい

その上で背景の図形の力が強くそちらに絵に対する視線が全てもっていかれ、引きずられてる状態です。

現状を分かりやすくたとえると漫画の集中線！
手元にある適当な漫画を開いて集中線のあるコマをいくつか見てみましょう。
集中線のあるコマを見てみれば分かると思いますが、集中線の中央にいるのはキャラや強調したいもの（ものによっては次に見る所）が配置してありますよね？
集中線は「注目を集めたい所へ向かう力」です。

現在の背景がその「集中線」の役割をもっています。
それなのにキャラクターは中央ではなく中途半端な位置に左右に開いている。

現状を少しでもまともになおすのであれば
背景をたとえば中央から下げるとか変更しちゃうとか
キャラクターの密度を中央によせるなどして、背景に合わせるすると、いいかもしれません

構図、線画のアドバイスがでているので配色について少し。


まずこの絵の中で一番強い部分は背景、後ろの光源の黄色です。
構図ともあいまってそこに目がいきます。

対して人物の色はというと、背景の端の部分と色が同じ暗さですので背景に人物が埋もれてしまっています。

人物を明るく強く、背景を暗く弱く

これは極端な表現ですが、このようにして差をつけてやることで人物(みてもらいたいもの)を目立たせましょう。