この作品は恋姫の二次創作です。
オリキャラ込みです。
初めてなので駄文です。
それを踏まえて読んでいただけると幸いです。
閑話休題2:虎の尾を踏んづける
~雪蓮拠点~
~城内~
雪蓮「~♪」
雪蓮は上機嫌で歩いている。
向かう先は一刀の部屋。
今日は一刀は休みだ。
なので一緒にすごす為、今日の政務は頑張っていつもの半分の時間で終わらせた。
最近お互いに忙しかったので、2人になるのは久々である。
雪蓮「一刀はどうしてるかなー」
意気揚々と一刀の部屋の前に立ち、ノックする。
……が、一刀の声はいつまで経っても聞こえない。
雪蓮「あれー?どこ行ったんだろ?」
穏「あれ~、雪蓮様どうなさったんですか~?」
たまたま通りかかった穏が声をかける。
雪蓮「穏、一刀知らない?」
穏「ああ、一刀さんならさっき祭様に引きずられて街に出ましたよ~」
雪蓮「えー!もう、祭ったら」
予定外の事にふくれる雪蓮。
穏「出て行ったのはついさっきですから、今からなら追いつくかも知れませんよ~?」
雪蓮「ホント!?穏、ありがと!」
穏の返答も聞かず、雪蓮は走っていった。
~城下~
雪蓮「どーこ行ったんだろ……」
雪蓮は辺りをきょろきょろしながら歩いている。
と、酒家にいる祭を見つけた。
が、一刀の姿はない。
雪蓮「祭、一刀と一緒って聞いたけど」
祭「おお、策殿。北郷を探しておるのか?」
雪蓮「ええ、せっかく2人になれると思ったら祭がつれてっちゃうんだもん」
祭「それはすまなんだ。……じゃが北郷なら今、冥琳に連れて行かれたぞ?」
雪蓮「えっ、またぁ!?」
せっかく会えると思っていたので、少し苛立ってきている雪蓮。
祭「おそらく城に戻ったのではないかの?「天の知識を借りたい」とか言っておったし」
雪蓮「……全く、冥琳ったら」
雪蓮は苛立ちつつも、城に引き返していった。
~再び城内~
雪蓮「冥琳!」
冥琳「っ!……なんだ、雪蓮か」
雪蓮「なんだじゃないわよ!一刀を返しなさい!」
段々イライラが溜まってきて、言葉の端々が刺々しい。
冥琳「北郷を?北郷ならたった今、穏が連れて行ったぞ」
雪蓮「……何ですって?」
さらにイライラが募ってきて、もはや覇気すら見える雪蓮。
冥琳「……落ち着け、穏なら本屋だ。新しい書が出たとかで、引っ張っていった」
雪蓮「……分かったわ」
覇気を纏ったまま部屋を出て行く。
冥琳「……だいぶ精神的にきているな。まぁ討伐から帰ってというもの、北郷とまともに会えてなかったから無理も……っ!」
重要な事を思い出した。
健も先ほど北郷を探していた。
冥琳「……まずいな」
不安を感じた冥琳は、急いでその場を後にした。
~再び城下~
穏「はぅ~♪なんて素晴らしい……、体の疼きが止まりません~♪」
往来の真ん中で悶える穏。
正直、かなり痛い光景だ。
しかし、
雪蓮?「……一刀は何処?」
穏「っ!ひぃ!」
後ろから、もはや修羅と化しつつある雪蓮が現れた。
今の彼女は、穏の知的興奮すら一発で恐怖に変える。
雪蓮?「……一刀は?」
穏「か、かかか一刀さんなら健さんが「鍛錬しよーぜ」って言って城へ……」
今の雪蓮の神経を逆撫でしないように必死な穏。
雪蓮?「……穏、あなた私が一刀を探してたの知ってたわよね?なんで引き止めないの?」
穏「そそそれは、引き止めるまもなく健さんが……」
そしてついに雪蓮は、
雪蓮?「……フフフフフッ」
穏「ひうっっ!!」
理性が飛んだ。
やばい、何かがやばい。
雪蓮は元々の性格が災いして、あまり我慢強くない。
それがついに臨界点を超えたようだ。
雪蓮だった何か「……鍛錬ノ相手クライ私ガシテアゲルノニ……。……待ッテテネ一刀」
そう言い残すと、雪蓮だった何かは城へと戻っていった……。
穏「……ぐすっ、ひぐっ。こわ……こわか…っ…」
その黒いオーラは、孫呉の副軍師をマジ泣きさせるほどだった。
~城内、中庭~
健「剣道だけな割に、動きがええなぁ……っと!」
一刀「よく爺ちゃんに鍛えられてたから……ねっ!」
中庭では、健と一刀が手合わせをしていた。
もちろん健は手加減している。
健「ふぅ……。しっかし、休みやっちゅうのに一刀は引っ張りだこやな」
一刀「俺を拉致したヤツの言う台詞か?」
雪蓮だった何か「全クネ」
健「!」
雪蓮の声と同時に、雪蓮の形をした獣が健に襲い掛かる。
紙一重でかわす健。
健「雪蓮!?何や急に!?」
雪蓮という名の獣「一刀ハ今日私ト過ゴスノ。邪魔シナイデ」
健(やばいやばいやばい!俺何か怒らすような事したか!?)
一刀「雪蓮!」
雪蓮ではない何か「待ッテテネ一刀。後デユックリシマショ」
雪蓮(強化人間)は健に容赦ない斬撃を繰り出す。
孫呉の神風が逃げるので精一杯だ。
冥琳「遅かったか……」
一刀「冥琳!雪蓮が!」
冥琳「分かっている……。健!」
健「何や!」
冥琳「王に手を出す事を許す!意識を刈れ!」
健「無茶言うな!むしろ手伝えや!」
見た限り、避けるので精一杯なので攻撃する余裕なんてない。
そこに、
祭「何事j……、どうしてこうなった?」
呉の宿将が登場。
冥琳「恐らく我ら全員が原因かと……。祭殿、健を援護して下さい」
祭「あの状態の策殿はわしでも相手に出来ん。健も無理となると、協力するしかないの」
祭さんは弓を構える。
祭「健!併せよ!」
一気に6本(祭さんの限界)の矢を放つ。
それをターミネ○ター孫策は身を翻して全て避ける。
健「せっ!」
一瞬、矢に意識がいっている間に健は全力で死角に入り込む。
健「雪蓮!悪い!」
そして首筋に手刀を当てる。
雪蓮だと思う「ガッ!」
これを受けた雪蓮(怖)は意識を手放す。
健「はぁ、はぁ。……何やったんや一体?」
冥琳「……1つ言える事は、雪蓮を本気で怒らせてはいけないという事だ」
健「俺の今までの相手の中でダントツ1位の危険度やったわ」
祭「まさか健を圧倒するとはのう」
冥琳「さて、後は北郷に任せる」
一刀「えええっ!」
祭「大丈夫じゃ、さっきまでの事は全部忘れておる」
そういうことなら……
健「一刀、よろしくー」
一刀「ちょ!」
俺達は、一刀を残して姿を消した。
その後、一部始終を全部忘れ、妙につやつやした雪蓮と、ゲッソリした一刀が目撃されている。
余談だが、あの後街に出た俺は、まだマジ泣きしていた穏を見つけ、宥めながら城に連れ帰った。
どうも、gatsuです。
実はこの話、「病蓮」のコメント見てすぐ作りましたw
自分なりに解釈した結果ですが、どうでしょう?
ちなみに、雪蓮に診断を下すなら「北郷一刀欠乏症による発作」といった所ですw
……これは本編には出せんかもしれん(汗
で、次の閑話休題ですが、まだ全く白紙の状態なので、アンケートをとらせて下さい。
「この子のデレが見たいw」でも構いません。
ちなみに、1度出た2人もアリと考えています。
よろしくお願いします。
では。
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閑話休題2話です。
時系列的には、黄巾党殲滅後です。
そして、病華より先に病蓮発症ですw