No.99933

真・恋姫無双~子義と仲達~(閑話休題2)

gatsuさん

閑話休題2話です。
時系列的には、黄巾党殲滅後です。
そして、病華より先に病蓮発症ですw

2009-10-09 22:40:21 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:3571   閲覧ユーザー数:3242

この作品は恋姫の二次創作です。

オリキャラ込みです。

初めてなので駄文です。

それを踏まえて読んでいただけると幸いです。

閑話休題2:虎の尾を踏んづける

~雪蓮拠点~

~城内~

雪蓮「~♪」

雪蓮は上機嫌で歩いている。

向かう先は一刀の部屋。

今日は一刀は休みだ。

なので一緒にすごす為、今日の政務は頑張っていつもの半分の時間で終わらせた。

最近お互いに忙しかったので、2人になるのは久々である。

雪蓮「一刀はどうしてるかなー」

意気揚々と一刀の部屋の前に立ち、ノックする。

……が、一刀の声はいつまで経っても聞こえない。

雪蓮「あれー?どこ行ったんだろ?」

穏「あれ~、雪蓮様どうなさったんですか~?」

たまたま通りかかった穏が声をかける。

雪蓮「穏、一刀知らない?」

穏「ああ、一刀さんならさっき祭様に引きずられて街に出ましたよ~」

雪蓮「えー!もう、祭ったら」

予定外の事にふくれる雪蓮。

穏「出て行ったのはついさっきですから、今からなら追いつくかも知れませんよ~?」

雪蓮「ホント!?穏、ありがと!」

穏の返答も聞かず、雪蓮は走っていった。

~城下~

雪蓮「どーこ行ったんだろ……」

雪蓮は辺りをきょろきょろしながら歩いている。

と、酒家にいる祭を見つけた。

が、一刀の姿はない。

雪蓮「祭、一刀と一緒って聞いたけど」

祭「おお、策殿。北郷を探しておるのか?」

雪蓮「ええ、せっかく2人になれると思ったら祭がつれてっちゃうんだもん」

祭「それはすまなんだ。……じゃが北郷なら今、冥琳に連れて行かれたぞ?」

雪蓮「えっ、またぁ!?」

せっかく会えると思っていたので、少し苛立ってきている雪蓮。

祭「おそらく城に戻ったのではないかの?「天の知識を借りたい」とか言っておったし」

雪蓮「……全く、冥琳ったら」

雪蓮は苛立ちつつも、城に引き返していった。

~再び城内~

雪蓮「冥琳!」

冥琳「っ!……なんだ、雪蓮か」

雪蓮「なんだじゃないわよ!一刀を返しなさい!」

段々イライラが溜まってきて、言葉の端々が刺々しい。

冥琳「北郷を?北郷ならたった今、穏が連れて行ったぞ」

雪蓮「……何ですって?」

さらにイライラが募ってきて、もはや覇気すら見える雪蓮。

冥琳「……落ち着け、穏なら本屋だ。新しい書が出たとかで、引っ張っていった」

雪蓮「……分かったわ」

覇気を纏ったまま部屋を出て行く。

冥琳「……だいぶ精神的にきているな。まぁ討伐から帰ってというもの、北郷とまともに会えてなかったから無理も……っ!」

重要な事を思い出した。

健も先ほど北郷を探していた。

冥琳「……まずいな」

不安を感じた冥琳は、急いでその場を後にした。

~再び城下~

穏「はぅ~♪なんて素晴らしい……、体の疼きが止まりません~♪」

往来の真ん中で悶える穏。

正直、かなり痛い光景だ。

しかし、

雪蓮?「……一刀は何処?」

穏「っ!ひぃ!」

後ろから、もはや修羅と化しつつある雪蓮が現れた。

今の彼女は、穏の知的興奮すら一発で恐怖に変える。

雪蓮?「……一刀は?」

穏「か、かかか一刀さんなら健さんが「鍛錬しよーぜ」って言って城へ……」

今の雪蓮の神経を逆撫でしないように必死な穏。

雪蓮?「……穏、あなた私が一刀を探してたの知ってたわよね?なんで引き止めないの?」

穏「そそそれは、引き止めるまもなく健さんが……」

そしてついに雪蓮は、

雪蓮?「……フフフフフッ」

穏「ひうっっ!!」

理性が飛んだ。

やばい、何かがやばい。

雪蓮は元々の性格が災いして、あまり我慢強くない。

それがついに臨界点を超えたようだ。

雪蓮だった何か「……鍛錬ノ相手クライ私ガシテアゲルノニ……。……待ッテテネ一刀」

そう言い残すと、雪蓮だった何かは城へと戻っていった……。

穏「……ぐすっ、ひぐっ。こわ……こわか…っ…」

その黒いオーラは、孫呉の副軍師をマジ泣きさせるほどだった。

~城内、中庭~

健「剣道だけな割に、動きがええなぁ……っと!」

一刀「よく爺ちゃんに鍛えられてたから……ねっ!」

中庭では、健と一刀が手合わせをしていた。

もちろん健は手加減している。

健「ふぅ……。しっかし、休みやっちゅうのに一刀は引っ張りだこやな」

一刀「俺を拉致したヤツの言う台詞か?」

雪蓮だった何か「全クネ」

健「!」

雪蓮の声と同時に、雪蓮の形をした獣が健に襲い掛かる。

紙一重でかわす健。

健「雪蓮!?何や急に!?」

雪蓮という名の獣「一刀ハ今日私ト過ゴスノ。邪魔シナイデ」

健(やばいやばいやばい!俺何か怒らすような事したか!?)

一刀「雪蓮!」

雪蓮ではない何か「待ッテテネ一刀。後デユックリシマショ」

雪蓮(強化人間)は健に容赦ない斬撃を繰り出す。

孫呉の神風が逃げるので精一杯だ。

冥琳「遅かったか……」

一刀「冥琳!雪蓮が!」

冥琳「分かっている……。健!」

健「何や!」

冥琳「王に手を出す事を許す!意識を刈れ!」

健「無茶言うな!むしろ手伝えや!」

見た限り、避けるので精一杯なので攻撃する余裕なんてない。

そこに、

祭「何事j……、どうしてこうなった?」

呉の宿将が登場。

冥琳「恐らく我ら全員が原因かと……。祭殿、健を援護して下さい」

祭「あの状態の策殿はわしでも相手に出来ん。健も無理となると、協力するしかないの」

祭さんは弓を構える。

祭「健!併せよ!」

一気に6本(祭さんの限界)の矢を放つ。

それをターミネ○ター孫策は身を翻して全て避ける。

健「せっ!」

一瞬、矢に意識がいっている間に健は全力で死角に入り込む。

健「雪蓮!悪い!」

そして首筋に手刀を当てる。

雪蓮だと思う「ガッ!」

これを受けた雪蓮(怖)は意識を手放す。

健「はぁ、はぁ。……何やったんや一体?」

冥琳「……1つ言える事は、雪蓮を本気で怒らせてはいけないという事だ」

健「俺の今までの相手の中でダントツ1位の危険度やったわ」

祭「まさか健を圧倒するとはのう」

冥琳「さて、後は北郷に任せる」

一刀「えええっ!」

祭「大丈夫じゃ、さっきまでの事は全部忘れておる」

そういうことなら……

健「一刀、よろしくー」

一刀「ちょ!」

俺達は、一刀を残して姿を消した。

その後、一部始終を全部忘れ、妙につやつやした雪蓮と、ゲッソリした一刀が目撃されている。

余談だが、あの後街に出た俺は、まだマジ泣きしていた穏を見つけ、宥めながら城に連れ帰った。

どうも、gatsuです。

実はこの話、「病蓮」のコメント見てすぐ作りましたw

自分なりに解釈した結果ですが、どうでしょう?

ちなみに、雪蓮に診断を下すなら「北郷一刀欠乏症による発作」といった所ですw

……これは本編には出せんかもしれん(汗

で、次の閑話休題ですが、まだ全く白紙の状態なので、アンケートをとらせて下さい。

「この子のデレが見たいw」でも構いません。

ちなみに、1度出た2人もアリと考えています。

よろしくお願いします。

では。

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
18
1

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択