ルークは言い訳をするのはやめて正直に話す事にしました。
「いや、浮気はしてない…。探していたのは手紙だよ」
「手紙?ルーク宛のは捨ててないと思うけど」
「僕宛じゃなくてローラ宛の手紙だよ…」
「私宛の手紙なんてほとんどないし、あったとしてもなんでルークが読みたがるのよ?」
「何か僕に隠してる事があるんじゃないかって心配だった」
「何も隠してないって言ってるでしょ?」
「お母さんが嫌がらせの手紙をゴミ箱に捨ててたら、お父さんに見つかったって話を聞いたから」
「嫌がらせの手紙なんてアカデミーにいた頃だけだよ?女子更衣室のロッカーとかカバンの中にいつの間にか入ってた。ここの住所を知ってる人なんて、アカデミーの友達にはあまりいないし…」
「アカデミーにいた頃の手紙の話は僕にはしてくれなかったじゃないか?」
「そんな話したってしょうがないじゃない?ルークには関係ないし…」
「関係あるだろ!僕が原因なんだから…」
「なんでそんなに怒ってるの?最近のルーク、ちょっと変だよ」
「いや、色々とわかってしまったから、不安になっただけだよ?ローラは嘘はつかないけど本当の事を言わないから」
「ルークと仲良くすると友達がいなくなるからルークと仲良くしないようにしてたんだけど、色々あってルークが一番大事な友達だって気が付いたんだ」
「ローラにとって僕はただの友達だったの?ショックだ…」
「どうして友達じゃダメなの?友達でも大好きなんだよ…」
「友達とは…。普通、結婚しないだろ?」
「一番大好きな友達だから、結婚してずっと一緒にいたいなって思ったんだけど…」
…つづく
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一応、新シリーズだけど本編の第3部・第251話。