No.986152

聖ビーストテイマー・ナタ213

リュートさん

一応、新シリーズだけど本編の第3部・第213話。

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2019-03-05 05:04:50 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:110   閲覧ユーザー数:110

ルークはナタの働いてる美容室にローラと一緒にやって来ました。休憩時間になるまでソファーで待ちます。ローラはキッズスペースでゲイザーと遊んでいました。

 

「こんなにたくさん…。無記名カードだから名前を刻印するのは簡単だけど、あまりにも強力なカードだから、たくさん所持してても召喚出来ないわ。支配力不足なの」

 

「この前も強力なカードは支配力をたくさん消耗するって言ってたね」

 

「カードに閉じ込めて、ずっと保管するにしても、呪いを解除したら逃げ出す子もいるかもしれないし、不必要なカードは持たない主義なのよ」

 

「うーん。じゃあ、このカードどうしよう?」

 

「こんなウルトラレアカードばかり…。一体、どこで手に入れたの?」

 

「えっと…闇市で…盗んで来た」

 

「盗みを働くような子に育てた覚えはないんだけど?」

 

「この前、助けた魔獣にお願いされたんだよ」

 

「スノーが?あの子はすごく良い子だから、家でリリーの子守をお願いしてるわ。人間のベビーシッターより優秀よ」

 

「一枚何億もするカードをベビーシッターに使ってるのはお母さんしかいないと思うよ」

 

「そんなに優秀な使い魔なら私も欲しいなぁ。ゲイザーの子守してくれたら仕事も出来るし」

 

「この中にベビーシッター出来るカードはあるかな?」

 

「子守が出来るカードなんて、そうそうないと思うけど?子育てを甘く見ないで!」

 

「お母さん、スノーのカードをローラに譲ってくれない?」

 

「嫌よ?お気に入りのカードなんだから」

 

「スノーに直接、頼んでも良いかな?ゲイザーの子守してくれないかって」

 

「それなら構わないけど…。家の合鍵を渡しておくわ」

 

「ありがとう。このカードの件もスノーと相談して決める事にするよ」

 

…つづく


 
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