No.98532

world-heart ~ワールドハート~

北条春斗さん

バトルを中心に、
ハルトとその周囲の人達を描いた作品です!
一度見てみてください!

主人公…音葉(オトハ)ハルト

続きを表示

2009-10-02 21:26:59 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:381   閲覧ユーザー数:374

 

 

 

  1話「僕」

 

 

 ザーーーーー

 ?「ここは…どこなんだ?」

 雨が降り続ける中に僕は立っていた。

 周りを見渡しても地平線の向こうまで何も見えない。

 ?「…なんでこんなところにいるんだろう?」

 こんな状況にいても僕は不思議と冷静でいられた。

 ふいに僕の足に何かが当たった。

 ?「なんだろう?」

 僕は足元をみるとそこには一人の少女が眠っていた。

 女の子「すぅ…すぅ…」

 ?「!!!。な、なんでこんなところに女の子が!?」

 僕はいろいろな疑問は後回しにしてその子をおこすことにした。

 

 肩に手を置いてゆすってみる。

 女の子「う…うぅぅん」

 起きたみたいだ。

 女の子「ハル、ト…?何をしているの?」

 ハルト?

 ?「何をしているのって、君こそ何をしてるんだ?こんなところで」

 ?「それにハルトっていうのは誰のこと?」

 女の子が呆れた顔をしている。

 何か呆れられることを言っただろうか?

 女の子「とぼけてるのかな?」

 !?

 僕がとぼけてる!?

 ?「そんなことない!」

 女の子「っ…!何も怒鳴らなくても良いじゃない。」

 あれ、僕はなんで今怒ったんだろう。

 考えているうちに女の子が話しかけてくる。

 女の子「まさかとは思うけど、な~んにも覚えてないとか言うんじゃないよね?」

 覚えてない…

 そんなことは…あれ?

 

 

 ?「僕は誰だ?」

 

 

 その一言に女の子の顔が青ざめた。

 女の子「嘘でしょ…?ハルトまで記憶がなくなるの?」

 まで…とはどういうことだろう。

 ほかにも僕みたいに何も分からない人がいるのか?

 女の子「…。ここで悩んでいても意味がないわね。一旦帰りましょう。」

 ?「え、ちょ、君どこに行くの?帰るってどこに!?」

 女の子「家にきまってるでしょ。行くわよ、そこでいろいろ説明してあげるから。」

 ミキ「あと、私の名前はミキよ。君じゃなくてちゃんとミキって呼んでね」

 それだけ言ってミキと言う子はスタスタと歩いて行ってしまう。

 ?「あーもう!意味がわからないけど今はついて行くしかないってことなんだろ!」

 僕もそのあとを駆け足で追う。

 

 

 

 僕はまだ知らなかった。

 この先で何が起きるかも…

 僕がいったい誰でなんでそこにいたのかも。

  

            

                2話に続く...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
1
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択