外史の狭間
???「ふはははは!!!ようやく我等の出番が来たあ!!」
???「・・・少し落ち着けよ王蓮・・・。
いくら出番が来たといってもな、はしゃぎすぎだろ・・・」
???「何を言う刀牙!!原作では名前しか出てこなかった私がようやく
活躍できるのだぞ!!これほどめでたいことはあるまい!!」
???「いや、原作って言っちゃ駄目でしょ、王蓮・・・・っとそろそろ
読者の方に自己紹介しないと」
???「むっ、そうであったな。
我が名は孫堅 字は文台 雪蓮 蓮華 小蓮の母である
ちなみに真名は王蓮だ」
???「俺の名前は孫栄、真名は刀牙 王蓮と結婚する前の名前は呉栄。
王蓮の夫で雪蓮 蓮華 小蓮の父だ」
王蓮「ここは物語、つまり外史で敗北、もしくは死亡してしまった者達を救済する場所、
通称、猛虎道場!!どこかのパクリとか言うなよ!」
刀牙「ちなみに俺達はもう死んでいるがそこは作品のご都合主義というやつでよろしく頼む。というか本当に何で俺達ここにいるんだろうな、王蓮」
王蓮「小さいことは気にするでない!!刀牙!!ここなら雪蓮たちの様子もこの『てれび』とやらでみれるではないか!!食い物や酒にも不自由しないしな!!」
刀牙「やれやれ王蓮は相変わらずだね・・・。
さて、今回は主人公がだれもバッドエンドを迎えていないため
主人公救済はそもそもできないんだよね・・」
王蓮「なんだと!?それでは我等は何のために出てきたのだ!?」
刀牙「落ち着きなって、ここでは主人公救済以外にも
悩み相談もやってるからそこで出番があるよ」
王蓮「ほう・・・。悩み相談か・・・」
刀牙「そうそう、ここにはあらゆる外史から、(どうやって届いているかわからないけど)
悩みについてのお便りが集まってくるんだ。
それについての助言でもしてあげたら?」
王蓮「うむ!よかろう!いかなる悩みであろうとこの江東の虎 孫文台が一刀両断にしてくれよう!!」
刀牙「いや・・一刀両断しちゃだめでしょ・・・。それじゃあ最初のお便り読むよ」
王蓮「うむ!来るがいい!!」
刀牙「え~と・・・まず一通目は・・・江東出身の二喬さんから」
王蓮「二喬?はて、どっかで聞いたような・・・」
刀牙「確か喬玄さんの娘さんたちだっけ・・?
ま、いいか。え~となになに・・・
『私たち二人は、無印恋姫無双で出てきたのに、
なんで真ではリストラされたんですか!!?
納得できません!!どうか納得のいくよう説明してください!!』
・ ・・とのことらしいよ」
王蓮「リストラの理由?そんなの不景気だからに決まって・・・」
刀牙「いやいやそうじゃなくって、無印では出てきたのに真では出てこなかった
理由が知りたいってことだよ」
王蓮「理由?そう言われてもな・・・。確か二喬は無印では雪蓮と冥琳の伴侶であったはずであろう?真ではその伴侶の役を北郷とやらがやるから必要ないということで首になったのであろうな」
刀牙「まあそんなところだろうね」
王蓮「あと幼女は正直有り余っているというのが理由かもしれん」
刀牙「いや・・それは言っちゃだめでしょ・・・」
王蓮「まあしかし、この二人はこの外史では出る予定なのだろう?刀牙」
刀牙「まあ・・・そういう予定だけどね・・・。まあ二喬さん、くじけずに頑張ってください。ひょっとしたらあなた達の魅力に気付いて次の作品で出れるかもしれませんよ。
ひょっとしたらアニメに登場するかもしれませんしね」
王蓮「うむ!何事もくじけずにただ前へ突き進むことこそが大事なのだ!!
よく覚えておけよ、二喬よ!」
刀牙「以上、江東の二喬さんでした~」
刀牙「さて、次のお便りはっと・・・
え~と華雄さんからです」
王蓮「華雄だと?なつかしいな~。以前刃を交えたことがあったな」
刀牙「そのときは王蓮が勝ったんだよな」
王蓮「うむ。しかしあやつもなかなか将来が楽しみだったゆえにまた再びたちあおうと約束したのよ。まあもうそれは果たせんがな」
刀牙「そうか、残念だね。さてその華雄さんのお便りは、と
『どうして私だけ真名がないんだ!!真になれば真名が手に入るとばかり思っていたのになんで私だけ!!?あとどのルートでも私の出番が少なすぎるぞ!!もっと増やしてくれ!!!』・・・・とのことですが王蓮さん、どうしましょう?」
王蓮「ええい、んなこときにするでないわ!!私など名前しか出てこんのだぞ!!
名前しか!!それに比べれば出番あるだけ貴様のほうがマシであろうが!!
真名ぐらいでぎゃあぎゃあ騒ぐでないわばかもん!!!」
刀牙「王蓮・・・少し落ち着いて・・・。まあ華雄さん・・・。
こちらには真名どころか出番すらない人もいるんだからあまり気にしないでね。
いつか別の外史で真名ももらえるさ!」
王蓮「がおおおおおおおおん!!!!!」
刀牙「ああ~~もう!!王蓮落ち着けって!!」
一時間後
刀牙「ふう・・・やっとおさまったか」
王蓮「すまん刀牙・・・少し気が立っていたようだ・・・」
刀牙「ん?いいよ、俺は大丈夫だから。
それにそういうところも俺は好きだし」
王蓮「刀牙・・・・」
刀牙「さっ、最後のお便りいくか」
王蓮「むっ、お、おう!!」
刀牙「え~と、今度は通りすがりの白馬仮面さん、か
なになに『なんか私だけいつも損な役割ばかり回されている気がします。
おまけになんか影が薄いみたいで『あれ?白蓮、いたの?』なんてことしょっちゅういわれるんです。何で私はこんなに不幸なのでしょう。そしてなんでこんなに影が薄いんでしょう。さらに何でハムとかいわれるんでしょう。どうか教えてください』・・・だ、そうだよ」
王蓮「ふんっ、そんな小さなことでいちいち騒ぐでないわ。
その影の薄いのも不幸なのもある意味では・・・・・
・ ・・なんといったか刀牙」
刀牙「ステータス」
王蓮「そうそう!そのすてえたすとやらなのだ!
そしてその不幸さも影の薄いのもうまくすれば人気の元になるかもしれんぞ!
まあとにかく人生前向きに生きるがよい!
いつかお前を本当にわかってくれる者にあえるかもしれんぞ!」
刀牙「なんか今回そればっかりだね・・・。まあとにかく通りすがりの白馬仮面さん、
人生前向きに、が一番なのだそうです。
あまり影が薄いこととか不幸なこととかハムとかあまり気にしないほうがいいですよ。
以上、通りすがりの白馬仮面さんからのお便りでした~」
刀牙「さて、これで全部終わったわけなんだが・・・王蓮感想はどうだった?」
王蓮「どいつもこいつも下らんことで悩みすぎる!
もうすこし前向きに生きるということを知らんのか!まったく・・」
刀牙「まあ人には人それぞれの悩みがあるのさ・・・。
実際俺も王蓮には苦労させられたから・・・」
王蓮「なんだ!まだ死ぬ前のことをうじうじとなやんでおったのか!!
あまり悩むとはげるぞ」
刀牙「へえ・・・・・その悩みを助長したのは一体どこのだれだったかな・・・?」
王蓮「うっ・・・・」
刀牙「政務はさぼって祭と酒を飲んだり、勝手に敵に突っ込んだり・・・」
王蓮「あははは・・・・」
刀牙「俺が取っておいたお菓子や酒をつまみ食いしたり・・・
国庫から勝手に金を持ち出したり・・・」
王蓮「・・・おお!そういえば少し用事を思い出した・・・」
刀牙「・・・まちなよ王蓮、いい機会だ。生前の俺たちの話でも
ゆっっっく~りしようじゃないか・・・」
王蓮「い、いやけ、結構だ!!」
刀牙「結構、なんですね?」
王蓮「い、いいいいいや、いい!!」
刀牙「いいんですね!!!」
王蓮「ひっ、や、やめよ刀牙~~!!(ずるずるずる・・・・・)」
強制終了
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これは私がほんのお遊びで書いた真・恋姫無双呉ルート(無印関羽エンド後)の番外編です。
ただし本当にしょうもないのでそこはご了承ください。