No.979326

裏ビーストテイマー・ナタ113

リュートさん

本編のパラレルワールドをシナリオにしてみました。ストーリー第113話。

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2019-01-03 22:24:17 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:88   閲覧ユーザー数:88

十年前、ゲイザーとフラウが初めて結ばれた夜の事です。ゲイザーと見つめ合って、フラウが目を閉じたので、ゲイザーはフラウに軽くキスをしました。

 

「すみません…。神に仕えるシスターにこんな騎士にあるまじき真似をしてしまって…」

 

「いいえ、私はとても嬉しかったです…。ゲイザー様の事はずっとお慕い申し上げていましたので…」

 

「あなたがあまりにも美しかったので…。理性で抑えきれなくなってしまいました。申し訳ありません!」

 

「謝らないでください…。私もこうなる事を望んでいたのです。本当はシスターの戒律で男の方と二人っきりで話すのも禁じられているのです」

 

「戒律を破ってしまって大丈夫なのですか?」

 

「ゲイザー様になら…、私は何をされても平気です…」

 

「いけません…。もう部屋に戻ります。ナターシャが待っているので」

 

「行かないで!もう少しだけ…。こうしていたいの…」

 

フラウにしがみつかれてゲイザーは動けなくなりました。またソファーに腰掛けて二人は見つめ合います。

 

「もう一度…キスしてください」

 

「出来ません…。戒律を破ったらシスターを解雇にされてしまいますよ?」

 

「解雇にされても構わないです…。あなたを愛しているから…」

 

「こんな事はあなたの信じる神がお許しにならないでしょう?」

 

「人を愛する事を咎めるような神ならば、信じる価値もありません!」

 

フラウは修道服を脱ぎ捨ててしまいました。豊満な胸が露わになります。そのままゲイザーに抱きつきました。この時、屋根裏部屋にネズミのピーターが覗きに来ていましたが、ゲイザーもフラウも気づいていませんでした。

 

「シ、シスター!服を着てください」

 

フラウはゲイザーを押し倒します。ゲイザーよりもフラウの方が腕力は上でした。ゲイザーはなすすべもなく、フラウにキスされます。

 

「私から離れてください!シスター」

 

「好きなの…。ゲイザー様…。愛してます…」

 

「こんな事をしてはいけない…。まだ結婚もしていないのに…」

 

「ゲイザー様…。すごく辛そう…。ラクにしてあげたい…」

 

「シスター、何を…しているのですか?ダメです…!そんな事をしては…」

 

…つづく


 
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