この作品はキャラ設定が崩壊しております原作重視の方はご注意ください。
時代背景がめちゃくちゃです。
一刀くんがチートです
それでもいいかたはどうぞ
次の日の武道場
ここには今、賈駆、霞、華雄、陳宮、恋、一刀の六人がおり、一刀と霞は武道場の中央で向かい合うように立っていた、そして二人の間に立っていた華雄が言う
華雄「これより北郷対張遼の一騎打ちを行う! 勝敗は私が判断するがいいな?」
霞「それでええよ」
一刀「かまわない」
華雄「それでは……始め!!!」
華雄の合図がかかっても最初は二人とも動かなかった
一刀「こないんですか??」
霞「そりゃ武器をもっとらんやつに斬りかかろうとは思わんからな~」
一刀「いえいえ、これで良いんですよ、これが俺の一つの構えですから」
そう言う一刀はただ武器にも手をかけずに自然体でいた
霞「いいか北郷、あんたの世界がどうだったかは知らへんけどこの世界でその態度は相手を侮辱してるのと同じやで…剣を抜きや」
そう言って霞は一刀に殺気をぶつける
一刀「断ります、さっきも言った通りこれが俺の一つの構え方なんですから、嘘だと思うなら俺のことを斬ってみて下さい、無理だと思いますけどね」
一刀がそう言うとほぼ同時に霞は一刀に斬りかかっていた、華雄は霞の速さを見て勝負はついたと考えるのと同時に一刀が死ぬんじゃないかとも思っていたが、次の瞬間華雄は自分の目を疑った
霞「へっ?」
霞は考えていた、なぜ自分の下にあの男がいるのか? 何故自分は浮いているのか? そんなことを考えていると背中に衝撃が走る
霞「ぐっ!」
霞は地面に叩きつけられた瞬間に転がって一刀と距離を取る、一刀は霞を追撃するでもなくただ立っていた
霞(今、うちは何をされたんや? 気がついたら宙に浮いとったわ)
霞がそんなことを考えていると
一刀「その武器の形を相手するのは久しぶりだったけど、意外と何とかなるもんだな」
一刀がそう言いながら腰に固定されている二刀、「風牙」と「雷牙」を抜く
一刀「今度はこっちから行くよ……」
次の瞬間一刀の体から殺気が膨れ上がる
華雄&恋「!!!!!」
霞「!!!! これはあかんな~…恋よりも強いんとちゃうか?」
賈駆「なに…この重苦しい空気は……」
陳宮「胸の辺りが苦しいのです…」
一刀「さて……終わらせちゃっていいかな?」
そう言う一刀の顔はいたって真剣で
霞「そない簡単にうちを倒せるなんて思わんといてや!!」
霞はこれだけの相手と戦えることが嬉しくてたまらないといったような顔をしていた
一刀「じゃあ……行くよ……」
そう言って瞬間、一刀の体が揺らめき一瞬にして霞の懐に入り込む、恋と華雄の二人は見えてたかも知れないが詠とねねは一瞬、一刀が消えたように思えた
霞「くっ! 速い!」
霞は一刀の初撃を弾くと連撃を放とうとするが、一刀の「風牙」が霞の連撃の初撃を弾き飛ばす、そしてあまっている「雷牙」が霞の喉元に迫る
霞はそれをバク転をして後ろにかわすが、一刀は追撃するための行動に入っていた、霞が着地した瞬間の胴に目掛けて「風牙」を一閃、次に「雷牙」による三段突き
霞「ちぃ! 速過ぎるで!」
霞はその攻撃を「飛龍偃月刀」で連撃を放ちなんとか凌ぐ、一刀もそれに対抗して連撃を放つ、すると霞も最初は一刀の連撃にもなんとかついていっていたが途中からあきらかに一刀が霞のスピードを上回り始めていた。そしてついに霞の手から「飛龍偃月刀」が離れる
華雄「勝負あり! 勝者、北郷一刀!!」
賈駆「あの霞が負けた? 嘘でしょ?」
陳宮「めちゃめちゃ強いのですよ~」
恋「一刀……すごい……」
周りのそんな言葉も気にも止めずに一刀は霞に手を差し伸べる
霞「あんた、半端なく強いな」
一刀「まぁね、こう見えてこの武で食ってきたから」
霞「うちの真名は霞や、これからはちゃんと霞って呼んでや」
一刀「わかったよ霞、俺のことは一刀って呼んでくれ」
話をしている二人に華雄が近づく
華雄「ふむ、やはり北郷よ、私とも手合わせをしてもらおうか、今の仕合をみてやりたいと思わんやつはいないだろうからな」
霞「いやいや、華雄っちはうちにすら満足に勝てへんのやから、一刀に勝つなんて無理やと思うで~」
華雄「なっ! 確かにそうだがやってみなければ!」
華雄がそう叫んでいる途中で武道場に一人の少女が入ってくる、その少女は入ってくると詠に近づき
???「詠ちゃん! なんで私にこのことを教えてくれなかったの!!」
怒鳴っていた
賈駆「ゆ、月! どうしてここに!?」
???「さっき詠ちゃんたちを探してたらここから大きな音が聞こえてきたから、それで入ってみたら皆いて」
賈駆「ごめんね月、でもどこのどいつだか訳のわからないやつを月とあわせるのは……」
???「詠ちゃん、それは失礼だと思うな私……もうこんなことしないでよね」
賈駆「で、でも!」
???「詠ちゃん……」
賈駆「はい」
そんなやり取りを終えた少女は一刀に近づいて
董卓「はじめまして、私は董卓といいます」
一刀(これが董卓!! なにかの冗談だろ……某ゲームではわしの酒池肉林の夢がとか言ってるんだぜ!!)
一刀はそんなことを考えながら
一刀「はじめまして、俺は北郷一刀、一刀って呼んでくれると嬉しいかな?」
董卓「では一刀さん、私達のところに仕官していただけませんか? 先ほどの仕合は見させていただきました。」
一刀「俺としてもそうしてもらえるほうが嬉しいかな、ただし一つだけ条件」
董卓「なんでしょうか?」
一刀「俺のことは客将として扱うこと」
董卓「ということは一刀さんはまたどこかに行ってしまうかもしれないと言うことですか?」
一刀「それは董卓さん次第かな? 董卓さんのことをもっと知ってからその辺は決めたいから」
董卓「わかりました、では今日からよろしくお願いしますね一刀さん、私の真名は月といいます」
賈駆「ちょっと月! なにも真名を預けなくても!」
月「いいの詠ちゃん、一刀さんはいい人だから、なんとなくわかるの」
霞「たしかに一刀はやさしそうな感じがするな~」
恋「一刀……優しい……」
陳宮「恋殿~! 何を言ってるですか!!」
その後なんだかんだで一刀は全員(華雄は真名がないとのこと)に真名を許してもらった
この時すでに董卓軍には暗雲が立ち込めていたがそのことをその場にいる者たちが知る由もなかった
一刀が董卓軍に客将として迎えられてから、しばらくの時が経った、一刀発案の政策により洛陽の街は以前よりもはるかに栄え、街には笑顔が絶えなかった、一刀自身も警邏隊の一員として警邏に加わっており、その人柄ゆえに最初こそ話し方がぎこちなかった兵や民も一刀の優しさに触れて自然と仲良くなっていった。
一刀自身は月という人物の評価をしていた、一刀は
一刀(この娘は何かが足りない…この娘が王になったとしてもいつしか国が乱れ、滅ぶ、もっと王であるための物「覇気」をもった者が…)
一刀は月は自分が仕えるべき人物ではないと思い、新たな人物との出会いを求めるが政務などが忙しく、自分が提案した案もまだまだ落ち着きそうにない、旅に出るのは簡単だが自分が提案したことに関してはしっかりやっておきたかった。
そんなとき新たな戦いの火蓋は切って落とされた
一刀「『反董卓連合』か……」
詠「まったく、ふざけた話よ!! いつ月が悪政なんかやったってのよ!!」
月「詠ちゃん、少し落ち着いて」
一刀「そうだね、今は怒っている場合じゃないのは詠だってわかってるんだろ?」
詠「うぅ~そうね、今は連合軍を何とかするほうが先ね、布陣については汜水関には華雄と霞、虎牢関には恋と一刀、それとねねに行ってもらうわね、基本的にはこちらからは出ずに籠城して頂戴、敵は数だけは多いから兵糧切れを狙うわ」
華雄「そんな卑怯な手は使わないでも私が連合など捻り潰してやろう」
一刀「確かにそれでもいけるかもしれないけど、なるべく味方の被害は増やしたくはないだろ?」
華雄「まぁ…そうだな」
詠「そういうことよ、霞 しっかり頼むわよ」
霞「あいよ~、華雄っち、頼むから暴走せんといてな?」
華雄「当たり前だ」
華雄はそう、自信満々に答えるが
詠「それが不安なのよ……」
恋「……(コクコク)」
ねね「不安です」
誰もが不安そうな目をしていた
ジーーーー
華雄「やめろ! そんな目で私を見るな!」
一刀「まぁまぁ、華雄なら大丈夫でしょ」
月「そうですね、皆さん、生きて帰ってきてくださいね」
全員「「「応!!」」」
そう言って華雄、霞は汜水関へと向かい、一日後ぐらいに恋、一刀、ねねは虎牢関へと向かった
虎牢関への道中
一刀「ねね、悪いけど俺はちょっと用事があるから先に行ってるよ」
そう言って一刀はねねの返答も聞かずに馬を走らせた
ねね「あっ! どこ行くですか、この野郎!」
そんなねねの声は届かず、さらに
恋「………………」
無言で一刀の後を追おうとした恋をねねは必死に止めるので精一杯で一刀にどこに行くのかを聞く余裕もなかった
汜水関
今、汜水関の城壁では霞による決死の説得が行われていた
霞「だから! あないに安い挑発にのるなや!」
霞はそう言いながら華雄の前に立つ
華雄「ええい! うるさいぞ張遼! 私はもう我慢できん、出るぞ!」
すでに華雄は完全にキレており、まともに霞の話を聞こうとしなかった
霞「この前の暴走しないって言ってたやつが何いきなりしようとしてんねん!」
華雄「あれだけ馬鹿にされて黙っていろと言うのか!」
霞「気持ちはわかるけど、ここで出たら罠がまっとるだけや!」
華雄「あやつらの罠など、この私の武で打ち砕いてくれる!」
華雄を霞が必死に止めていると、そこに兵士達がやってくる
霞「ちょうどええとこに来た! お前らからも華雄を止めるように言ったってくれや!」
しかし兵士達が言った言葉は
兵士「我らももう我慢できません! 華雄様、討って出ましょう!」
霞「なっ! 何言うとんねんあんたら!」
華雄「よくぞ言った! それでこそ我が部隊だ! よし出るぞ!」
そう言って華雄は霞が止めるまもなく門を開けて出て行ってしまった
霞「ちっ 先に逝っとけ友よ、うちも後から追いつく」
そう言って霞は汜水関を放棄し虎牢関へと退却した
戦場では見事に罠にはめられた華雄隊が完全に包囲され部隊の損害は酷く、華雄自体も今まさに愛紗に討ち取られそうになっていた
関羽「これで終わりだ!!」
華雄「くっ!」
華雄は暴走してしまったせいで見事に敵の策にはまっていた。 華雄自身は関羽と一騎打ちしていたが、その武には差があり華雄の手には「金剛爆斧」は握られていなかった
『ドンッ! ドンッ!』
だが関羽の「青龍偃月刀」は華雄の頸を刎ねる直前で氣弾に弾かれる
華雄「一刀!!」
華雄の目の前には一刀が立っていた
一刀「なに馬鹿なことやってんだよ……あれだけみんなに釘を刺されたってのに」
華雄「それはあいつらが……」
一刀「言い訳は後だ……ほら」
そう言って一刀は華雄に「金剛爆斧」を渡すと
一刀「一気に行くぞ……ちゃんと着いて来い」
そう言って一刀は汜水関に向けての最短ルートにいる敵を次々と殺していく、一刀の目には屍の道が出来上がっていく
関羽「待て!」
そう言って愛紗は一刀の前に飛び出すが
一刀「今はお前にかまってる暇はないんだよ!」
一刀は近くにあった槍を一つ拾って愛紗に投げつける
関羽「くっ!」
関羽はそれを身をかがめて避けるが背中に衝撃を感じて気がついたときには吹き飛ばされていた
関羽「がはっ!」
一刀「敵にかまわず突っ切るそ!」
兵士「「「応!!」」」
一刀の奮闘に自然と華雄隊の士気戻ってくる
その後は特になんの問題もなく一刀と華雄たちは連合の包囲を突破して虎牢関に退却した
関羽「あやつはいったい誰だ?」
そう呟く愛紗に星が近づく
星「あの人は北郷一刀さ」
関羽「知っているのか星よ」
星「知ってるも何も真名を許している」
関羽「そうか、見たこともない武器を使っていたな、剣はかなり細かった、さらにあの黒色と銀色の物はなんなんだ?あれから氣弾を飛ばしたと思うのだが、あんな速度で飛ぶ氣弾ははじめて見たぞ」
星「すまんが私も一刀の武器を見たのは今回が始めてな」
関羽「そうか、強かったな……あの一瞬でも十分に分かってしまう位に」
そう言う関羽の手は震えていた、それは何も出来なかったことに対する悔しさから
星「そう悔やむな、きっと虎牢関で会えるさそのときにでも存分に愛紗が納得するまで戦えばいい、まぁ虎牢関では私が戦うかもしれないがな」
関羽「それは難しいかもな、私が先に見つけるからな」
そう言った二人の顔は自然と微笑んでいた
その後の汜水関
魏・本陣
ここでは将来覇王と呼ばれる者とその者に仕える主要たる面々がそろっていた
曹操「あの関羽と華雄の一騎打ちに入り込んで関羽を退けて華雄と共に虎牢関への退却を成功させたのは誰かしら? 珍しい武器を使っていたけど?」
その問いに答えるのは猫耳の軍師
夏侯淵「名前はよくわかりませんが、最近董卓軍に客将として迎えられた腕の立つ者がいると聞いておりますから恐らくその者ではないかと」
曹操「そう、あの将……欲しいわね」
稟「風、あれは一刀殿だと思ったのは私だけですかね?」
風「そんなことないですよー、私もお兄さんだと思いますよ稟ちゃん」
曹操「あら、二人はあの将のことを知ってるのかしら?」
稟「はい、私達が華琳様に仕官するまで旅をしていたことはお話しましたよね」
風「その旅の途中でお兄さんとあって、仲良くなったのですよー、名前は北郷一刀ですねー」
曹操「そうなの、二人は北郷を説得できるかしら?」
風「恐らく無理かとー」
曹操「なぜかしら?」
稟「これは私達が一刀殿を見た印象ですが、彼は言うなれば忠義の将、客将と言えども彼は裏切るようなまねはしないでしょう、少なくとも彼を捕まえるか、この戦に勝利して董卓軍を壊滅させないと無理でしょう」
曹操「ますます欲しいわね、次の虎牢関は、呂布に張遼、さらには北郷一刀、よりどりみどりね。秋蘭、まず呂布が欲しいんだけど、その場合どうなるかしら?」
夏侯淵「少なくとも私と姉者、さらに季衣と流琉を失うことを覚悟していただくかと」
曹操「ずいぶん弱気なのね」
夏侯惇「秋蘭ともどもそれだけ呂布の武は認めざる得ないと考えていますから」
曹操「そう、じゃあ張遼の場合は?」
秋蘭「張遼の場合は用兵が要となっていますから、兵は桂花、張遼自身は姉者が何とかしてくれるでしょう」
曹操「そう、桂花、春蘭、なんとかできるかしら?」
荀彧「喜んで、華琳様!!」
夏侯惇「秋蘭、厄介なことを」
曹操「あら、春蘭は私の為に張遼を捕まえてくれないのかしら? 桂花は快く了承をくれたけど?」
荀彧「ふっ」
夏侯惇「!! 張遼の十人や二十人、物の数ではございません!! いくらでも捕らえて見せましょう」
曹操「ありがと、最後に北郷だけど」
夏侯淵「申し訳ございません、それはあまりにも情報が少なすぎて判断が出来かねます」
曹操「そうでしょうね、いいわ、北郷についてはできたら程度に思っておくわ」
夏侯淵「了承しました」
連合が次に向かうは虎牢関、そこには最強の武呂布、神速の張遼、そして北郷一刀が待っていた
武器説明補足です
前回紹介した一刀くんの武器 「羅睺」と「計都」についての補足です
弾につきましては基本的には氣弾を飛ばします、ですが実弾を込めて実弾に氣をまとわせると色々な効果が現れる
弾の補充は一刀くんのマントの中に常にいくつかのマガジンが入っており、足りなくなると鍛冶屋に頼んで工房を借りて自分で作る(弾丸は銀製)
氣弾(実弾を込めて氣を纏わせた際の効果)
貫通弾…その名の通りにいくつかの相手を貫通させることが出来る
炸裂弾…この弾に当たった箇所に弾が残り一刀が自由に爆発させられる
拡散弾…ショットガンのように弾が拡散する
どうもkarasuです
いかがだったでしょうか?楽しんでいただけたら幸いです
ちなみに皆さんに聞きたいのですがとある大佐からのコメントをいただいて考えたのですが
蜀√もほしいみたいな大佐はいるのでしょうか? そうするとまぁ三国+董卓と三国横断をかましてしまうわけですが…
どうなんでしょうかね……
さて本編についてですが魏に居たなら書けたのですが董に所属していたためうまく書けそうにもなくgdgdになりそうだったので黄巾の乱は飛ばしました、すいませんorz
次回は虎牢関です。
拠点は魏に入るまでは書かないつもりです。
え?呉のアフターですか?ちゃんと書いてますってヴァ
でも話の流れが自分でもわかるくらい早いのでこれでいいのか? と考えてしまい完成はしていても投稿できずにいます……
ここまで読んでくださりまことにありがとうございます。これからもほそぼそと続けさせていただきたいと思っています。
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投稿です
今週末が文化祭なので今のうちにと思いました
生暖かい目で見ましょう
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