天津帝国。その玉座は魔女によって占められていた。
鍋木ヒメイト。彼女が栫家の当主の代理となっている。
「博麗霊夢。東方の巫女ね。その腕前見せてもらうわ。」
と独り言を呟きながら、下々の者に指示を出すのだった。
霊夢が玉座の元に辿り着く。
「やっと、たどり着いたわ。」
「私の名前はヒメイトよ。」
「名前なんてどうでもいいわ。霊夢の名を持ってアマツ財閥を解体させてもらうわ。」
「その・・・天津帝国だけど・・・?」
「そう?じゃあ、天津帝国はもうお終いね。ここで私があなたを下すわ。」
「その言葉をそのまま返すわ。」
「なんか、普通の台詞ね。」
いつもの弾幕シーン。
「待って。黒幕は他にいるの。」
「黒幕?」
「栫蓮カ(かこいれんか)。私は彼女に頼まれたのよ。」
「栫?確かにおかしかったわね。天津帝国、栫家と新家。はあ、事情が混み合ってそうね。弾幕ごっこもうんざりするほどやったし。」
「とにかく私はあまり関係がない只のしがない魔女だから。」
「いきなり強気ね。」
「いや、別に私は・・・。」
「もういいわ。栫蓮カの場所吐いてもらうわ。あんなことやこんなことをしてでもね。」
「うええええ!」
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栫家と新家、二つの家が天津(あまつ)帝国を名乗った。
代々、両家は過案神社を中心に過去には人間を含めた幻想郷全体で暴虐を働いていた。
(妖怪の山が閉鎖的なのはそういった事情からである。(二次創作))
今では、人間の里とは商売関係にあり、妖怪に対して暴虐を働いている。
霊夢はそんな事情から、この両家の人間達を懲らしめに動くのだった。
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