No.97531

恋姫無双 天の御遣いの物語 6話

altrnaさん

たくさんのコメント有難う御座いました!!


アンケートの結果は最後に書いてあります!!

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2009-09-26 22:05:34 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:4000   閲覧ユーザー数:3111

ついに漢帝が崩御し、朝廷は混乱状態となった。そして都を西涼の董卓が押さえ、暴政を敷いているとの噂が広まっていった。

 

かくいう孫呉も袁紹を盟主とした反董卓連合に参加を発表し、黄巾の乱以上の戦いが始まろうとしていた。

 

 

「結構な数がきているのねー」

 

「そりゃ、そうだろ自分達の名を挙げるためにはうってつけだからな。」

 

「ええ、袁紹を始め、曹操や馬騰、公孫賛、最近名を挙げている劉備などの諸侯が来ています。」

 

「それじゃ、私は軍議に行ってくるから、雪蓮と冥琳ついて来て」

 

と、雪蓮と冥琳を連れて蘭華は軍議にいっていった。

 

「あ、あの一刀様・・・・」

 

「ん、どうした明命?」

 

「あの事は言わなくてもよろしいんですか?」

 

「あー、まだ言わなくてもいいだろ。取り合えず何らかの証拠を手に入れたら言えばいいだけの話だ。」

 

「おーい、何をしておる。早くこっちにこんか?」

 

明命とあの事について話していたら、祭に呼ばれたので準備を始めた。

 

 

「ただいまー」

 

気の抜けた声で帰ってきたのは蘭華たちだが、表情はすっげぇげんなりしていた。

 

「どうだったんだよ軍議は?」

 

「どうもこうもないわよ。先陣が劉備に決まっただけ、あとは突っ込めだとさ。」

 

・・・・・・・・は?なんじゃそりゃ・・・・・・・

 

「策とも呼べぬではないか。袁家はアホしかいないんじゃな。」

 

「まったくよー。もーやんなっちゃう。」

 

祭も雪蓮もやる気がめっちゃ無くなってるし。

 

「一刀、ちょっと行きたいところがあるからついて来て、蓮華もよ。」

 

「蘭華様、私はどうすれば?」

 

「思春はここに残っていなさい。」

 

「はっ・・・・・命令とあらば。」

 

 

 

蘭華に連れてこられたのは劉備の陣地だった。

 

「ここは、劉玄徳様がおられる場所だ。何用か?」

 

黒髪の少女が眉間に皺を寄せながら尋ねてきた。

 

「私は建業からきた孫堅っていうものだけど、劉備に会わせてもらえもらえないかしら?」

 

「孫堅だと・・・・何故我が主に会う必要がある?」

 

「控えろ下郎、家臣の分際で口答えするな。」

 

あ~あ、キレちゃったよ蘭華・・・・相手の少女もキレ気味になってるし・・・・

 

「ちょっ、愛紗ちゃんどうしたの!?」

 

騒ぎが気になったのか、天幕の中から栗色の髪の少女が慌てて駆けつけてきた。

 

「桃香様!?」

 

「はぁ・・・はぁ・・・えっと、すいません孫堅さん、私に何か御用ですか?」

 

「ええ。貴女、袁紹に先陣をまかされたのよね?」

 

「ええ。兵の数が少ないんですけど、策でなんとか頑張って見せます。」

 

「まぁ、策だけで勝てるほど敵も甘くないからね。どう?私達と組まないかしら?」

 

「ええ!!いいんですか?」

 

「ふふ、貴女達はなかなか見どころがありそうだからね。と言っても少数の兵と将ぐらいしか貸せないけど。」

 

「有難う御座います!!」

 

めっちゃ嬉しそうに礼を言う劉備・・・・隣の黒髪の少女も頭を下げている。

 

「将はここにいる北郷と孫権を貸すから頑張りなさい。」

 

・・・・・ったく、この女は・・・・・

 

「おい、俺はんな事聞いてねぇぞ。」

 

「母様私もです!!何故このような男と一緒にいなければならないのです!?」

 

「これは決定事項です。反論は許さないわよ。」

 

孫権めっちゃ反論してるけど蘭華の奴まったく聞く気ねぇな。

 

「あの~そちらは大丈夫なんですか?」

 

劉備がおずおずと聞いてきた。

 

「御免なさいね劉備。もう大丈夫だから。」

 

「はぁ。取り合えず自己紹介だ。俺は北郷一刀だ。よろしくな嬢ちゃん達。」

 

「・・・・・孫権だ。字は仲謀だよろしく頼む。」

 

「は、はい!!私は劉備で字は玄徳といいます。よろしくお願いします。」

 

「私の名は関羽、字は雲長という。よろしく頼む北郷殿、孫権殿。」

 

「鈴々はねー、張飛で字は翼徳ていうのだ、よろしくなのだ。オジちゃんとお姉ちゃん」

 

・・・・・オジちゃん・・・・初めて呼ばれた・・・・

 

「鈴々!!北郷殿に向かって何て事を言うのだ!!」

 

「あー、別に気にしちゃいねぇからよ。んな怒ってやるなって。好きなように呼べばいいんだから。」

 

「む、すまない北郷殿。」

 

「はわわ、あのーもういいですか?愛紗さん?」

 

「あ、ああいいぞ朱里。」

 

「えっと、あのー諸葛亮といいましゅ。字は孔明でしゅ。よろしくお願いします」

 

「あわわ、鳳統といいましゅ。字は士元といいましゅ、よろしくお願いしましゅ。」

 

「ふむ、私が最後か・・・私の名は趙雲、字は子龍だ。よろしく頼むお二方。」

 

ほんと、この世界はおかしいよなー、全員女なんてよ・・・・・

 

「最初はシ水関だ。気合入れていこうぜ。」

 

「おーなのだ!。鈴々が敵をぶっ飛ばしてやるのだ!。」

 

 

「では策なんですが、これは北郷さん達の協力が必要なんです。」

 

「なんだ、言ってみろ。」

 

「はわわ、こ、これはですね、私達の軍と孫堅さんの軍で華雄軍を釣るんです。」

 

「釣ってどうする気だ?」

 

「あわわ、えっと、釣って敗走のふりをして後ろにいる袁紹軍に押し付けてしまいます。」

 

なるほど・・・・・女でもやっぱすげぇな。

 

「その間に俺らで出来たら華雄を討ち取ってしまえばいいってわけか。」

 

「はわわ、その通りでしゅ。」

 

「んじゃ、伝令を出して蘭華達に伝えればいいな。おい!!!誰かいるか!!!?」

 

伝令を出してこれで準備は整った。あとは俺がしくじんなければいい話だ。

 

 

 

~後書き~

 

 

どうもaltrnaです。

 

 

たくさんのコメントありがとうございました。

 

 

アンケートの結果、オリキャラは無しにしました。これで少し書き直さければいけないのですが、皆さんの意見を参考にした結果なのでしょうがないと思います。

 

 

次の話はいよいよシ水関の戦いとなります。

 

 

楽しみにしてくれている人(いてほしい)週に1回は更新しますので見捨てないでください。

 

 

頑張ります!!!

 


 
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