この作品はキャラ設定が崩壊しています原作重視の方はご注意ください
時代背景がめちゃくちゃです
一刀くんがチートです
それでもいいかたはどうぞ
大陸は静かだった、それは嵐の前の静けさ
赤壁には魏軍約70万、対する蜀呉連合は約40万
数では確かに魏が上回っていたが赤壁の戦いの主戦場は水上、水上戦になれていない魏の兵達は船酔いなどになっていた
さらに蜀呉連合は「連環の計」「苦肉の計」と歴史どうりの計略をとると見事に魏は食いついてきた
一刀はこの流れをみてこの戦の勝利を確信していた、しかし心の片隅で何か違和感を感じてもいた、蜀呉の送る間者や斥候が一人として帰ってこないどころか連絡すら来ない
‘なにかが変だ’と、その違和感が何なのかを確かめるために一刀は冥琳からもらった自分専用の斥候を放つ
苦肉の計が成功した夜
祭「曹操殿はおらんのですかな??」
祭は混乱していた、この場に居るはずの曹操がおらず、さらには魏の主たる将の姿が少ないことに
風「今頃華琳様は呉の長安を攻めるために進軍しているところなのですよ」
祭「なんと!!」
稟「驚いて当然ですね、季衣がなんとなくで言った「挟撃しちゃえばいい」というなんとも無謀な策とも言えないようなものを無理矢理実行に移しているのですから」
風「ですがその意外性こそが策の本質ですよ~」
真桜「まぁこんなこと蜀や呉の皆さんに知られるとまずいから斥候や間者らしき奴はかたっぱしから潰し取るんやけどな」
沙和「ふにゃちん共も働きっぱなしなの~!!」
凪「たまに本当の味方も捕まえてしまいますが」
流琉「それはまぁ仕方がないことという事でして」
祭は話の途中から聞いていなかった、いかにしてこの事実を皆に伝えるかと考えるだけで精一杯だった
祭(このままではまずい!!)
しかし祭の気持ちとは裏腹に魏の中では常に凪の監視がついており行動がかなり制限されたため連絡をなかなか取れずにいた
赤壁・決戦の日の一日前
その夜一刀の元に血まみれになった斥候が一人だけ戻ってきた
斥候「申し上げます…魏にあがっている旗のうち実際に敵陣にいるのは楽進、干禁、李典、程昱、郭嘉、典韋の六名のみ…曹操、夏侯惇、夏侯淵、許緒、苟彧、の五名は50万の兵を連れ長安へと…」
そこまで言って斥候は大量の血を吐く
一刀「わかった!もういいから何も話すな!」
そう言って一刀は斥候に治癒を施す、すると斥候の傷はみるみるうちに治り斥候は安らかな寝息を立てはじめる
一刀はその斥候を自分の寝台へと寝かすと「双虎牙戟」を持つ
一刀(いま呉の主要たる将は皆ここ赤壁に来てしまっている、もし長安を取られて補給路を潰されたらこの戦に勝っても潰される)
一刀はそのまま天幕から出ると空を見上げる
一刀(だけどここの戦力も削るわけにはいかない、何より今下手に皆を不安がらせるようなことはしたくないしね)「なら俺がやることはただ一つ」
そう言うと一刀は駆け出した、自分がやるべきことをやるため
次の日
一刀がいなくなっていたことで少し軍は混乱したが無事に東南の風が吹き祭は火計を実行、鎖によって繋がれた魏の船団はたちまち火に包まれる
凪、真桜、沙和、風、稟、流琉は善戦するも蜀と呉の将の持つ個々の武の高さ、そして何より将の数を覆すことができずにあえなく捕虜となった
しかし陽蓮達は華琳や春蘭達がいないこと気がつく
陽蓮「曹操達は今どこにいる…正直に言えば下手に苦しまずにすむぞ…」
風「何度聞かれても同じですね~風達はなにも知りませんから~」
陽蓮「クソがっ!!」
陽蓮は苛立つ心を必死に抑える、無抵抗な奴に手を出すのは自分の誇りにも反するからだ
そんなところに一人の兵士がやってくる、それはあの血まみれになって帰ってきた斥候だった
斥候「申し上げます!!恐らく曹操はここ赤壁にはおらず長安へと向かっているかと!!」
その報告に呉のみならず蜀の面々も驚く
冥琳「それは本当か!!」
斥候「はい、さらにこれも不確かなのですが…」
薫「いいから続けてください!!」
斥候「私の報告を受けた一刀様が私の傷を治した後、単騎で向かった模様!!」
風「おやおや~、いくら北郷さんでも50万相手には無理があるんじゃないでしょうかね~」
琥珀「黙っとけ!!」
そう言って琥珀は風に当て身すると風は簡単に意識を失う
凪「貴様!!」
祭「動くな!!首をとばすぞ」
真桜「裏切り者が…恥ずかしくないんか?」
祭「この身はすでに孫呉に捧げたもの、ならば孫呉のためを思えば何も苦にはならんわ」
穏「それにしてもさすがに一刀さんでも50万は…」
蓮華「あの馬鹿!!」
雪蓮「文句を言うのは後にしましょう、冥琳!今すぐ出陣の準備を!」
冥琳「それは無理だ、これだけの大戦をやったんだ、皆疲れきっている」
亜莎「一日休みを入れたとして…早くて三日ですか…」
明命「ほとんどの兵はこちらにまわしてますから、私達がつくころには長安は落ちているかも」
思春「それだけならまだいいが、この後すぐに戦となれば兵達の士気にも影響が出てくる」
呉の面々は次々と不安をあげていく中
陽蓮「静まらんか!!!!!!!」
陽蓮の一喝が響き渡る
陽蓮「冥琳、明日には進軍できるように準備を頼む…他のものも明日に備え今は休め」
そう言って陽蓮は自分の天幕へと戻っていく
雪蓮「こういうときにやっぱり母さんはすごいなって感じるわ」
冥琳「雪蓮にも早くあんのくらいできるようになってほしいわね」
雪蓮「うん、頑張ってみる」
陽蓮の一喝で落ち着きを取り戻した呉の面々は蜀と話し合い、捕虜は一先ず蜀に預けることに決めた
桃香は連合国として援軍を出すと申し出て陽蓮の代わりに雪蓮が承諾、同時に感謝の言葉を述べていた
次の日、蜀呉連合は長安へと進軍を開始した
魏軍・華琳達
華琳「もうすぐ長安ね」
桂花「はい、あと二日ほどで到着です」
秋蘭「敵はこちらの動きに気がつくのでしょうか?」
桂花「それはほとんど無いわね、赤壁にもかなりの兵を置いたし、もし気づかれたとしてもそれは赤壁で負けた後、少なくとも今から二日後になるわ」
華琳「もし二日後に知ったとしてもこちらに来るまで急いで三日、その間には落とせるのよね桂花?」
桂花「はい、もちろんですとも華琳様!!」
華琳「うふふ、いい子ねうまくいったらご褒美をあげなくちゃね」
桂花「あぁ、華琳様♪」
春蘭「うぅ~」
秋蘭「そういじけるな姉者、きっと戦場で活躍すれば華琳様もご褒美をくれるはずさ」
春蘭「ほんとうですか!華琳様!」
華琳「もちろん、春蘭にも期待してるわよ」
春蘭「はい!華琳様!!」
秋蘭(あぁ~、やっぱり姉者はかわいいな~)
季衣「秋蘭様、顔が赤いですよ?」
華琳達がそんなやりとりをしているところに斥候が帰ってくる
斥候「報告!!前方三里のところに敵を確認!!」
桂花「そんな馬鹿な!」
秋蘭「数は!!」
斥候「それが…三…です」
春蘭「はぁ!?三だと!!我らは50万だぞ!!」
華琳「落ち着きなさい春蘭!きっと正確には一人と二匹…でしょ」
華琳の言葉に斥候は驚きながらも頷く
華琳「ありがと、下がっていいわ」
斥候は言われたとおりに下がる
桂花「一人と二匹…北郷一刀と月光と雷電とか言う二匹の黒虎ですか」
華琳「なにも恐れることなんてないわ、今回は前回とは状況がまるで違うもの、こちらには士気の充実した兵が50万、それに春蘭も秋蘭も季衣ももう負ける気はないでしょ?」
春蘭「当たり前です!!前回のようなことは二度とありません!!」
秋蘭「とうぜん私も負ける気はありませんよ華琳様」
季衣「ぼくだってもう負けないもん!春蘭様達と特訓した成果を見せてやる!!」
華琳「ふふふ、期待してるわよ」
華琳達は進軍速度を緩めるどころか上げていく勢いで一刀に迫る、そして一刀が肉眼で確認できたとき
華琳「全軍抜刀!!我らが前に立ちはだかる最大の壁を打ち砕いて見せよ!!」
兵士「「「オォォォォーーーーー!!!!」」」
一刀「来たか…月光、雷電、覚悟はいいか?ここから先は地獄しか待ってない、もしかしたら死ぬかもしれないぞ?それでも俺についてくるか?」
一刀の問いに月光はだまって頷き雷電は鼻をフンッと鳴らす
一刀「ははは、そっか、なら逝こうか…」
そう言って一刀は「双虎牙戟」を高くあげ振り下ろす、すると一刀の後ろに綺麗な線が入る
一刀「聞け!!魏の雑魚ども!!この線の先には誰一人生きて入れると思うな!!!」
そのまま一刀は腰を深く落とし一気に駆け出す
一刀「北郷一刀!!一世一代の大勝負!!その目に焼き付けやがれ!!」
一刀はまず魏の先頭集団に氣によってできた巨大な斬撃を放つ、そのまま自分の指を少し斬り「双虎牙戟」に血を吸わせる
すると一刀の速さはさらに増し、もはや一般兵では目視が難しくなってきた頃
春蘭「北郷ーーー!!」
春蘭が突然飛び出し一刀に斬りかかる
一刀「またお前か!!この間俺に完敗しただろうが!!」
一刀はそう叫びながらも春蘭の相手をしつつ兵を殺していく、月光と雷電はそんな二人に目もくれずに次々と一刀の殺し損ねた兵を殺していく
秋蘭「あいにくと私の姉者は我侭でな、まぁそんなところがかわいいのだがな!!」
そう言って秋蘭は矢を六連射する
一刀「前よりも連射できる数が増えてんじゃん!!」
しかしそれも一刀は難なく打ち落とす
季衣「ぼくもいるもんね!!」
今度は上空から巨大な鉄球が一刀を襲う
一刀「一つ一つが遅いんだよ!!!」
そう言って一刀は季衣の鉄球を弾き飛ばすが
一刀(この間よりも重い!!こいつら確実に強くなってやがる…)
春蘭「まだまだーー!!」
秋蘭「そらそら!!」
季衣「えぇーーい!!」
三人は自分の持てる力の全てを一刀にぶつける、その顔は自然と笑みが浮かんでいた
逆に一刀の顔には少し苦しそうな表情が浮かんでいた
一刀(さすがに全力で走り続けた疲れが残ってやがる、それにここまで戦いを楽しみだすと普通の状態よりも厄介なんだよな)
そこから何合打ち合ったのだろうか?すでに日は暮れ始めあたりには数え切れないほどの死体が積まれていた
そこに銅鑼の音が響き渡る
秋蘭「ハァ…ハァ…今日はここまでか…」
春蘭「明日…こそは…お前に…勝ってみせる」
季衣「ハァハァ…明日には…決着つける」
そう言いながら三人は本陣に戻っていく
一刀「あと二日か…なんとしても保ってみせる…」
その夜桂花の策により何度か夜襲をおこなったがすべて一刀に防がれた
初日、魏の被害、20万死亡、負傷者6万
二日目
春蘭「でやーーー!!!」
一刀「ふん!!!」
秋蘭「そこだ!!」
一刀「甘い!!!」
季衣「それ!!」
一刀「クソッたれが!!」
この日も四人は激しく打ちあい月光と雷電は兵士を狩殺していたが一つだけ昨日と違うところがあった、この日一刀、月光、雷電は昨日の桂花による夜襲のせいでまともに休めず疲れが取れていなかった
だが、やはりその強さは三人が及ぶものではなく
春蘭「がっ!」
秋蘭「くっ!」
季衣「きゃ!」
三人は一刀に吹き飛ばされる
一刀「ハァ…ハァ…次はどいつだ!!」
一刀は「双虎牙戟」を構えなおして叫ぶ、その鬼気迫る姿にさすがの魏の兵士達もたじろぐ
春蘭「強いな…」
秋蘭「あぁ…だが確実に疲れが見えてきたいる、今夜が勝負だここは一旦本陣にもどって休もう」
季衣「わかった」
三人はそのまま本陣に戻っていく、一刀も三人が何を考えているのかはわかってはおり今すぐ三人に追撃をかけたいのだが目の前の魏の兵がそれを許さない
一刀(このままじゃまずいな…)
そう思いつつも一刀には戦う以外の選択肢はなかった
その夜、案の定魏は総攻撃を仕掛けてきた、これが最後、そのことは両方ともわかっていた
一刀も月光も雷電も体力の限界が近く、魏はこの攻撃が防がれれば間違いなく士気が限界を向かえ自然と崩壊してしまうだろうといった状態だった
一刀と春蘭、秋蘭、季衣は接戦を繰り広げていた、春蘭と季衣が全力で一刀を潰しにいき秋蘭は二人の隙を補うように一刀を狙う、一刀は常に力を解放しまったく隙の無い三人の中に無理矢理隙を作ろうとする
そんな中先に限界を迎えたのは一刀
一刀(しまった!!)
膝から力が抜けバランスを崩し致命的な隙を生み出す。それを見逃さず春蘭が渾身の一撃を入れようとする
春蘭「もらったーーー!!!!」
一刀「ここまでやって終われるかよーーー!!!」
一刀も無理矢理体を捻り春蘭の一撃にあわせるように斬撃を放つ、ふたつの刃が触れた瞬間爆発が起こる
春蘭「くはっ!」
春蘭は耐え切れず後ろに吹き飛ばされるが秋蘭がそれを受け止める
秋蘭「無事か姉者!」
春蘭「あぁ…なんとかな」
季衣「やりましたかね」
春蘭「いや、まだだ…」
そう言って春蘭は立ち上がり「七星餓狼」を構えなおし砂煙の立ち込める正面を見据える
秋蘭と季衣も「餓狼爪」、「岩打武反魔」をかまえる、すると砂煙の中からゆっくりと立ち上がる影が一つ、その両脇に寄り添うように控える影が二つ、気がつけばこの戦場で立っているのは一刀、月光、雷電、春蘭、秋蘭、季衣、華琳、桂花、そして魏の華琳の守護を担当する兵5万だけとなっていた
一刀はいたるところから血をながし、月光と雷電の体には二、三本、矢が刺さっていた
そんな中春蘭が叫ぶ
春蘭「北郷一刀よ、その武、もはや尊敬の念をいだくほどだ!!」
一刀はその言葉を黙って聞く
春蘭「その武を見込んで話がある!!我らが魏に降る気はないか?そこまでの武をこんなところで失うのは惜しい」
秋蘭「そうだな…今降伏すると言うなら私からも華琳様に頼もう」
季衣「もっとも華琳様は有能な武将をその場の感情やなんかで殺すような人じゃないからきっと平気だと思うけどね」
そんなことを三人が言っていると
華琳「その通りよ季衣、北郷、私の元に来なさい、あなたはこんなところで死んでいい武人じゃないわ」
一刀「何言ってんだか…俺が忠誠を誓ってんのは陽蓮だけだっての、それに俺はもうこっちでたくさんの守りたいものがあるんでね」
華琳「それもあなたが死んでしまっては意味がないんじゃないかしら?」
一刀「俺は誇り高き虎の子だ…愛するやつらのためにならこの魂、いくらでも削ろう」
そう言って一刀は「双虎牙戟」を構えなおし
一刀「来いよ…」
華琳「どうやら降伏する気はないみたいね、残念だわ」
そう言って華琳は「絶」を振り下ろす、それと同時に残りの兵が一斉に一刀に襲い掛かる
一刀「「双虎牙戟」よ俺にもっと力をくれ!!血だけで足りないならこの魂をくれてやる!!だから俺に愛する国を、愛する笑顔を、愛する者達を守れるだけの力をくれ!!」
すると一刀に変化が起こる、一刀の髪や眼が深紅に染まり「双虎牙戟」の玉も真っ赤に燃え上がる
一刀「■■■■■■■ーーーー!!!!」
月光&雷電「「■■■■■■■ーーーー!!!!」」
一刀に共鳴するように月光と雷電も吼える、そして両者は再びぶつかる、その魂を賭けて
三日後
やっと華琳達に追いついた陽蓮達は目の前の光景に絶句する
雪蓮「これは…一刀がやったのかしら?」
陽蓮「そう考えるのが普通だろうな…」
陽蓮達の目の前にあるのは魏の兵の死体の山、山、山、こんな光景だけを見ていたら頭がおかしくなりそうだった
琥珀「それよりも一刀はどこだよ!!」
琥珀の一言に皆我に返ると一刀の捜索を始めるが、すぐに見つかる、一刀は華琳、桂花、春蘭、秋蘭、季衣を縄で縛りそれを月光と雷電と交代で見張りをしていた
陽蓮「一刀!!」
一刀「陽蓮!!」
陽蓮は一刀の胸に飛び込んだ
陽蓮「この馬鹿者が!!なんで一人でいったんだよ!!」
一刀「ごめんね陽蓮、でもあそこで下手に皆を心配させたくなくて…」
陽蓮「黙ってこんな危ないことをするほうがよっぽど心配だ!!」
陽蓮は涙目で一刀を見上げるとそのままキスをする
一刀「ん…」
陽蓮「ぷはぁ…いまはこれで許してやる」
一刀「ごめんね陽蓮、それに皆も」
雪蓮「結果としては良かったけど、もう二度とこんなことはしないでよ」
そう言って雪蓮は一刀の頬に軽い口づけをする
蓮華「馬鹿…ほんとに馬鹿…」
蓮華は一刀にデコピンをすると雪蓮と同じように頬に口づけをする
小蓮「一刀は私のお婿さんなんだからシャオに黙って行動しちゃダメでしょ!!」
一刀「ごめんって」
小蓮「じゃあ~一刀から口付けしてくれたら許してあげる」
そう言われた一刀は小蓮の頬に口づけをする
小蓮「ぶ~、なんで頬っぺたなの~!!」
小蓮は文句を言っていた
思春「…………………………………」
思春は黙って一刀の袖をつかんで放さなかった
明命「一刀様は人に心配をかけ過ぎです!!」
そう言いながらも明命も一刀の頬に口づけをする
亜莎「仕方がなかったとはいえもう少し一刀様は自分を労わってください」
亜莎もまた文句を言いながらも一刀に口付けをする
薫「一刀しゃま~~」
薫は一刀が心配すぎて自我が半分崩壊していて、一刀に抱きつきながらキスの嵐を降らす
一刀「ちょっと薫!!」
一刀はなんとか薫を引き離し頭を撫でる、するとそこに琥珀が話しかけてきた
琥珀「ったく、薫がいなけりゃあたいが薫の位置にいたのに」
一刀「いまの俺は二人同時でも大歓迎だよ」
琥珀「それじゃお言葉に甘えて」
そう言って琥珀は一刀に抱きつくと唇にキスをする
琥珀「やっぱり一刀の匂いは落ち着くな」
一刀「ありがと」
祭「一刀よ…」
一刀「祭さん、ご無事で」
祭「おぬしもな、お互い悪運は強いようじゃな」
一刀「そうみたいですね」
そこまで言って二人は惹きあうかのように口付けを交わす
穏「一刀さんお疲れ様ですね~」
穏は一刀に軽くキスする
一刀「穏もおつかれ、まぁこれからが忙しいんだけどね」
穏「それはお互い様ですよ」
冥琳「まったく、いつまで待たせる気だ一刀」
一刀「ごめんね冥琳、体調はどう?」
冥琳「あぁ、おかげで今まで病気だったのが嘘のように気持ちいいぞ」
一刀「それはよかった」
冥琳「だがな一刀、私が生きながらえてもお前のいない世界はつまらんものになりそうだから…だから…」
冥琳は涙を流しながら言う
冥琳「頼むから傍にいてくれ…」
一刀「もちろん…」
一刀は冥琳にそっと口付けを交わす
華琳「いつまで甘い空気を流しとくのかしら?」
陽蓮「なんだ、もうちょっと待てないのか?」
華琳「無理」
陽蓮「まぁいっか、それで、まだ続けるか?」
華琳「まさか、これ以上やっても国が衰えるだけで何も生まれやしないわよ」
陽蓮「蜀はどうするんだ?」
桃香「私達もこれで終わりにしたいと思ってます、これ以上戦う意味がないですから」
陽蓮「そうか、では…」
陽蓮&桃香「「勝ち鬨を上げろーーーーー!!!!!!!!!!」」
全員「「「オォォォォォォーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」」」
この日戦乱の時代は終わりを告げた
長沙・宴会
大陸の戦乱の時代が終わりを告げた日の夜、長安の城では飲めや騒げやの大宴会が行われていた
各国の武将が立場もなにも気にせずに騒いでいる、一刀はそんな皆の姿をみて少し寂しさが残る
一刀(もうお終いか…まぁあんだけ無理すればこうなるよな…)
そう言って一刀は自分の右手を見る、するとその手は透けていて反対側が少し見えていた
一刀(ごめんね皆、いきなり皆に言われたこと破っちゃいそうだな)
一刀は席を立ち一人城壁に向かう
陽蓮「一刀?どうしたんだ?」
陽蓮は一刀の様子が気になり追おうとする
雪蓮「あれ?母さん、どこ行くの?」
陽蓮「厠!」
陽蓮の一言に笑いが起こる
城壁の上
陽蓮「一刀、こんなところで何をしてるんだ?」
陽蓮が声をかけると一刀は少しだけ肩を震わせた
一刀「なんでこんなときだけ…」
その呟きは陽蓮には届かず
陽蓮「だからどうし…!!一刀、その腕…」
すでに一刀の両腕、そして両足は光の粒に変化を始めていたところだった
陽蓮「おい一刀、なんだそれは新しい技か、なぁなんで消えていってるんだよ」
陽蓮の声は震えていて
一刀「帰らなきゃいけないみたいなんだ…」
だからこそ少年は振り返ることもできず、言葉に温もりも籠めず
一刀「俺は天の御使いだからさ、戦乱の時代が過ぎたら消えなきゃいけないんだってさ」
ただ現実を告げる
陽蓮「なにいってんだよ一刀、これからだぞ?これからみんなで好きなだけ酒飲んだり、武を競ったり、一緒に笑ったりできるんだぞ」
一人の君主はすでに一人の女で
陽蓮「なのになんでいなくなるとか言ってんだよ」
その女が望むものはただ一つで
一刀「楽しそうだな~、でも俺はそこには居れない、だから俺の分も皆が笑ってよ」
現実を告げる少年もわかっている、自分が本当は何を望んでいるのかを
一刀「俺はちゃんとみんなのこと見てるから…」
でもそれを言ってしまうと自分が崩れそうで
一刀「だから…さよならだ…」
陽蓮「一刀!!!」
懸命に少女は手を伸ばすけど少年はつかめない、つかんだはずの光の粒も手をすり抜けて上ってく、天高く上ってく、手が届かなくなるまで
陽蓮「一刀…一刀…」
女は静かに涙をこぼす、声を殺して静かに泣いた、まるで少年の分まで涙を流しているようだった
しばらくして女は泣き止み君主の顔に戻る、自分はもう十分に泣いた、悲しんだ、次はその悲しみを受け止める番だ
そう決意して女は歩き出す
次の日の朝議にて陽蓮は呉の皆に一刀が消えたことを告げた、その際ある者は怒り、ある者は泣き、ある者は耐えていた、またある者は陽蓮に襲い掛かりもした、それほどまでに彼女達の中で北郷一刀は大きな存在となっていた
この日を境にしばらく呉の機能は著しく低下するが他の国の支えもあり何とか立て直していった。
そして3年の月日は流れ、今一つの流星が落ちようとしていた
完
どうもkarasuです
いかがだったでしょうか?今回は私の書いた一刀くんに登場していただきました
へたくそで申し訳ない…これもはや一刀くんじゃないよね…orz
たぶん挿絵もこれきりですので許してください
一応これにて呉√も完結となりましたがいつぞやのここで書いたように呉のアフターストーリーを書かせていただいてもよろしいでしょうかね??
それとも単発をみたいというかたがいますかね?もし単発を希望の方がいらっしゃった場合こっそりと私にショートメールかなんかでネタを授けてくれると私は飛び跳ねながら頑張りますよ
ここまで読んでくださりまことにありがとうございました。これから続くかどうかはわかりませんがもし続いた場合は相変わらずほそぼそと続けさせていただきたいと思っていますので、応援してくださると嬉しいです。ほんとうにありがとうございました。
ここからはコメをくださった大佐への感謝というか独り言です
st205gt4大佐;一作品目の1コメ、それにいつもコメントくださりまことにありがとうございました
刀大佐;いつもコメントありがとうございました。ほんとに感謝です
@@大佐;コメント感謝、大佐にも感謝!
motomaru大佐;いつもコメントありがとうございました、感謝してもしきれませんね
nanashiの人大佐;多くの指示にはほんとに感謝しています、これからもし私が作品を投稿したときにはお世話になるかもしれません
gesto大佐;コメントありがとうございました。これからもよろしくできたらいいなと思います
双花大佐;コメントありがとうございました。本当なら直にあって御礼したいですよね
ブックマン大佐;多くのコメントありがとうございます。黒虎の名づけ親にもなってくださいましたありがとうございました。
munimuni大佐;最後まで名前がひわ…ゲフンゲフン、なんでもないですよ、こめんと感謝です
andou kiyohiko大佐;こめんと感謝です。すっごく感謝です
ヒトヤ大佐;多くの指示をありがとうございました。これからもよろしくしたいです。
iackry大佐;いつもコメントありがとうございます。ヤヴァイクライ感謝です
トーヤ大佐;多くのコメントに私が泣いた
降下獅兵大佐;泣きすぎて危うく飛びそうになりましたけどね~wwほんとにかんしゃのきもちで一杯です!!
真大佐;コメントありがとうございました、とってもうれしかったです。
リアルG大佐;黒虎の名前は最後まで悩んでました、できれば両方取りたかったのですがそうもいきませんでした、いつも感謝しています
キラ・リョウ大佐;いつも誤字報告感謝です、ミスが多くてすみませんでした。たぶんこれからもミスります
ティリ大佐;コメント感謝、感謝感謝感謝感謝ーーーー!!!!!
紅蓮大佐;いつも的確な指示ありがとうございました。これからもし私が作品を上げることがありましたらそのときもよろしくお願いします。
コウ大佐;コメントありがとうです。楽しんでいただけてたら嬉しいです。
とらいえっじ大佐;コメントしてくださりありがとうございました。
悪来大佐;コメント感謝です。これまでの作品を楽しんでいただけてたら幸いです。
闇羽大佐;拠点にて大佐が特訓開始だ!!と言い出したのをいまだに覚えてますよ…ふふふ。いつも読んでくださり本当にありがとうございました
最上那智大佐;できればコーラを返してあげたいところですが残念なことに無理そうですww代わりと言ってはコーラに失礼かもしれませんが私の作品にて我慢してくだされば幸いです
リュウガ大佐;読んでくださりまことに感謝です。ほんとうに嬉しいです
フェイト大佐;もうこの名前からして私と気が合いそうな感じでした。(馴れ馴れしくてすいませんorz
ロワイン大佐;コメントありがとうございました、これからも読んでいただけるような作品を書きます
北斗七星大佐;コメントありがとうございました。orz
リシャール大佐;コメ感謝感激です
TETUKO大佐;まさかここにTE○○KOの部屋が現れるとはorzコメント感謝です
DA大佐;私は英語ダメなんです!! GOING MY WAY??さっぱりですなwwwコメに感謝
セイン大佐;コメントありがとうございました。まじに感謝です
通りすがりの駄目人間大佐;これは私のことを言ってるとしか思えない名前でしたねコメ感謝
睡眠不足1;まさしく今の私コメ感謝
武御雷大佐;コメに激しく感謝!!
ハイドラ大佐:いつも誤字報告ありがとうございました。楽しんでいただけてたら幸いです
雪蓮の虜大佐;雪蓮と冥琳の次に惚れた虎さんはいかがでしたか??
摩天楼銀河大佐;コメに感謝、激烈感謝!!
投影大佐;いつも指示に感謝しています、ありがとうございました
猫大佐;気に入っていただけてたらなによりです、私も猫さんの作品は読んでますコメントに感謝です
kazuki大佐;コメントありがとうございました。涙流しながら感謝
ルーデル大佐;一刀はほんとうに恐ろしい子なんです、だってハーレム男だもん…コメに感謝を
cheat大佐;コメントに感謝、大佐に敬礼!!
クォーツ大佐;私も一刀くんの強い姿がいがいといいものだと皆さんに知ってほしくてこの作品を始めました、伝わっていたら幸いですね
かもくん大佐;大佐も最高ーーーー!!!
霧咲猫大佐;続きが楽しみだと感じていただけたようで何よりでした。
brid大佐;過激なコメに感謝
pomuo大佐;コメに感謝をば
みり大佐;ご指摘ありがとうございました。こめに感謝を
覇炎大佐;コメに感謝ーーー!!!!
鎧王大佐;いつも誤字報告感謝です、ありがとうございました
レイド大佐;コメントニカンシャデスネ~
黒神大佐;niceコメント~!!!!
伏宮真華大佐;コメントに感謝orz
sion大佐;私がこの作品を投稿したいと思うようになったきっかけの作品はsion大佐の作品を見たことも刺激となりました、感謝
げんこつ大佐;コメントに感謝感激雨霰
拾参拾伍拾大佐;大佐の意見で琥珀は生まれました
ガンセキ大佐;アンケートはもうちょっとしぼってから答えましょう
COMBATO2大佐;コメに感謝
NON大佐;コメントありがとうございました
カピバラ大佐;コメント感謝どぅえす
三悪大佐;この名前はあの三馬鹿トリオのことなのか?
ROXSAS大佐;コメに感謝、大佐にもすっごく感謝
しん大佐;熟女ペアか…物好きめ、気持ちは分かるけど
仁大佐;素直な思春はいかがでしたか?
Rion大佐;コメント感謝でした。あざーーす!!
だめぱんだ♪大佐;いつも指示ありがとうございました、これからもよろしくするかもしれません。
XOP大佐;コメに感謝、すっごく感謝!!
vongola726大佐;なんとなくはすごく大事だと私は思う
バッキー大佐;オリキャラのビジュアルですがあまり詳しくは説明できなくてすんませんでした
イタチ大佐;コメント感謝♪
霊皇大佐;米米感謝
狼来大佐;誤字報告に感謝!!
まめちー大佐;コメに感謝ですたい
猫羅武大佐;私は猫LOVEです
春河大佐;春は花粉飛びますよね…つらいんですよ、コメに感謝を
ж大佐;どう打てばこの記号はでるのだろうか??
須藤 翔大佐;コメント感謝です!!
御剣大佐;コメ感謝感謝超感謝!!!
他にも多くの方にコメをいただきましたがこれが限界です…
ほんとうにありがとうございました、これからも気持ち的には続けて逝きたいと思っておりますのでよろしくお願いします。
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投稿です
ほんとは22に投稿したかったのですが無理でした
過度な期待はせずに生暖かい眼で見ましょう
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