No.965320

東方天変陽 第五話・東方海O震 ~ Sea an orgasm. 4面(雨樋スカーレット)

幻想郷の東方。
そこにある草原郷が龍神様によって水没させられてしまった。
その水没した辺りを水源郷と賢者は定めた。
その水没して出来た海のような湖を界面湖と言う。
その界面湖と水源郷を巡る話。

2018-08-29 10:44:31 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:305   閲覧ユーザー数:305

四面

 

 

界面湖の淵へと雨樋は来た。

淵は黒くて深淵と呼ぶのがふさわしい様相だった。

 

その淵でも妖精(♀)とアラサラウス(♀)は変わらず現れた。

地道にショットで雨樋はそれらを掃討する。

 

それらが全滅した頃、雨樋は派手な服装の女性を見つけた。

 

「あなたは誰なのかしら?」

 

「私は変陽。この水源郷の住民よ。ちなみに妖怪。」

 

「奇遇ね。私も妖怪だけれど、(自覚)あなたとは違って高度な妖怪なの。

なぜか分かる?」

 

雨樋は嫌味のない軽快な口ぶりで話す。

変陽も不快感を感じる事はなく、返事を返す。

 

「あなたが高度な妖怪でも、タメはいいよね。なら、ここに何をしに来たの。」

 

どうやら、変陽は対面として警戒しているようだ。

 

「私は友人の静玉に会いに来たついでに、空寝に用があるの。そうだ。空寝を知らないかしら?」

 

「空寝は私の友人だよ? 空寝には手を出させないよ。空寝のプライドはずたずただからね。」

 

「じゃあ、戦争ごっこと行こうかしら。」

 

第一のスペルカードが発動する。

 

最期のスペルカードを雨樋が避けきる。

 

「大丈夫? 戦争って言っても頭が弾けたりしないものね。」

 

「ごっこ遊びだからね。それより、静玉と友人なら教える事もないよね。」

 

「ええ、行っていいわよ。」

 

「じゃ、またね。」


 
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