三面
雨樋は恐らく、このゲーム式の小説のラスボスをしているだろう静玉に教えてもらった道順で進む。
静玉にもらった地図も見ながらも時々、湖面に映った暑い暑い太陽をにらみつける。
兵器を持った妖精(♀)と一緒にアラサラウス(♀)もわき始める。
その大軍を相手に雨樋はボムを放つ。
大軍を殲滅し、満足げな笑顔を浮かべる雨樋。
フェイクオブフランドール「随分、満足げね。」
金髪の少女がその雨樋に話しかける。
雨樋は?マークを浮かべてこう独り言する。
雨樋「私の姪の妹様ではない?」
フ「私はフランドール、というよりはフランドールの偽物よ。あなたの姪の妹様の偽物よ。」
その独り言を目ざとく拾う少女”フランドール”。
雨「偽物というよりはそっくりさんでもいいかもね。その偽物さんが私に何があるのかしら?」
フ「別に用はないの。ただ一緒に遊んでもらえたらと思って。」
雨「やっぱり、妹様の偽物ね。」
フ「で、どう? 私と遊ぶ??」
雨「もちろんスペルカードルールで遊びましょう。」
第一のスペルカードが発動する。
最期のスペルカードを雨樋が避けきる。
「どうだったかしら? 楽しかった??」
「まあまあね。それなりに。」
「私達、友達みたいね。」
「えっ? 戦争ごっこしているのに???」
「戦争ごっこ? もしかして、一対一の将棋みたいな戦争ごっこのつもりだった????」
「もちろん。全力で兵器も使っていたし。」
「殺す気だったのね。道理で画面が騒がしいと思った。」
「(それにしても、空寝はどこかしら?????)」
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幻想郷の東方。
そこにある草原郷が龍神様によって水没させられてしまった。
その水没した辺りを水源郷と賢者は定めた。
その水没して出来た海のような湖を界面湖と言う。
その界面湖と水源郷を巡る話。