No.96304

真剣で私に恋しなさい!!  ―――if story――― 7話「 一人でいる寂しさ、そして出会い 前編」

七話目です……最近お忙しく更新が遅れ気味です…

2009-09-20 01:43:56 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:4005   閲覧ユーザー数:3543

7話「 一人でいる寂しさ、そして出会い 前編」

 

 

 

―――― 小雪 side ――――

 

僕はいつでも一人だった。学校でも他の子から菌扱いされ誰も僕に近づいてこようともしなかった。

 

家でも母親からのいじめを受けていたため、部屋の片隅にいることが多かった。

 

「……………ど…どうして?どうして僕だけこのような目にあうの?」

 

今日も家での食事はなかった。そのため、

 

――――――――――――ぐるるるるぅ~~

 

「うう!」

 

今もお腹を空かしている。

 

でも、家の中に出歩いて母親に見つかると、またいじめられる。

 

「お母さんのことは好きなのに」

 

わからなかった、どうして今まで僕が母親に嫌われているかについて

 

「でも………、もう一人はいやだよぅ~~」

 

お腹が減るのは、まだ我慢することはできる。

 

だけど、一人でいるというのはそろそろ耐えきれることができなくなっていくのを僕は感じられていた。

 

そのため………

 

「ともだ……ち、がほしい」

 

自分の学校はダメだ。あそこではおそらく誰も僕に近づいて来ないだろう。

 

だから、そこの区域ではない友達を作るしかない、と僕はかんがえた

 

さっそく、そうしようと思い、僕は立ち上がり家から出た。

 

「………………………………いってきます」

 

当然のことながら、この返事に母親は答えてくれない。

 

いや、多分聞こえていたら僕を外に出してくれないだろう……

 

 

――――――――そして僕は歩き出す

 

 

そして僕は原っぱに出る。

 

「うわぁーーー!広いな~~」

 

そこに来て思ったことは自分が想像していたよりも広いということだった。

 

この一瞬は僕の腹がすかなく感じた。

 

よく見るとここで自分と同じくらいの子たちが遊んでいるのが見える。

 

「ぼ………僕も、仲間に入れてもらえるかな?」

 

そのことを期待して、僕は少年グループに近づいた

 

 

 

 

 

 

自分から声をかけることは、緊張する。

 

(もし、おともだちになってくれなかったらどうしよう)

 

そのような思いをしながら少しずつ少しずつ近づいていく

 

(ううん!そういうふうに思っちゃだめだよ)

 

今日こそ僕は友達を作るんだ

 

一歩を踏み出さないと

 

(それに……何かの本で『頑張れば何でもできる』って書いてあったし、大丈夫!大丈夫!)

 

そうして僕は声をかけた

 

 

 

その結果、

 

その少年少女グループの男の子は

 

「悪いな、定員オーバーだ」

 

と言った。

 

そのことを聞いてすこしショックを受けたけど………

 

僕は諦めずそのグループに声をかけ続けたんだ。

 

その次の日もその次の日も

 

初めに声をかけてから三日が過ぎようとしたとき

 

その日も僕は声をかけに行ったんだ

 

(もしかしたら、何も持って行かなかったから仲間に入れてくれないのかもしれない)

 

そう思った僕は、自分の好物であるマシュマロを持っていった。

(今度こそ仲間に入れてもらうぞ~、今回は大丈夫)

 

自分の大好きな物をあげるのだから仲間に入れてもらえると信じきっていた僕がいた。

 

だけど………

 

「しつこいぞ!」

 

そう言った男の子は、僕が差し出そうとしていたマシュマロを手で払った

 

この瞬間、僕は中の何かが少し壊れてしまったみたいだ

 

地面に落っこったマシュマロを僕が拾っている間、声をかけた男の子は奥にいるグループの元に戻って行った。

 

「う……、ぐずっ」

 

泣き出しそうになったが我慢した 

 

拾い終わってから立ち上がり、僕は空き地から出る

 

 

 

 

 

 

その時、俯きながら歩く僕に誰かが声をかけた

 

「大丈夫ですか?」

 

声は僕の前から聞こえてくる

 

だけど僕は俯いていたため顔がわからない

 

顔をあげて、目の前にいたのは……

 

「ハンカチをどうぞ…」

 

と僕にハンカチを渡そうとしてくれる優しげな男の子と

 

「あーー」

 

と髪の毛の無い頭に手をおいて俯いている男の子?がいた。

 

あとがき

 

 

「…………あーーーー、だるい……」

 

「ったく、そんなこというな。ほら、アメやるから」

 

直江 大和と源 忠勝の二人が島津寮の食堂の椅子に座っていた。

 

「お、ありがと源ちゃん…(コロコロ)」

 

「べ、べつに!お前のこと元気つけるわけじゃないからな…ただ、そのような顔を見るとこっちもだるくなるから…」

 

「あーはいはい、わかってるよ。いつも、サンキュ…(コロコロ)」

 

そのように答えたが返事が無い……

 

気になって源ちゃんの方を大和が見ると……食堂の扉の方を凝視していた

 

「お、おいおい……睨んでいるぞ、あいつが…」

 

気になってそっちを見てみると、椎名 京がいた……

 

「うーーーーーーー!(大和×源か……、何かいいけど…私の大和は渡さない!)」

 

ってことで、

 

「大好きーーーーーー!大和ーーーー!」

 

京が襲い掛かってきた!

 

大和の選択肢

 

>避ける!

 

 抱きしめる!(エンドへ一直線?)

 

 源ちゃんに押し付ける!(ある意味バッドエンド)

 

 最終○器彼女を起動

 

 

 

 

 

間一髪京の攻めを避ける大和……

 

ズザザッ―――

 

当然ながら、空をきる京は床に倒れこむ……

 

「………、ごめん友達で…」

 

あくまで冷静な大和であった…

 

「う、でもそんな鬼畜の大和も好き(ぽっ)」

 

 

 

 

 

それを呆然とみる源さん……

 

「相変わらず、すごいな……お前達は……まぁ、いい今回は俺達が言う番だからな……。次回 『一人でいる寂しさ、そして出会い 後編』。」

 

「今回の俺はさすがにひどかった……(反省)」

 

「うん、しょーもない…次回で挽回だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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