No.959308

東方天変陽 第一話・龍神様の御活動3

幻想郷の東方。
そこにある草原郷が龍神様によって水没させられてしまった。
その水没した辺りを水源郷と賢者は定めた。
その水没して出来た海のような湖を界面湖と言う。
その界面湖と水源郷を巡る話。

2018-07-08 14:22:59 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:305   閲覧ユーザー数:305

アラサラウス(アイヌの怪物、東方天変陽では女性の姿をしている)の群れがあった。

それぞれ、水の上に飛んでいる。

妖精よりも体重が重く、妖精ほど軽快な飛び方はしない。

 

ここは、界面湖の中心部。

水源郷が出来た3日ほど後のことだ。

 

全員、女性の姿をしており、服を着てはいたが、性的特徴がありありと(うかが)えた。

突然、怒号のような大きな声が響く。

 

空寝「私の名は空寝!!私の下につく者はいるか!?」

 

空寝と名乗った(青い髪色と茶色の上下の上着を着た)女性に反応して、アラサラウス達はそれぞれ手のひらを振って味方にはならないことを示す。

 

空「そうか!ではここにいるアラサラウスは皆殺しにしよう。」

 

銃剣を持って、その剣先をアラサラウス達に向ける空寝。

人間であれば即死もあり得る武器だ。

 

辺りを銃声が聞く者の耳を蹂躙(じゅうりん)する。

撃たれたアラサラウスは痛みを(うった)えて四散し、半分程のアラサラウスが残り、仲間になると約束する。

その時の口約束はよく聞かなくては聞こえない。

なぜなら、アラサラウスの声は皆小さいからだ。

 

アラサラウス達「ソラネ、ソラネ。私達はあなたの方に付きます。どうか撃たないで・・・・。」

 

 

 

 

変陽という女性は剣を持ち、水源郷の外を飛ぶ。

そして、妖精達を上手い話に乗せて、妖精達を仲間にする。

みんな、血の気が荒いようだが、沢山の妖精達を集めることが出来たようだ。

 

 

変陽と空寝、二人は合流する。

二人は友人関係のようだ。

アラサラウス達と妖精達に好きなように武器を分け与えた。

武器を取り合うように引っさらっていくアラサラウスと妖精。

それを見ながら、変陽と空寝は・・・・

 

変「私は約20体の妖精を集めたから、数の多い私が勝ったよね。」

 

空「いや、私は約10体だが、アラサラウスの方が戦力は高いはずだから、私の勝ちだ。」

 

それぞれ、変陽は剣の使い方を。これはロングソード型の剣であり、真っ直ぐの(やいば)で戦いたい。そんな人外向けの一品だ。

空寝は銃剣の使い方を。これは通常の銃剣よりは長めの型の銃剣であり、発砲しなくても相手を蹂躙して戦いたい。そんな人外向けの一品だ。

―――合わせて両方を二人で教えている。

 

後に小戦争が起こる時、大将となる二人、変陽と空寝だ。

 

その変陽と空寝は水源郷が出来たその時から幻想入りした、初期メンバー組と言える。

変陽は単身で、空寝は一人の部下を連れて、幻想入りした。

 

二人は水源郷の(ぬし)、静玉に従っている。

変陽は静玉の為に、空寝は自分と部下の為に、このような戦争の準備をしているのだが、辺りに戦争をしたそうな所は存在しなかったため、ごっこ遊びと化している。

 

 

 

そんな現状があった。


 
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