No.957615

真・恋姫vivid&strike第一話

アサシンさん

小聖王と白隼

2018-06-24 06:59:17 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1386   閲覧ユーザー数:1337

 

 

 

 

稼いだ金の殆どを宝石貴金属に換えるか、孤児院への仕送り(匿名)に注ぎ込んだり。教会の見習い騎士達と木剣を振り回したり、シスターシャッハと共にカリムの相手をする事二年弱、八歳に成った自分は何時もの様に職場へ向かう道中

 

 

 

小さく幼い聖王と出会ってしまった

 

 

 

ヴェル「機動六課に聖王のクローン」

 

カリム「対ロストロギアとそれに関わる犯罪組織に対する少数精鋭部隊が。我が教会に眠っておられる聖王陛下の聖遺物で作られた幼女を保護、先ほど貴男があやしていた幼子がその子です」

 

ヴェル「なるほどなぁ、確かに金髪で緑と赤のオッドアイ。それにあの魔力光といい普通じゃないと思っていたが成程なぁ」

 

シャッハ「視たのですか?」

 

ヴェル「ああ、どうも普通じゃ無かったからな」

 

 

泣きべそ掻きながらママどこぉ?と患者が着る服一枚だけで裸足のまま教会内を彷徨っていたので速攻で保護して、お腹が鳴っていたので御飯を食べさせ今は個室でグッスリだ

部屋を出た所でシスターシャッハに連れられ騎士カリムからあの子の事に付いて聞いたところだ

 

 

カリム「今回の件について、我々聖王教会と機動六課によるあの子の保護と。背後に居る黒幕に対する今後の対策及び役割に関してですg・・・あら?」

 

シャッハ「ちょっ、騎士ヴェルどこへ?!」

 

 

ほんの僅かにだが、あの子が泣いている、それに拒絶の声が含まれていた・・・・・それ即ち

 

 

ヴェル「ヴィヴィが泣いている!賊だぁ!!ヴァール!」

 

ヴァール『保護対象の直ぐ側に三名の高魔力・高ランクデバイスを検知、ウチ一名が保護対象と接触。緊急事態と判断、敵対対象の脅威度を概算、特殊身体強化術式『血壊』使用時間を六百秒、並びに瞬間加速を五秒十回分セット。発動!(レーゼン!)』

 

 

シャッハに案内された部屋の壁を文字狼り蹴り破り。此処からヴィヴィの元までの最短ルートを性能が上がっているヴァールより先に見つけ。某アサシンの様に正規とは別の最短ルート、即ち屋根上等を一気に強化された身体能力で屋根や壁等を壊さない様最低限の注意をしつつ全力で駆ける

 

 

カリム「・・・・・ねぇシャッハ、そう言えばそろそろはやてたちが来る時間かしら?」

シャッハ「・・・・・そうですね」

カリム「シスターシャッハ!行って!」

シャッハ「ハッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後の出来事を説明させて欲しい

 

自分は自分専用のオリジナル身体強化術式、血壊を発動状態のまま窓からヴィヴィを寝かせていた部屋へステンドグラスを砕き突入。泣いて嫌がっているヴィヴィの手を握っているクソッタレ管理局のエリート様の証である白い制服を着た茶髪サイドテールの女を蹴り飛ばし。シーツに小さく丸まっているヴィヴィを片腕で抱きかかえ砕けたステンドグラスの元へ後退し、空いている片手でベルカ式対魔導師用魔力弾を生成し何時何時でも掃射可能状態を整えた所でガラスの破片が全て墜ちた

ヴィヴィが自分の首に手を回して抱きしめて来る間に管理局の狗三匹がバリアジャケットと展開どころか真っ黒な軍服を思わせる白いダサいマントを身に付けた金髪ツインテールの女が斬り掛かって来たので弾丸を維持したまま拳を握り振り降ろして来た戦斧の側面を殴り肩に直撃する軌道から外し肩の後ろの方から接触し吹っ飛ばした

三匹が陣形を組んでこちらを睨んで来る・・・が。どういう訳か自分の顔を視た瞬間驚いて固まりやがった。ついでに自分も一瞬硬直した、目の前に居る三人がヤヴァ過ぎたからだ、自分は魔力弾の数と質を増やしつつ空けた片手で泣き止んだが未だ顔を埋めているヴィヴィの頭を撫でて落ち着かせるも自分は内心焦っていた

 

 

ヴェル「『おいヴァール、コイツ等は』」

ヴァール『『機動六課の三大エース、高町なのは、フェイト・テスタロッサ・ハラオウン、八神はやて。枷こそ付けているもののAランク以上のSランク級の化物共だ』』

ヴェル「『なんでよりにもよってコイツ等が・・・・・ん?』」

ヴァール『『どうした?』』

ヴェル「『いや、あの悪魔のリンカーコアが・・・・・まぁ今は良い、それより今の騒音にウチの騎士達が来るまでどうやって時間を稼ぐ?』」

ヴァール『『バリアジャケット及び武装は?』』

ヴェル「『何時も通り無しだ、ヴィヴィを護る為に此処に突っ込んだが。お前達の使い所は今じゃない』」

ヴァール『『・・・はぁ、だったら今現在騎士達を率いてこちらに向かっているシスターシャッハが来るまで耐えろ』』

ヴェル「『血壊の残り時間は?』」

ヴァール『『残り五百五十秒、瞬間加速は残り五秒九回分だ』』

ヴェル「『十分だ』」

 

 

血壊で良く回る思考の中でヴァールと話し合った自分はシスターシャッハ達がヴィヴィを護り抜くと決め、ヴィヴィを抱きかかえ撫でる手は止めず、自分の周囲に展開している魔力弾をドリルの様に拘束回転したまま、動いた所で潰せるよう隻眼で捕え闘志を魔力に練り込みヴィヴィを怖がらせない様細心の注意を払い室内に魔力を充満させ死角を潰しシスターシャッハが来るまでお互いに膠着状態に成る様場の流を作った

幸いな事にその後戦闘らしい戦闘は起こらず突入時に一回加速しただけで血壊もシスターシャッハが騎士達と共に来てくれた御蔭で三百秒程維持しただけで済み、相手もバリアジャケットを解除しデバイスも待機状態に成ったところで自分は入って来た砕けたステンドグラスがあった場所から出て行く、何やら接敵の時から様子がおかしかった管理局をシスターシャッハと騎士達に任せ、自分はヴィヴィをある程度安全な場所へ、教会内の自分の執務室へ連れて行く

自分の執務室に入ってからもヴィヴィは離れてくれず、今は膝上に女の子座りで正面から首にガッチリ両手を回され首筋に顔を埋めている。自分?背中ポンポン頭ナデナデですが何か?

しばらくそのままヴァールと今回の強襲救助に付いて反省会と今後の課題等について話し合っていると入り口に騎士四名、シスターシャッハ一名・・・そしてヴィヴィを泣かせた管理局員と瞬時に自分に戦斧を振り下ろした女を感知した。ドアをノックして入れたのはシスターシャッハ一人だ、騎士達は入り口に二人、管理局員二匹の後ろに二人部屋から離れた位置で待機している、十中八九シスターシャッハの配慮だな。本当に助かる

シスターシャッハが持っていた書類を渡され目を通すと、其処には機動六課と合同でヴィヴィを護ろうと言う趣旨の内容が書かれている、元々今回の案件は機動六課の物であるが、保護した幼女が聖王陛下と教会とにかなり深く関わっている事も有りこちらにもこの案件に関わる理由が出来たとの事、ついでに騎士カリムが自分に伝えようとした話しの最重要部分は表向きの情報を与えつつヴィヴィの側に居て欲しいと言う事だった・・・・・機動六課最深部で

だが話しによると管理局の白い悪魔が既に泣きそうになっていたヴィヴィに手を差し出して号泣させ。止めに自分がヴィヴィを保護するために蹴り飛ばした。おまけに自分は大の管理局嫌いで相手の黄金の死神も自分に攻撃したと言う事も含めて初期の計画は白紙へ

 

 

 

ヴェル「それで外に居る二人は?ついでにもう一人居た筈ですが?」

シャッハ「騎士はやては先の騒ぎとコレからの計画について騎士カリムの所でお話しを、こちらに来ている高町なのは空尉とフェイト・T・ハラオウン執行官なのですが」

 

 

最後の夜天の書の主、歩くロストロギアは騎士カリムの元で話し合いを。悪魔と死神は手違いとは言えヴィヴィを泣かせてしまった事と自分に攻撃をした事に対する謝罪をしたいと此処に来たと・・・ふむ?

 

 

ヴェル「自分の事、説明しました?」

シャッハ「ええ、生理レベルで管理局を嫌っていると。それと騎士はやてもそうですけど、三人ともその御方と騎士ヴェルとも話しがしたいと」

ヴェル「解からん、二年程前にやらかした事がバレた?いやそれなら教会所属と言えども何かしらもっと大きく強引な動きがある筈・・・・・まさかただの善意と罪悪感?」

 

 

シスターシャッハへの返答でとりあえず断った、そもそも自分は管理局の人間とは徹頭徹尾関わり合いたくない、それも組織の内外問わず人気で戦力としても洒落に成らないあの三人とだなんて、自分から突っ込んで行ってしまった故に、表だけとは言え自分を完全に認識されてしまった

それに起きたヴィヴィにさっきの茶髪の女の人が会いに来ていると伝えるとまたギュッと抱き着いて顔を埋めたまま左右に頭を振った、アウトである。最悪自分の出自と左目の事を言ってもいいと伝えた。退室前にシスターシャッハから今後の事が決まっても緊急の時以外はしばらくヴィヴィと二人で過ごして欲しいと、それまで教会での仕事も免除してくれると騎士カリムがヴィヴィと自分の精神面の休息を許してくれた。本当に頭が上がらないし脚を向けて眠れない

シスターシャッハが退室して管理局の二人の元へ行ったところで、ベルカ領にある我が家へ転移魔法で飛んだ、勿論外からは解からない様、解かったとしても追跡や探知を不可能にする為の対魔導騎士用結界やらを起動して一定時間後に止まる様設定してからだ

聖王教会内執務室から我が家の転移専用の部屋に就いた自分はヴィヴィを自室へ招き入れ直ぐに戻ると伝え一度自室を後にする退室前にシスターシャッハから渡された裏の自分用の情報媒体をヴァール達にコピーさせたらサルベージ、情報を抜き取られ無い様に工房の焼却炉で溶かした

それを追えてたら台所で軽い軽食と茶菓子、ジュースと珈琲を用意して自室に戻りヴィヴィと御茶をした、尚ヴィヴィ様は自分の膝上から退いてくださらなかった、と言うか夜寝る時も最低自分の掌とくっ付いてないと眠れない様で。要するに家内でも数分、外だと一瞬たりとも離れられなくなってしまった・・・やっぱり管理局と件の賊の黒幕潰そう、物理的に♪

 

 

 

その日はヴィヴィに抱き着かれたまま、抱きしめて眠りに就いた、騎士カリムやシスターシャッハ達の御蔭で今しばらくはヴィヴィが増えた我が家で平穏に過ごせるだろう・・・・・・・・・・と。思っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして翌朝、自宅事拉致られた・・・・・自分で言っても意味が解からん。解からんので自宅事自分達を拉致ったアホに話しを聞こう

 

 

ヴェル「・・・で?なんで自分達を家ごと誘拐した」

 

紫髪の男性「私が作った聖王の複製体が懐いた君に興味が湧いたんだ、ああ。自己紹介が遅れたね、僕は管理局最高幹部の脳味噌共が作った無限の欲望にして管理局の巨悪その物。ジェイル・スカリエッティ、娘達にはドクターと呼ばれている、と言っても僕達は君に危害を加えるつもりはないから安心して欲しい。それと僕は既に調べて知っているけど改めて君の名を教えて欲しい」

 

ヴェル「・・・はぁ、孤児院出身で管理局嫌い。表向きは聖王教会所属騎士カリムの秘書兼世話係(遊び相手)裏は古代ベルカ式対応専用・汎用型デバイスコア生産者兼騎士カリム直轄騎士、マルチデバイス保有者兼デバイスマイスター。ヴェル・ファーゼだ、自分の事を調べていると言うなら過去の事も、自分の思考も理解していると?」

 

ジェイル「管理局嫌いに成った理由、出来事については特にね。さっきも言ったように君には深く興味が湧いし敵対何てつまらない事はしたくないんだ。僕は元来ただの科学者だからね」

 

ヴェル「それが何で娘?にドクターなんて呼ばれてるんだよ」

 

ジェイル「娘達を作ったのは僕だからね♪」

 

ヴェル「なにそれ?マジで?」

 

ジェイル「マジだよ、戦闘機人やプロジェクト・フェイトも大元は僕が作った」

 

ヴェル「機動六課のフェイト・テスタロッサ・ハラオウンにエリオ・モルディアン。そしてこの子か」ナデナデ

ヴィヴィオ「んみゅぅ~・・・・すぅすぅ」すやすや

 

ジェイル「そう言う事だね、特に彼女の母親プレシア・テスタロッサは僕から見ても良い人材だった。あの脳味噌たちの枷させなければアリシア・テスタロッサを目覚めさせるのを条件にスカウトしたかったよ」

 

ヴェル「その脳味噌?が管理局の不敗やらアンタを生み出した元凶か」

 

ジェイル「ジェイルと呼んでくれて構わないよ。そうだね、君の妹達をイジメ左目を奪った者を生み出した大元さ、僕が君達を此処に連れて来たのは君と敵対では無く中立又は味方の関係を築きたくてね。次にその子が高町なのはでは無く懐いた理由と君自身に付いて興味が湧いた、無限の欲望は伊達では無い。最後に君と機動六課が接触する事で起こりうる諍いや君自身がその子を護る為に間接的にでも脳味噌共の味方に付かれる可能性を潰したかったんだ」

 

ヴェル「自分の事は・・・まぁファーゼとでも呼んでくれ。理由は大体わかったがその脳味噌共って何?あのクソ管理局の最高幹部?ってどういう事だ?」

 

ジェイル「逆にファーゼに聞こう、古来より時の権力者共が老いた末に求めるモノは?」

 

ヴェル「あぁ~老害共が死にたくないから脳味噌だけに成ったと?バカじゃねぇの?!しかもバカみたいに権力持っているとか本当にブァ~カッじゃねぇの!!?」

 

ジェイル「うん♪僕もそう思うよ、だから君達を家ごと此処に招待するのと同時に脳味噌たちの世話をやっている潜入している娘が保護水槽に漂白剤をブチ込んどいたよ♪」

 

ヴェル「何ソレ超素晴らしい!・・・・・んで?俺は此処で何すりゃいいんだスカさん」

 

ジェイル「スカさん!?それに口調も砕けて来たね嬉しいよファーゼ!君敵に此処をどう思う?」

 

ヴェル「ん~・・・・・聖王教会の学者たちが狂喜乱舞しそうだな」

 

ジェイル「ファーゼ的には?」

 

ヴェル「大げさに言うなら古代の負の遺産、個人的には大金貰っても欲しくない骨董品」

 

ジェイル「ぶふぉっ!?あっはははははは♪そう!まさしくその通り!あの脳味噌共がその子を作れと私に依頼して来た理由こそが此処だ!!そして僕はこのつまらない古壺に手を加え様と思ったのだけれど娘共々そっちのセンス、感性がいまいちでね。良ければ意見や手出しをして欲しい!」

 

ヴェル「面白いな、聖王教会が昇天しちまうくらい面白おかしく作り直してやろうぜ、こんな物そのまま世に出したって碌な事に成らないからな。特に管理局とか管理局とか特に管理局とか、とりあえず朝飯食ってから考えよう、人手とか道具ある?」

 

ジェイル「人員も資材も僕に任せたまえ!僕のやる気も欲望の貯蔵も十分だとも♪」

 

 

 

シリアルさんが急に家出して、ギャグさんがやって来た。何処かの駄神が『どうしてこうなった!?』と頭抱えている姿が見えた気がするがまぁどうでもいい

ジェイルと娘さん達に仲間?を家に招待し朝食の準備を始める頃には起きたヴィヴィと一緒に朝食を作る、ヴィヴィにはサラダのレタスを千切る大仕事を頼んだ。家の中に二桁以上の人が来て賑やかな朝食を摂るのは初めてで、孤児院とはまた違った暖かさを感じた

 

 

 

次回、魔法少女リリカルなのはStriker編 最しゅ・・・『おい!もう修正出来ないレb・・・』駄神さんが退室されました♪

 

 

 

 

 


 
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